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オムレツサンド(グルメ)

 その喫茶店はこぢんまりとしてはいるものの、サンドイッチが絶品であった。そのため、彼女はよくその喫茶店に通っていた。

 そして今日も、彼女はその喫茶店でサンドイッチを食べていた。

 オムレツを少し焼いたパンで挟んだ、素朴だけれど絶品な卵サンドだ。バターの優しい香りがするそのオムレツには、とろりとしたチーズが入っている。そのおかげで、そのチーズの酸味が卵やパンによく合っていた。

 彼女は店主を見る。すっかり顔馴染みになってしまった二人は、時折世間話をしたりする仲になっていた。

「そうだ。私のサンドイッチの作り方を教えてあげるよ」

 彼女は店主を見る。

 店主は淡く笑い、少し焦げたフライパンを見せた。

 彼女は店主に促されるままに厨房に入る。こじんまりとした厨房から、珈琲の匂いが漂っていた。

 卵を軽く混ぜ、少し固まって来たら形を整え、チーズを入れる。

「バターを焦がさないのが成功のコツだよ」

 店主は言いながら、手慣れたように形を整え、近くの皿に置く。

 綺麗な形のオムレツを見て、彼女は目を輝かせた。


 数年後、その喫茶店を若い女が継いだ。その女が作るオムレツは、昔ながらの懐かしい味わいがするという。

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