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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第二章 奪還編

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37 子どもの未来

デイビス、アイビー アイディール部隊メンバー

カルマン カルマの法則モチーフのユニークを持っている

カルマンの父

アントライフ 人間狩りを娯楽にしている人型ライフ


 布施のユニークにより、東西南北に散らばった丈達

ご当地HEROのエドは治癒とバフを付与させるユニークを持っており、レジスタンスとライフに立ち向かっている。その戦闘の最中にアリスは謎の二足歩行のライフに肩を噛まれ重症を負ってしまった。


 ・南地区 〈デイビス アイビー〉

 「これ、お腹空いているだろ」

カルマンは器に入っているスープをデイビスとアイビーに1つずつ渡した

「ありがとう」

ズズッ

「温かい」

受け取ったスープは具は少なく見た目は味気ないが器から伝わる温度は何か安心をするようだ

心や身体に染み渡るスープの温かみに頬が緩んだ

「どんな時でもお腹は空く 生きるための活力になる」

「カルマンお兄ちゃんはいつも美味しそうにごはん食べるよね!」

避難所にいる子ども達が自分達もスープを持ち、デイビス達と啜った

「こういう風に誰かと食べることが当たり前じゃないからな?毎回感謝しながらいただくんだ」

「なんか意外」

「なにが?」

カルマンの言葉に青年が語る言葉には思えず、アイビーは思わず口から出てしまった

「カルマンの見た目から感謝するってイメージが…」

「急にヒドイな」

「ごめんごめん」

「まあ、しっかりごはんを食べるってことは父親からの受け売りなんだ」

「へぇ、お父さんのか 今はどこに?」

デイビスの質問にカルマンは、

「亡くなった」

「そうなのか…」

「暗くなるな こんな時代だ、珍しくはない」

「そうかもな…」


 

 ~今から10年以上前~

 カルマンがまだ幼くユニークにも目覚めたばかりで、この時代も例に漏れずライフと人類の戦いが行われており現代ほどの戦力もなく少しずつ人口は減少していた

 「こっちにライフが来ているぞ!子ども達を優先に避難させろ!」

レジスタンスの大声と共に、大勢の避難民は逃げ惑っていた

「ここに隠れて!」

「物音をたてるなよ」

ライフの叫び声が響き、その声に怯えながら隠れて身を潜めるのが精一杯であった

「いなくなったか?」

周りを確認しライフが通りすぎ去っていった

「ふぅ」

「こんな生活もうやだよ…」

「仕方ないだろ、まとまった武器がないから非常時以外は使えないんだから」

 銃や剣などはあるが、武器があっても避難しながらでは物資の調達も容易ではなく、護身用くらいしか役に立たない

しかも、子ども女性が多く戦闘が出来る人自体が少ないという問題も抱えており逃がしながらの戦闘は危険であった

「もうここで寝よう」

レジスタンスの男が声をかけ、少ない食料を分けて食事を済ませた

「お腹いっぱいにならないな」

幼きカルマンは小さくつぶやいた

「カルマン、これも食べなさい」

食料を手渡してくれたのはカルマンの父であった

「ありがとうお父さん、だけど食べないの?」

「ああ、お父さんはもうお腹いっぱいなんだ勿体ないからカルマンぎ食べるといい」

「お父さん少食だね」

父はカルマンが食べるのを見守ったあと岩影の裏に行った

グルル

「…」

「また食料をカルマンにあげたのか?」

レジスタンスの1人が父の我慢に気づき声をかけた

「ああ」

「もう少し食べないと戦闘の時に力でないぞ?」

「そうだが、未来ある子どもが幸せそうにしている顔を見てみろ それで満たされるんだ」

「まあそうだな」

「こんな時代に生を受けたのは可愛そうだけではない 俺たちで終わらせて、もっと子ども達に食べさせてあげたい」

カルマンの父は目を輝かせ未来の話を語っていた

しかし、

翌日に荷物をまとめて移動をしようとしていた時、再びライフ達が近くを通りかかる音が聞こえた

「またライフか!」

「俺が様子を見てくる」

カルマンの父は双眼鏡を持ちライフのいる方を確認した

目にしたのは獣型ライフ数体に人型ライフであった

「なに!?人の形をしたライフが!?」

「ああ、目を疑っているよ」

「どうする?」

「まずいかもしれない…進行してくる位置的に見つかる可能性が高い」

レジスタンスで作戦をたてていると、

「あ!ここなんかあるよ!」

子ども達が地面の土を払っていた

「何かあるのか?」

近づくと土に隠れ同化して分からなかったが、人が入れるサイズの扉があった

開くと中には小さいが隠れるには持って来いの空間があった

「ここはシェルターのようなものか?」

「…とりあえず子ども達と女をここに匿おう」

そうして順にシェルターの中へ入っていった

「お父さん達は入らないの?」

カルマンが最後に入るが、レジスタンスの男達は入ることなく外で武器の調整をしていた

「お父さん達は外で様子を見ている 少し待っていなさい」

そう言い、カルマンの父はシェルターの扉を閉めた

バタン!

「覚悟は出来ているか?」

「ああ」

シェルターは小さく大柄な男達の入るスペースは無いことにすぐ気づき、助ける優先順位を決め自分達が犠牲になることを選んだ

数人で大きな岩を持ち上げ扉の上にのせた

「これで全滅したら誰が外から開けるんだろうな」

「死ぬために俺たちは戦うわけじゃない 生きよう」

「そうだな」

 「お父さん達大丈夫かな…」


 「こっちへこい!」

レジスタンス達はライフに顔を出して場所を変えようと誘導した

「お、獲物発見~誰一人逃がすなよ~!」

獣型ライフの頭に乗っていたのは、アントライフ(第1章21~25話参照)であった

ありがとうございました。

カルマンの過去話がメインで書きましたが、中々悲しいですね

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