表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第二章 革命編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/87

58 虹

 布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達

布施が豪雨と暴風を巻き起こし、攻撃を始めた。丈は皆を守るため、人が使用すると即死するというHD(ハードドラッグ)を使い反撃を開始した。だが、ほどなくして身体の限界が来て動けなくなってしまった。

再びピンチに陥ったところに、ジェームズが駆けつけた。色々な思いがこもった拳は、布施を一撃で仕留めたのであった。


 「ちっ、もう終わりか」

 ジェームズの拳は、布施の胸を深く抉った。既に息もままならない状態であり、追い討ちのように勢いよく拳を引き抜いた。塞がっていた身体の穴は解放され、血が飛び散った。

 「ごぼっ!お前…達…は…真…実を知らな、」

布施はなにかを言いかけたが、多量出血で息絶えた。その姿は惨く、痛々しい。だが、これは彼が今まで行ってきたことを考えれば、至極当然の報いであった。誰も悲しむものはいなく安堵した者の方が多いだろう。

 協力関係であったライフ残党は、多少の動揺はあったが士気が落ちることはなく、再び攻撃を開始した。

 レジスタンスはまだ終わっていないと、気を引き締めなおした。布施がいなくなり大幅な戦力ダウンは明らかだが未だ驚異となっている、オウルとベアの人型ライフ筆頭であった。

 「彼が死にましたか、このまま戦ってもいずれ負けるでしょう。一旦ここは引くと、、」

戦況を判断し、その場から離脱しようとしたオウルライフの頬を一発の弾丸がかすった。ヨルが今にも撃ち落とすと言わんばかりの顔つきでスコープを覗いていた。

 「そうでした、あなたには借りがありましたね!」

手に持っていた吹き矢を口に咥え、ヨルに狙いを定め針を連射した。ヨルは建物等の遮蔽物を利用し回避するが、数が多く回避しきれなくなったその時、ヨルの前に立ち壁となった人影が現れた。

それはTakeFiveのウィッチとワイの2人であった。ウィッチは高い位置で髪をまとめている女性で、ワイは小柄な青年であった。

「あなたは?」

「この際誰でもいいでしょう?もう人踏ん張りだよ!」

 TakeFiveは擬似的なユニークを保有しており、身体を鋼鉄にすることが出来る。それでオウルライフの針を防いでいた。

 「ん?あれはTakeFive…この期に及んで裏切るとは」


 「ふん!初めからあんた達の味方であったつもりはないないよ!」

「その通りだ、都合が良すぎると思うが、君たちの援護をさせてくれ」

「あ、ありがとうございます」

オウルライフは深く溜め息をつき、これだから人間は。と呆れた仕草をした。

「私たちが囮になるからその隙を狙って」

「はい!」

ウィッチとワイは左右に分かれオウルライフの意識を散らした。

 「面倒なことを…!」


 TakeFiveの1人、ウェアはエドのもとへ向かい負傷者の治療の手伝いをした。

「なにをすればいい?」

「あなたは…」

「お、お前!人類の裏切り者がなにしに来た!」

レジスタンスが人類の裏切り者である者達が現れたことで、パニックを起こしていたがエドは最初から裏切っていないことを確信していたかのように、

「皆さんやめてください!ではこの方を安全な場所へ移動させて手当てしてほしいです!」

「わかった!」

 ウェアはメガネをかけた女性であり、医学にも精通しており、実は囚われた人達を治療をライフ達にばれないように施していたのだ。


 ベアライフの相手はモウスが請け負っており、お互い似た体格であり力も拮抗していた。モウスは体重を自在に増減させることが出来る。それに加え2m近くの巨体である。決め手に欠く戦いに参戦したのは、フーであった。彼も巨体でTakeFiveの中で一番の怪力である。

 「差し支えなければ手を貸したい」

「これは心強い、では…ここからは待った無しでいきますよ」


 「我らのことを焚き付けておいて、このような有り様ですか」

「君は…」

 HD(ハードドラッグ)を使い、身動きがとれない丈は姿はよく見えなかったがその声だけで誰がいるか分かった。

HD(ハードドラッグ)を使ってしまいましたか。なのに、生きているとは幸運の持ち主だ。貴方に死なれては困る、我ら人類の革命を見届けてくれなければ…」

 TakeFiveのリーダー的存在のワットは、着けていた仮面を外した。今まで人類や自分を騙していたことを隠すための仮面は、もう要らないと。仮面の下の瞳は昔から変わらず、煌めきそして澄んでいるままであった。まだ希望を捨てずにいた証拠であった。

 獣型ライフは丈を狙おうと近づいてきた。

「ライフが…!やばい」

「安心してください、護衛は得意分野です。貴方は私が守りましょう、この世界の"英雄"を」

 近くでワットと丈の会話を聞いていたジェームズは、何か不服な様子であるが、そこに割り込むこともなく鬱憤ばらしに片っ端から獣型ライフを殴り飛ばしていくのであった。

 元々、人型ライフに次ぐ最高戦力的な位置にいたTakeFiveの参戦は実質的なライフ側の敗北であった。順当にライフ達の戦力は削られ、オウルとベアは連携により殺すことが出来た。


 そして、避難所を覆っていた厚い暗雲は操っていた者がいなくなり、徐々に晴れていくのであった。今日の天気は快晴であり暗雲がなくなる頃には、今まで見たことのないほどの大きさの虹が現れた。

レジスタンスの勝利であった。

ありがとうございました。

最後はエピローグみたいになりました。第2章ボスである布施に勝利したので長々書くのは、無粋な気がしたのでこんな感じになりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ