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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第三章 解明編

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69/87

69 Re:Change!……?

小西丈 主人公

レナード ユートピアの長

マシュー

ビータ

「やぁ、こんなところで会うとは奇遇だね」

 黒のロングコートを羽織ったイケオジ風の見た目のレナード。

 ここに来ることが分かっていたかのような口振りであった。

「ついにここが君に見つかるとは…いつかはバレるとは思っていたが」

「その口振り、隠す気は毛頭無いみたいだな!」

 丈はその場からなんとか立ち上がり、レナードと相対した。レナードの目線は見つめるダイヤから、顔だけを丈に向けた。

「ああ、もう君は用済みだからな。ジョージ…いや?"小西丈"君だったかな?」

「なっっ!!??」

 (何故レナードがおれのことを知っているんだ…!)

レナードは嘲笑うかのような笑みで丈を見つめた。丈は予想外のことに思わず狼狽えてしまった。

「ふふふ、君も隠す気は毛頭無いみたいだね?」

「な、なんで知ってるんだ…」

 レナードは変わらずカプセルに座り話し始めた。

「見ろ、綺麗だろう?この美しく上品な輝き!」

 レナードは片手一杯に持てるほどの大きさのラウンドブリリアントの形をしたダイヤモンドを丈に見せつけた。今までのレナードとは口調が変わり、声が低く粘り気のあった。

 驚きと恐ろしさが丈を襲い始めてきた。

「私はね、平和を望んでいる。そして、このダイヤモンドのような美しい世界を目指しているんだよ。そのための犠牲は厭わない、たとえ人の人生だろうと…!」

「何を言っているんだ…」

「何故君の正体を知っているの質問に答えよう。そこ答えがある、見てみるといい。そして全てを知るといい」

 レナードは丈から目線を外し少し左を見た。そこにはカプセルがある。しかし、そのカプセルは開いており誰もいない。

だが、ナンバリングがされていた。それも日本語で…

 書かれている言葉をなぞりながら読んだ丈。読みながら次第に息が荒くなり汗が滴ってきた。


 「被…験者番号0001 小西…丈…」

 丈は全身の力が抜けるかのように、膝から崩れ落ちた。その表情に満足したかのようにレナードは続けた。

「君も知っているだろうが、元々 空中都市ユートピアは侵攻してきたライフから逃れるため造られたものだ。そして人類の叡智を搭載している。この部屋もその1つだ。今から数百年も前の遺産だがな、有効活用してもらってるよ」

「……!?」

 レナードの言葉に少しずつ事の顛末がみえてきた丈。

「分かってきたか?君は今から数百年も前の人間なのだよ」

 丈は走馬灯かのように、工事中の鉄骨が落ちてから目を覚ましてからの記憶が脳を巡った。

今まで感じていた違和感、既視感の謎が一気にパスルのピースがはまったように解けた。

 

 そう、小西丈は鉄骨落下による異世界転生などしていなかった。あの事故から人体冷凍され数百年もの間眠っていたのだ。

 小西丈として生きていた時代から、何世紀も経ち現代に蘇った。

「はっ…!はっ…!はっ…!」

 丈は真実に耐えきれず、過呼吸のように正常に呼吸が出来なかった。

「数百年も眠っていた君を起こしたのには理由があるが聞くか?まぁ、取り乱している今は答えられないか」

「民を乗せ空へ旅立ったユートピアは、当初は混乱に包まれていた。だが、それを治めていたのはジョージ…もちろん君ではない。本当のジョージだ、地上で見たのだろう?見た目が同じの人物を」


「ユートピアの民はジョージを英雄、象徴として崇め落ち着きを見せていた。しかし、ユートピアの秘密兵器 理想郷の一雫に巻き込まれ死んだと思った私は混乱を招かぬよう、新たな象徴をたてる必要があると感じた。それで白刃の矢をたてたのは、ジョージの息子ジェームズだった。だが、当時のジェームズはあまりにも幼かった。成長するまでの繋ぎをつくり待つ必要があった」


「だが、既存の人物にユートピアの象徴の代役を任せられる者はいなかった。その時この部屋のことを思い出した。ここは誰が何をされてようが気づかれず、用が済めば使い捨てれることができる要因を…そう、象徴の代役(偽物)をもね。君の顔をジェームズに変えて眠りから醒ませた」


「誤算であったが、ジェームズも地上へ降り十分に熟した。そして、本物のジョージが生きていたと分かった今、君の利用価値も存在意義の無くなったんだよ!」


 その時ドアを強く開ける音がした。マシューとビータが飛び込んできた。マシューは近くに膝から崩れ落ちていてる丈を発見し、駆け寄り肩を揺するが放心状態で反応がなかった。

「はぁはぁはぁ、キャプテン!どうした!?」

「おやおや、また1人長年の眠りから冷めた者が増えたなぁ」

 レナードが座っていたカプセルのナンバリングには、被験者番号0120 マシュー・ギャラビラ・ジョナサンズとあった。マシューの丈同様に人体冷凍保存を受けており、布施(第2章参照)が居なくなった後釜として起こされたのである。

「レナード…!まさか…」

「そうだ、彼もいましがた自分の真実を知ったところだ」

「キャプ…丈」

 全てを悟ったマシューは、揺する手を止め目を閉じた。


 「さて、ネタバラシも済んだことだ。用済みは消すとしよう」

 レナードは立ち上がり、手首に着けている腕輪を触った。すると、遠くから何かを壊しながら近づいてくる不気味な音が部屋の中に響いた。

 その音はレナードの後ろから聞こえ、爆音と共に部屋を壊し現れた。

 それは獣型ライフ。しかし、その見た目は今までとは異なった。

「なんだこれは…」

 固唾を飲むマシューとビータ。背中に大きな翼を生やし筋骨隆々な身体に、大きな口を携えていた。

 怒号にも威嚇思える咆哮と圧にマシュー達はのまれてしまった。

「初めてみるだろう?疾走型の移動速度と俊敏性、怪力型の咬合力と耐久性、飛行型の飛行と滑空。全てのライフの力を掛け合わせた、その名も"キマイラ・ライフ"だ」

ありがとうございました。

ここでは多く語りません!これまでの話を見てくれた方なら感じた違和感の正体がこれでした…分からない人は最初から見てみると伏線はあちらこちらに…

 Re:Change!の意味は、再び変わるという意訳ですがさらに、変わる=姿という意味も込めていました。整形

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