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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第二章 革命編

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56 エマージェンシーコール

 布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達

ついに、ライフとレジスタンスの戦場に現れた布施。彼のユニークは雲を操ることで、極めることで霧や雷なども使えるようになった。ベアライフも参戦し、戦況は一変した。そこへ2組の団体が接近していた。


 森に囲まれたジョージ達レジスタンスが隠れていた避難所周囲で戦闘が始まっていた。

ライフの戦力は獣型ライフ(疾走、怪力、飛行型)が十数体、フュージョンライフが数体、人型ライフ(オウル、ベア)が二体、布施である。

対するレジスタンス側は、武器を持った者が20人ほど、武器を持たない者が30人、アイディール部隊(丈、デイビス、アイビー、アリス、ヨル)5人、マシュー/ノックオーガであった。

 総数ではレジスタンス側が上回るが、ユートピア比では獣型ライフ一体倒すのに20人必要となっていた。だが、レジスタンス達はユートピアの兵士より強くもっと少ない人数で倒すことが可能であるが、混戦で後ろには守るものが沢山いるため不利な状態であった。

 「みんな、奥へ避難しろ!」

レジスタンスの声に従い、戦えない高齢者や子ども達は逃げることしか出来なかった。

だが、ベアライフの攻撃により著しく戦力が削られていく始末であった。

「じり貧だな…」

「対処しきれないよ!」

アイディール部隊も応戦するが、ライフ達がバラけておりカバーしきれない。

 ベアライフが次に目を付けたのは、避難所の奥で隠れていた人達である。匂いを嗅ぎつけ唸り声を上げヨダレを垂らしながら近づく。

「…!しまった!誰かフォローいけるか!?」

「この状況じゃ…!」

ジョージがいち早く察知したが、獣型ライフに阻まれ足止めをされていた。他のレジスタンスも同様であり、上空を飛んでいたアイビーはそれに反応し向かおうとした。

 すると…ハットを被った青年がベアライフの前に立っていた。

ベアライフはその青年に狩りの邪魔をされたと判断し、ひどく激昂し突進をした。

「あ!」

その青年は動揺することなく、ましてや逃げること無くニヤッと口角を上げた。

アイビーは、見覚えがある笑みを浮かべる青年を見てつられて笑みを浮かべた。

「へへっ、カルマン…!」

 カルマンはハットを外し、ネックレスを触り武装をした。そして、突進するベアライフに片手をかざし来るのを待っていた。

そんなこともお構いなしに突進するベアライフが、カルマンの手に触れた。

ドォゥン

その瞬間、ベアライフは白目をむき低い体勢だった身体が仰け反り、一歩ずつ後ろに下がり背中から倒れ、HD(ハードドラッグ)を落とした。

「まったく、悪いことをするから自分に返ってくるんだ。因果応報って知ってるか?」

 カルマンはかざしていた手を振り、どっか行けと言わんばかりの仕草をした。まるで、門前払いしているかのようであった。


 「カルマン!」

「アイビーか!これはひどい有り様だな」

上空から降りてきたアイビーはカルマンのもとまで行った。そこまで久しぶりではなかったが、この状況でのカルマンの参戦は涙が出るほど嬉しいことであり、思わずカルマンを抱きしめてしまった。

「ちょい、ちょいちょい」

「助かったよ…カルマンだけでも来てくれて」

 アイビーはカルマンの顔を見ると、いや、と言っているような表情であった。カルマンは顎で後ろの方を差すとアイビーはその方向を見た。

 そこにはここの避難所の人ではない大勢の人が、武器を持ちライフに勇んでいた。そこにはエド、モウスといった各避難所で切り盛りしているユニーク持ちの戦士もいた。

「え?」

訳が分からなかったアイビーはきょとんとした顔で見つめていた。

「ここの避難所からエマージェンシーコールがあったんだ。近隣の避難所とは同盟ってほどではないが何かあれば助け合うってなってるんだ」

「なんだよそれ…」

「実はあそこにいるジョージさんの画策だ。沢山避難所があるのは、全員が一緒だと危険だからって分散したのも」

それがあるならもっと早く言えよと、力が抜け肩から崩れたアイビー。

 治癒と味方にバフをかけることが出来るエドは、倒れている負傷者に近寄り治癒を促す姿が見られた。

「ってことで切り抜けるぞアイビー!」

 カルマンはジョージが視界に入り、拳を上に挙げた。それに気づいたジョージも拳を挙げなかったが、表情で応えた。

 「君がカルマンか?」

2人のもとへ来た丈はカルマンに尋ねた。ああ、と応えたカルマンに、

「悪いが、切り抜けるつもりはない」

その言葉に2人とも驚き聞き返した。

「ここで全部終わらせるんだ、こんな腐った世界!」

その強い眼差しに2人は勘違いしたことを悔いた。そして切り替え、よし!と頷きあった。


 その奥で、カルマンのカウンターにノックダウンしていたベアライフが起き上がり、頭を降っていた。

「おいおい、爪が甘さぎじゃないか?」

「全力でやったよ…」

あまりのタフさに表情がひきつっているカルマンとアイビーに、丈が止めるぞ!と鼓舞した。大勢の助っ人の参戦により勇気づけられたのだ。

ベアライフ同様、避難所の中の人を狙おうとしているフュージョンライフも迫ってきた。それをまるで相撲の電車道の如く、押し飛ばすモウスも駆けつけた。


「あなたが"彼"の言っていた方ですね?」

モウスは人が入り乱れている戦場で、顔も分からないのにすぐに丈が"彼"が言っていた人だと見抜いた。

「あなたは?」

「ふふっ、"彼"もここに来ていますよ」

「…??まあ、よく分からんが百人力だ!これは最高だな!」

ありがとうございました。

これまでアイディール部隊が出会った人達が集結し、戦場に駆けつけてくれました。これもまた運命ですね、さらに"彼"も…

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