44 家畜、もしくは型取られた人間
丈/キャプテン 主人公
アリス アイディール部隊メンバー
マシュー/ノックオーガ 発明家
エド 治癒とバフの能力を持つ
ホッパーライフ 敵
布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達
ホッパーライフにレジスタンスの数名が拐われ人質にされて、助けに向かう丈、マシュー、アリス、エド率いるレジスタンス。だが、強敵のホッパーライフに苦戦し強烈な一撃よりマシュー/ノックオーガは動かなくなってしまった。残された丈とアリスはどうなる?
・西地区 〈丈 マシュー アリス ビータ〉
「やっちゃうよ!」
2体のホッパーライフは丈を挟み撃ちにし、流れように連携をしていた。常にどちらかが丈の死角に入ることで攻撃に隙が生じること無く追い詰めていく。
丈は剣が2本あるが、その連携により反撃ができず受けにまわる他に選択肢がない状態であった。
「ふん!」
「はっはー!」
「やっべ…」
丈は横に大きく飛び2体の攻撃の嵐から脱することができた。
「はぁはぁはぁ…」
膝をつき乱れた息を整えるように、かつホッパーライフから目を離さないように視界におさめるようにしていた。
「しぶといな」
鉄パイプ型と斧型のホッパーライフ達はジリジリと丈の方へ歩を進めた。
「キャプテン!!」
奥から大きな声が聞こえてきた。アリスは捕らえられていたレジスタンスを全員外へ逃がすことに成功し、加勢しに戻ってきたのであった。
「アリス…最高のタイミングだ!」
ドドドドっ!
アリスは少しだけ笑い、持っていた銃でホッパーライフ達を狙い撃った。だが、武器で塞がれてしまった。
「獲物が増えたね!」
「自ら死ににきてくれるとは、手間が省けた」
ドカァン!
ホッパーライフと戦闘している工場跡地の外では、エド率いるレジスタンスが獣型ライフとの死闘を繰り広げていた。
「よし、これで全部倒したか…」
エドのユニークの能力のバフにより攻撃力が上がったレジスタンス達はケガを負いながらも、たちはだかった獣型ライフを倒すことができた。
「では、アリスさん達を助けに行きましょう」
「あ!あれって!」
工場跡地の方から捕らえられていたレジスタンス達がこちらへ走ってきていた。
「無事だったか!」
「お嬢さんが助けてくれてな…だけど中が大変だ!」
「ぐはっ!」
「きゃあ!」
丈とアリスはホッパーライフの攻撃に2人がかりでも及ばず、壁や機械に身体を打ち付けてしまった。
「こいつら、なんなの…めっちゃ強いじゃん」
「弱音を吐くなよ…俺はさっきからずっと戦ってたんだぞ…」
「おい!大丈夫か!」
奥からエド率いるレジスタンス達が入ってきた。
「危ないぞ!逃げろ…」
丈が手で払う仕草をしたが、
「恩があるからな!助けないわけにはいかない!」
「助かる…ならマシューを助けてやってくれ」
丈の目線の先にはマシューが倒れており、それに気づいたエドは近づき治療を始めた。
「せっかく拾った命を再び捨てに来たか、ご苦労なことだ」
「うるせー!恩知らずになるよりマシだ!」
マシュー/ノックオーガはエドの治療により、ゆっくり目を開けた。
「うっ!」
目を開け目の前には、エドの姿があった。
「どうなっている?」
「起きましたか?気絶していて私が治療したところです」
「そうか、人型ライフにやられてしまったんだった…」
上半身を起こすと、ボロボロの丈とアリスにレジスタンス達がいた。その光景に、
「エドさん、お願いがある」
「全員さっさと殺したいが、アイディール部隊が先だ」
狙いを定めるホッパーライフの視界の隅に何やら禍々しい覇気のようなものを感じた。
「ん?」
そこにはまるで、鬼が気に満ちているかのようなノックオーガが立ち上がりこちらを睨み付けていた。
「生きていたか、獲物が増えたか」
「マシュー!!」
にわかに信じがたいが死んでしまったと思い込んでいた丈は安堵の声が漏れた。
「相棒に続き親友達までも…私の大事ものに…手ぇ出してんじゃねぇ!!」
エドの治療とバフ能力により、完全復活+攻撃力向上のコンボで気性がやや荒くなったマシュー。金棒を生成し肩に乗せ気合いを入れた。
「…カッコつけやがって」
生きていた嬉しさと頼もしさに頬が上がる丈。
「うぉーー!!」
マシュー/ノックオーガは鉄パイプ型のホッパーライフ攻撃を仕掛けその場から離した。
離れていくマシュー/ノックオーガと鉄パイプ型を見ていたもう1体はそっちに着いていこうとしたが、
ドドドド
身体中に銃弾が当たった。
「お前の相手はこっちだ!」
レジスタンス達が銃を構え、ホッパーライフへ撃ち続けていた。
「じゃあ、こっち楽しんじゃおっかな!!」
ピョンピョン飛び跳ね、レジスタンス達に飛びかかろうとしたホッパーライフ。その時、アリスが瞬間移動により空中で動きを止め一緒に地面に落ちた。
「おぇ!?なら」
地面に打ち付けたホッパーはその場から離れ、近くにあった飛ぶバイク/フロートバイクに乗り、丈達の方へアクセルを踏み引き回した。
「だれかれ構わずか!」
「しねしねぇ!」
「キャプテン!これ!」
アリスが外からフロートバイクを持ってきたのだ。
「なら!」
ホッパーライフと丈は武器とバイクアクションでぶつかり合った。
「ふん!」
「おらぁ!」
マシュー/ノックオーガとホッパーライフは防御無しの攻撃のぶつかり合いを繰り広げていた。
重い一撃同士の攻撃に、少しずつよろけ始めてきた。
わずかに小回りがきくホッパーライフが優勢であった。マシューの動きの隙を見つけ大きく武器を振りかぶった。しかし、
ドカァン!
マシューとホッパーライフが戦っていた近くから丈ともう1体が壁を突き破り突入してきた。
その衝撃に体勢を崩したホッパーライフ。そこへマシューは金棒で腹部を強く殴り付け横転させた。
「ぐっ!」
「はぁはぁ、この一撃は内部から破壊をする…」
マシューは手首の電子時計を操作しエネルギーを金棒に溜めていた。
「…ここまでか」
その凄みにこれで自分は死ぬと悟ったホッパーライフ。
「Viblatin Shock!」
ドカァン!!
渾身の一撃で、ホッパーライフを貫通し地面まで抉るほどの威力を発揮した。
ホッパーライフは跡形もなく消え原型を留めることはなかった。
「おりゃあ!」
斧型のホッパーライフの一撃でフロートバイクから振り落とされた丈。Uターンし再び斬りかかろうとしたホッパーライフに、丈は集中し剣を構えた。
「ふぅ…ふぅ…」
丈は、速度を上げ近づいてくるフロートバイクをギリギリで避け、居合い斬りの如く最小限の動きでバイクもろともホッパーライフを両断した。
振り返ると、バイクの爆発により両断されたホッパーライフも燃え始めていた。
「俺たちの勝利だ」
ありがとうございました。
ついに決着がついちゃいましたね。
急にフロートバイクとかいう物が出てきましたけど、創作物(都合)なので気にしてはいけません。笑




