表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

ストーカー(ホラー)

 ミツコは悩んでいた。

 数日前から視線を感じたり、家の物の配置が変わっている。そんな不気味な現象に。

 何度も警察に訴えようかと思ったが、ただの思い過ごしで行くのも恥ずかしい。

 しかし、不気味な現象は毎日のように起きて、ミツコの精神を確実に蝕んでいた。

 

 その日は夜が遅くなって、ミツコは道を歩いていた。珍しく感じない視線にほっとして顔を上げると、自分の家の電気が付いているのが見えた。

 胸騒ぎがしてミツコは携帯を出す。

「大丈夫ですか?」

 ふと声がして、ミツコは勢いよく振り向いた。

 そこにいたのは近所に住むであろう男子高校生だった。帰宅途中なのだろう。自転車を押している。

「……あ、いえ……」

「……あれ? 大森さん? 家に電気が付いているから、てっきり帰ったとばかりに……」

 ミツコは目を伏せて事情を説明する。すると高校生は少し考えた後に口を開いた。

「だったら僕の家に行きません?」

 ミツコは少し考える。いくらなんでも大人が高校生の家に住むことは問題がある気がするが。いやでも、今帰ってストーカーと鉢合わせをしたくない。

 少し考えて、ミツコは高校生の提案を呑むことにした。


 月の明かりが彼の顔を照らす。

 ミツコはそれを見て声を失った。

 高校生だと思っていたそれは、明らかに皺がある中年男性だったからだ。それに――彼の持っている鞄は、昔に捨てたはずのミツコの学生鞄だった。

しばらく土曜日のみの更新になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ