29 却下
丈/キャプテン 主人公
デイビス、アイビー、アリス、ヨル アイディール部隊メンバー
レナード 空中都市ユートピアの長的存在
「え?訓練生を救出にいく?」
アイディール部隊メンバー5人は人目につかなく話し声を聞かれないように、小さく固まり小声で話していた
小声で話さないといけない内容の話題を切り出したのは、アイビーであった
「連れ去られた訓練生だって死んだなんて確定してないし…オレたちのことを待ってるよ絶対」
「それはおれも考えてはいたが…」
デイビスもアイビーと同様に訓練生の救出に行こうとしていたが…
「なに?」
「あくまでもおれたちは、ユートピアという大きな組織の1つの部隊に過ぎない そんな奴らの安易な意見が通るかどうか…」
デイビスは目を閉じ、うーんと唸りながら考えを捻り出していた
「助けたい気持ちは皆同じだよな」
「あたしも助けに行きたい」
「私も助けたいです」
メンバー全員の意見が合致したことを確認した丈は、
「よし、一回レナードの所へ行って直談判でもするか!訓練生達が戻ってこないと俺達の出動回数増えるもんな」
少し笑いがありの決定に皆賛成した しかし、
「却下だ」
唐突な切り返しに驚きもあり、何となくそんな感じもしていたアイディール部隊メンバー一同
あれからすぐにアイディール部隊メンバー全員でレナードのいる部屋まで向かった
「一応理由をお伺いしても…」
一歩前へ出て、下から下からいくような姿勢でレナードに尋ねるアイビー
「いくつかあるが、まずはここユートピアを君たちが居なくなっては誰が守るんだ?それに、前回のマシューの加勢があったから良かったが一度負けている 人型ライフが1体だけではない可能性のほうが高い。地上に行きもしも全員が死んだらどうする?」
「そ…そうですよね~…」
苦笑いで踏み出した足を元の位置に戻したアイビー
そうなりますよね…と誰も強く反論できなかった
「その通りですが…彼らは…連れ去られた訓練生達はどうなるのでしょうか?」
デイビスの問いにレナードは
「それについてはこちらも検討に検討を重ねている所だ」
(ん?なんか聞いたことあるか?)
丈の脳の奥に微かに記憶されていた言葉が出たが、思い出すのをやめた
「私も実に残念だと思っている 優秀な人材で君たちの後継者になることを期待していたが…ジェームズだけが生き残ったのが幸いだが…」
深いため息と共に、少し下を向きアイディール部隊から目を離した
「救うのは諦めろと?」
「…そう言うわけではないが、リスクがあまりにも高い 人型ライフへの対抗策を考えねばいけない」
丈からの言葉に少し動揺したレナードであった
「…対抗策」
「対抗策か…」
「それだよね…密かに全員が考えていたこと あたし達手も足もでなかったよね…」
「新技とかを身に付けるってことなのか?」
「いや、フォーメーションの開拓かもしれない」
あれやこれやと全員でこれからの自分達の意見を持ちよった
「はぁ~!結局はオレたちの実力不足ってことなのかな~」
地面に寝転がるアイビー
「悔しいけどね…」
「私もすぐに負傷してしまいましたし…」
「んー、ユニークはマシューの補助付装備のおかげで安定して発揮できてるしな…」
結局全員で頭を抱えてしまった
「ん?そうだマシューの所へ行こうよ!」
「なんでマシュー?」
「だってなんか打開策を発明してるかも知れないじゃん!」
「そうだな、気休めにマシューの所へ行ってみるか」
アイビーの提案に丈は了承し、マシューの実験室へ行くこととなった
ありがとうございました。
特にコメントは無いですね
次回はマシューの所へ全員で行きます




