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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第三章 解明編

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67 Not as good as courtesy

 季節や種類関係なく花だけが置いてある空間がある。

その空間に1人、ベンチに座り花の匂いを目を閉じて感じているヨルがいた。

「今日もいい匂い…」

 至高の時間に思わず笑みがこぼれ、鼻唄を口ずさみながら見回していた。

「ほう、ここが…」

 声が聞こえ、見るとビータがマシューへの土産を持ちながら入ってきた。

「ビータさん?」

「やはりヨルがいたな、ここの守り番なのだろう?」

「そんなことはないけど…」

 ビータはユートピアの民に綺麗なところはないかを聞いた時の候補の1つとして教えてもらっていた。それで帰る前に立ち寄ろうとしていた。

「キレイだな」

「うん、ビータさんにも分かってもらえて良かった」

「地上にはこんなところは無かったからな」

「建物と荒野ばっかりだったからね…もっと探せばキレイなところあると思うよ」

 ビータは歩きながら花を見ていた。ヨルへ何の花かを聞くため、自然な流れで付き添うように一緒に歩いていた。

「ヨル、この花はなんだ?」

「それはリバイバルフラワーだよ」

「なにか、惹かれるものがある…」

「私も好きなんだ、キャプテンも前に見てたよ」

 リバイバルフラワーは枯れることなく、季節を幾度の超え咲き続ける花である。見た目は白くチューリップほどの大きさである。

 ビータはしゃがみリバイバルフラワーを見つめていた。

「本当に人みたいだね」

「色々学び吸収しているからな」

「凄いね」

「何を言っている、ヨルも十分凄いだろう」

「え?」

「これまでの戦闘データを見た。ヨルがいなければ危ない場面も多く、アイディール部隊は何度も助けられていた。戦闘以外でもヨルがいることで良いこともある。誇っていい」

 ヨルは、まさかの返答に何の会話してたっけ?と一瞬なってしまったが、本心で言ってくれていると思い無性に嬉しくなった。

「…ありがとう」

「礼には及ばない」

 その後、ヨルとビータはベンチに座り雑談をした。オススメの場所や物はあるかやマイブームは何か等、ほとんどがビータの質問責めであった。

「そういえば、キャプテンって最近見ました?」

 ヨルの質問に少し考えたビータ。

「いや、見ていない」

「そっか、帰還してからあまり見てないからどうしてるんだろうって思って。ライフの出現もないし意外と会う機会が無くて」

「マシューが言うには、ユートピアについて1人で探っているのだろうと」

「1人で?危ないよ、何か手助けがいるよね…」

「それと、1つキャプテンに会ったら謝っといて欲しいことがある」

 ビータが立ち上がり、人差し指を立てた。

「え?」

「地上で、キャプテンと同じ顔を見たとうっかりレナードに話してしまった」

「え?」

「すまない」

「え?」

「…ごめんなさい」


 ユートピアの中にある資料室では、薄暗い明かりに照らしながらユートピアの歴史を液晶画面で閲覧している人物がいた。それは、キャプテンこと丈であった。

「ユートピアの歴史はそんなに違和感は感じないな」

 椅子にもたれ掛かり一息をつく。

「隠し方が上手いのか、気づけないだけか…」

 液晶画面を閉じて資料室を出た。

「後探していないのは…」

 考えている丈の視界にレナードの秘書のシモンズが映った。

「あれはレナードの秘書の…後をつけてみるか」

ありがとうございました。

久々の主人公の登場でしたね。

第3章解明編 次回で残り3話ですが、一気に真実に解明されますのでお楽しみに。


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