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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第二章 革命編

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55/87

55 HD(ハードドラッグ)

丈 主人公

ジョージ 

布施 雲を操るユニークを持っている

オウルライフ 真実を見抜くユニークと吹き矢を使う

ベアライフ HDを乱用し理性が無くなった人型ライフ

 布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達

突如、ライフの大群が避難所を襲い始めた。迎え撃つ丈達アイディール部隊とマシュー/ノックオーガ、ジョージ率いるレジスタンス達。新手の人型ライフ/オウルライフの奇襲に、布施ともう一体の人型ライフが迫ってきていた。


 避難所周りは森で地形が複雑になっている。避難所近くでの戦闘をしたくないレジスタンスは、バラバラに散り戦力を分散させた。

 ライフとレジスタンスの数は1:2となっているが、獣型ライフは疾走型、怪力型、飛行型の3タイプに分かれている。

特色はハッキリしており、対1なら対処出来なくもないが乱戦による波状攻撃に劣勢に追いやられていた。

 さらに、人型ライフがいることで戦況を一変させるだけの実力も持っていた。丈達は気づいていないが布施ともう一体の人型ライフがこちらへ向かっていることを知らない。このままでは物量で負ける状況であったのだ。

 オウルライフの相手はヨルが担当している。初撃を当てたことにより飛行能力を大幅に削ることに成功している。

そうすることで高く飛べず、視認出来る範囲まで弱体化させていた。

 

 「想定より苦戦していますね。腹立たしいですね」

その言葉を発した人物は、場所が森の中で怪物と人間がせめぎあっている戦場には似つかわしくないスーツという格好を身に纏い、参戦してきた。布施であった。

 布施の後ろには、暗雲が着いてきており森の近くまで雨と風が巻き起こっていた。

 中年の見た目で年齢を重ねてきたことによる余裕なのか、どこか俯瞰的に戦況を分析し見学しているかのように見渡した。

 「フセか、思ったより抵抗されてしまっている」

オウルライフは、布施の所に降り立ち報告を行った。

 「ふむふむ、これは情けない…どれ、少し荒らしてみますか」

 布施は右手を天に上げ、指に力をいれた。すると、雲が戦場の真上に移動し、その場所だけ雨が降り快晴であった太陽が遮られた。

 暗雲からゴロゴロと音が鳴り始めた。この音に敏感に反応したのはアイディール部隊とマシューであった。戦いに集中していたのにも関わらず、小銭が落ちた時のような反応速度であった。

 「これは…!」

「全員建物か木の下に避難するんだ!」

 丈は大きな声でレジスタンスに避難を呼びかけたが、布施はそんなことは無駄だと言わんばかりの表情を見せた。

 そして、手首のスナップをきかせた。空が一瞬光り閃光玉を喰らったかのように視界を遮られた。ほぼ同時に戦場のあちこちで落雷が起こった。

 その音に鼓膜が破れてしまうのでないかと思うほどで、回避と耳を塞ぐことを余儀なくされたレジスタンス達は逃げきることが出来ず、直撃する者が多くその場で痙攣し倒れてしまった。

 「おい!大丈夫か!?」

 「おや?意外と生き残りましたか。しぶといですね、ですがこれで一石を投じることが出来ました」

 これで、ライフとレジスタンスの数は1:1となってしまった。これを好機だと判断した布施は恐るべき行動に出るのであった。

 「さあ、あなた達建物の中にいる人間達に寄生してくるといい」

 布施と一緒に着いてきた獣型ライフ達の背中には、大量の寄生前のフュージョンライフが乗っていた。

 フュージョンライフは個体ではそれほど脅威ではないが、人間に寄生し取り込むことで完成されるのである。だが、寄生された人間はその時点で死ぬことになり、取り込んだ人間の目と人格を反映させる。ある意味他のライフより手強い相手となるのだ。


 「あなたも暴れてくるといい、戦うことしかやることがないでしょう」

「グルル…」

 布施が声をかけたのは、人型ライフ/ベアライフであるが他の人型ライフとは少し違う。いや、明らかに異なっていたのだ。その人型ライフは筋骨隆々で鋭い爪と牙を携えていた。知性は感じられず、よだれが垂れ唸るのみであった。人型と獣型の中間のような出で立ちだった。

 ベアライフの手には筒型の吸入器のような物を持っていた。おもむろに吸い込み肺に入れるように深く呼吸をした。

 すると、元々ムキムキの筋肉がさらに膨張し始めたのだ。

「なんだあれ!?」

その異様な光景に目を奪われる者も少なくはなかった。

 「おや?皆さんには珍しいものでしたか。これはHD(ハードドラッグ)というものです。これを吸入すると飛躍的な身体強化が出来る代物です。ですが欠点もあり吸いすぎるとこの様に理性を失ってしまうのですよ」

「グルル…グワァ!!」

ベアライフは、地面を両手で強く叩きレジスタンスのいる場所まで四足歩行で駆けていった。その衝撃で地面が揺れるほどであった。

 「ヤバい…逃げろ!」

ジョージがベアライフに狙われたレジスタンスに気づき、逃げるように伝えたが…

既に遅く、悲惨な光景が広がっていた。身体を爪で引き裂き貫き、牙で四肢をもがれ吹き飛ばされていた。

「なっ…!」

目を伏せたくなるような光景に立ち尽くしそうになったジョージであったが、心は止まっていたが身体が逆に動き始め、ベアライフに弾を撃ち込みながら走っていた。

 「うぉーー!!」

「グルル」

 だが、ベアライフは何か当たったか?と言わんばかりの仕草で払った。


 一変した戦場に、5人組みの人影とその逆からは複数人の人影が見えた。

 「もう始まっていたか」

先頭にはハットを被った青年、カルマンがいた。

ありがとうございました。

再び布施の落雷が炸裂し、劣勢になってしまったレジスタンス。

それにベアライフの使用したHD(ハードドラッグ)はライフに有用な薬だったんですが乱用禁止ですね。さらに、助っ人参戦の予感…

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