22 娯楽
丈/キャプテン 主人公
デイビス、アイビー、アリス、ヨル アイディール部隊メンバー
人型ライフ/アントライフ 人間狩りが趣味である。貴族のような服装を好む
アイディール部隊は降下地点から動くことなく、人影を注意深く観察していた。服装はロングコートにスカーフ、白いパンツにロングブーツといつかの時代の貴族を思わせる風貌をして、ペストマスクのようなものを装着していた。
それに、その人物は手元に猟銃を携えていた。その猟銃の動作確認をしながら
「お?さっきの奴らより強そうだなぁ…!もしかして、お前達が"ユニーク"とやらを持ってる奴の集まりか?」
「は…?(なんで俺達の情報を持っている…それに意志疎通が可能なのか)」
「これが…何て言ってたっけか…カモがネギを背負ってくるってかぁ?」
マスクを装着していて表情は伺えないが、確実にニヤニヤ笑っているのが想像にかたくない。
『こいつ俺達を舐め腐ってますね』
『訓練生の救出が第一優先だが、こいつから目を離せないな』
「正直必要な分は回収できそうだが、ついでにお前らも狩っておくか」
「!?」
人型ライフは猟銃を構えアイディール部隊に標準を合わせた。
『ますい!全員離れろ!』
丈の判断で全員がその場から離れようとしたが…
「遅いな」ドン!!
猟銃からの発砲により、ヨルの肩に一発の銃弾が被弾した。
「きゃあ!」
被弾したヨルはその場で肩を抑え倒れこんだ。
「ヨル!!」
「早速獲物にヒットだ!さぁ楽しましてくれよぉ?」
人型ライフは猟銃を構えたまま笑っていた。
「くそっ!」
「貴様!!」
デイビスがロケットランチャーを装備し人型ライフへ発射した。
『待て!その付近にはまだ訓練生が!』
『しまった!』
ドドォォン!かろうじて訓練生には当たらなかったが、人型ライフも当たり前のように無傷で立っていた。
『訓練生が近くにいると戦闘が展開しづらいな…』
『アリス!ヨルも含めて避難できそうか?』
『了解やってみるよ!』
アリスはヨルと近くの訓練生から順に戦闘区域に入らない距離まで、瞬間移動により運んでいった。
『やばいよ、キャプテン…』
『?』
『運んでいる訓練生の何人かはもう息がない…』
『そうか…』
「お前…なぜこんなことをしている…?」
丈は歯を食いしばり人型ライフへ疑問を投げ掛けた。
「なぜぇ?"俺ら"の目的は"ユニーク"とやらを持っている人間の捕獲だ。持ってない奴は処分だがな」
「ユニーク持ちの捕獲だと…」
「まぁ"俺"個人の目的は、娯楽の人間狩りを出来るからこの作戦に乗ったまでだ」
丈は、人型ライフの口から衝撃の発言に抑えていた感情が爆発した。
「お前ぇぇぇえ!!!」
丈は強く地面を踏み込み人型ライフへ向かった。
「人間は気が短いなぁ」
猟銃を丈に向け発射したが、丈の高速移動によりその弾丸は避けられた。
「おお!」
丈は懐まで潜り込み剣を振りかざした。だが、
ガキィン!
猟銃の先端には剣が取り付けられており、それで防がれてしまった。
「やるねぇ、下等生物のくせに」
「黙れぇ!」
丈の怒りとは真逆で今の戦闘を楽しんでいる節がある人型ライフであり、丈の剣をいなし腹部に蹴りを入れた。
「うっ!」
丈は後方に飛ばされた。その隙を見逃さず猟銃を構え狙おうとしたが、アイビーの飛行からのドロップキックによりガードにまわった。
「大丈夫かキャプテン!調子乗んなよ変な服め!」
人型ライフは後方に飛び、距離を置いた。
「いや~さっきの奴らより連携して、狩り応えがあるなぁ!!!」
ありがとうございました。
初めての等身大の敵との戦闘と、卑劣な言動に同様が隠せませんね…
次回、どうなる!?




