#1 入学式
講堂、広すぎ。何この体育館三つ分くらいの空間。
天井には意味わかんねぇ魔法陣。ステージに立つ校長はガタイが熊。偉そうな雰囲気の生徒たち(生徒会?)は、真面目そうなのからチャラそうな奴まで取り揃えている。
とりあえず、席に座るか…って、隣の席に火の気配。
「よっ、お前も新入生?」
軽いが落ち着いている声。
赤い髪が揺れて、様になってる。ぜってー強そう。
「俺は篝火 昴。……あ〜、名前だけだとピンとこないよな。2位の奴、な」
ほれみたことか。
「開幕で順位名乗る人、初めて見たんだけど」
「いや今日はさ、1位の子が挨拶するだろ?予習ってことで」
テンション軽いな。入学式で出会って初対面。ま、友達ってこうやって作るんだよな。
「で、お前は?」
多分、順位を聞かれてるんだよなこれ…答えたくないから名乗るだけでいいや。
「天竜 玲磁」
「玲磁ね、よろしく。何位?」
いやほんとド直球だな。
「いや、その……聞かれても困るんだけど……」
「遠慮すんなよ!」
「……150位」
「最下位じゃねーか!!」
「だから言いたくなかったんだよ…!」
初対面からめっちゃ距離が近いけど、悪い人じゃなさそうだしまあいいや。
登場人物紹介
●天竜 玲磁
【性別】男
【適性】?
【総合順位】150位/150人
【学科】未受験/150人
【実技】150位/150人
【髪】黒・銀メッシュ
【瞳】銀色
学科は寝坊して受けられなかった。イタズラ好き。
なぜ合格したのかは自分でもよくわかっていないが、1位を目指す意欲は一応ある。
●篝火 昴
【性別】男
【適性】火
【総合順位】2位/150人
【学科】3位/150人
【実技】2位/150人
【髪】赤色
【瞳】赤色
一般家庭出身ながら、生まれつき火の適性が強く、独学で学年総合2位の座を掴んだ。
砕けた口調だが紳士的な性格で、相手へのリスペクトを持って接する良識派。




