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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第二章 奪還編

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38 涙の幸福

丈/キャプテン 主人公

マシュー 発明家 ノックオーガ

ジェームズ ジョージの息子

カルマン カルマの法則モチーフのユニークを持っている

ヴァインライフ 蔦を使う 二度と起きることが出来ない夢を見せるユニークを所持

 布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達

カルマンの幼少期に父や避難民と一緒にライフから逃げていた。子どもの未来を考える父であったが、突如のライフの襲撃に生きて帰ると覚悟を決める。


 「おい!こっちだ!」

レジスタンス達は、空へ銃を撃ちライフ達を誘導した

それにつられ獣型ライフはそちらへ向かうのであった

ドォン!

一発の銃声が響き1人のレジスタンスが倒れた

「うっ!」

「大丈夫か!?」

獣型ライフからアントライフが降りて歩を進めた

「やあやあ下等生物の皆さん、ごきげんよう」

「俺たちと同じ言葉を話せるのか…!」

「無謀かもしれないが対話が出来るんじゃないのか?」

カルマンの父ともう1人が話し合った

「会話が出来るなら聞きたいことがある」

「んん??」

舐め腐ったような態度で応対するアントライフに苛立ちはあったが顔に出さず対話を試みようとした

「何故私たちを襲う?」

「何故って…邪魔だからだよ?」

「!?」

「お前達みたいな繁殖能力だけが取り柄みたいな奴等にこの惑星は勿体ない だから我々が頂こうとしているだけだ」

「…共存の道はないのか?」

ドンドン!!

対話をしようとしたレジスタンスの1人が撃たれ、倒れてしまった

「おい!なにをする!?」

「これが答えだ」

ニヤつきながらそう答えたアントライフ

応戦しようと武器を構えたカルマンの父達

「さぁ、蹂躙タイムだ」

手で獣型ライフに合図を出し、暴れ始めた

「行くぞ!」

 ドンドン!!ドドド

「外からすごい音が聞こえるね」

扉の近くで耳を澄ましていた子ども達

「見に行ってみる?」

「あぶない!外へ出ちゃダメ!」

扉に手をかけていたカルマンを女性達が止めた

ガタガタ

「あれ?扉が開かないよ?」


 「この数は手に負えんな…」

数体の獣型ライフとアントライフの攻撃に次々と仲間がやられていった

「ここが踏ん張りどころだな…」

「ったく、楽しみがいが無いな~」

 ガタガタ!

「お父さん!大丈夫!?」

自分達を逃がそうとしていることに気づき、カルマン達は大きな声を出した

ガタンっ! 

「わぁ!」

扉のすぐ近くで大きな音がしてカルマンは驚いた

「なに?」

カルマンは恐る恐る扉に耳を当てる

「お前で最後か!つまらねー下等生物だ!」

扉のすぐ近くで音を立てたのは、カルマンの父が吹き飛ばされ叩きつけられた音であった

「はぁ…はぁ…はぁ」

「つまらん、ガキ達はいないのか」

「ガキ?子ども達を見つけてどうするつもりだ?」

「決まってるだろ!?飼い殺して一生奴隷にするんだよ!あと逃げ回らせ殺すんだよぉ」

「…そうか…子ども達は逃がした…残念だったな」

扉の上にのせた岩にもたれかかり、銃をアントライフに向けた

「まだやる気か?」

「子ども…達は未来の希望だ…お前らのような存在には決して屈しない…!このおれの命で我慢するんだな」

カルマンの父はニヤッと笑った

「残す言葉はそれで良いか?」

コンコン

カルマンの父は扉を叩き、アントライフに聞こえない声で話した

「今話した通りだ…唯一の心残りはその未来を見届けることが出来ないことだ…」

「お父さん!なにを言ってるの!?一緒に生きようよ!」

カルマンの言葉に涙を浮かべ、

「いいか、カルマン こんな時代に生んですまなかった…だが、皆を幸せにするんだ…!そうすれば自分にその幸せが返ってくる…そして、美味しいものをたくさん食べろ」

「いやだよ!お父さん!お父さんと一緒じゃないと!」

「愛しているよ」

ドンドンドンドン!!

「うわぁーー!!お父さーん!」

「カルマン君!バレちゃう!」

アントライフに気づかれないように、泣きじゃくるカルマンを扉から離した

アントライフはカルマンの父に近づき、その横に扉があることに気づいた

「ん?そこにガキ達がいるのか?」

カルマンの父と岩を蹴り飛ばし扉を壊した

扉の中を覗くアントライフ

「なんだ?誰もいない」

中はもぬけの殻になっていた

残された人達は、シェルターの奥にさらに扉がありそこの抜け道から逃げたのだ

 その抜け道には子ども達の鳴き声が響き渡っていた

「みんな!強く生きよう!」

女性が励まし長い道を歩き続けたのだ


 ・東地区 〈丈 マシュー〉

 「キャプテン!起きろ!」

マシューの声に反応のない丈

「無駄ですわ」

それを嘲笑うかのようなヴァインライフにマシューは、

「何をした!?」

「彼は今、夢を視ていますの」

「夢…?」

「わたくしの所持しているユニークは吐き出した煙を吸った者を夢に閉じ込める」

「ユニークだと?」

「夢の内容は"幸せや思い残したこと"等をみせるの 優しいでしょう?」

「幸せ…」

「でも、夢に囚われて抜け出すことは不可能!だから実質死んだも同然」

「お前を殺せば目覚めるだろ!」

マシューはヴァインライフに金棒で攻撃しようとするが、ジェームズがそれを阻んだ

「ジェームズ君…!洗脳されているのか!」

マシューの問いにジェームズは、

「誰も人の心の闇に立ち入れない…」

「なにを言っているんだ!」

詳しくは説明しようとしないジェームズに苛立ちを募らせるマシュー

「彼とは契約を結んだのよ、そこの彼を殺すことを手伝うと」

「キャプテンを殺す…?」

「そう、わたくし達からしても好都合で一石二鳥というのかしら?」

「本当なのかジェームズ!」

「…」

なにも答えないジェームズ

「"今"のキャプテンが君に何をした?私はそんなことのためにその力を渡したんじゃない!」

再び衝突するジェームズとマシュー

 その奥で眠ったような顔で倒れている丈が小さく一言

「…ゆきな」


ありがとうございました。

カルマンの過去は切ないですね…

一方!突然のジェームズの離反と人型ライフがユニークを持っているという奇妙なことが…どうやって獲得したのでしょうか…

さらに、丈の口から「ゆきな」という言葉が!誰なんでしょうか?

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