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Re:Change! 異世界戦記 ~俺はもう一度やりなおす~  作者: 神山
第一章 略奪編

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21/87

21 序章

丈/キャプテン 主人公

デイビス、アイビー、アリス、ヨル アイディール部隊メンバー

エヴァ サポーター

マシュー 発明家


 暦では、冬にあたる。

辺りは雪が積もり真っ白な世界が広がっている。だが、空中都市のユートピアがあるためその下の地上には雪は積もらない。

「寒っ!」

「雪はないけど、風は冷たいからね…」

呼吸をする度、身体から排出される白い息。寒さで固まる身体に鞭を打ち今日もアイディール部隊は戦闘をしていたのだ。

「早くユートピアに帰ろーよ キャプテンが教えてくれたストーブ?ってやつに当たりたいよ」

「確かに。あれは革命的よね」「身体が芯から暖まる気がしますよね」

 

 丈を含め少し気が抜け始めている頃であり、こんな日常が長くは続くことはなかった。これから巻き起こる出来事にこの世の無情さと怒りを思い知ることになることの序章に過ぎなかった。


 数日後

「最近出動の要請少なくなってきたね」

「成長してきた訓練生だけで対応できるようになってきたのだろうな」

「嬉しいような寂しいような」

「頼もしい味方が増えて心強いじゃないか」

アイディール部隊は訓練を終え、ストレッチを各自で行い雑談をしていた。

「このまま下の世代に役割取られちゃったりしてな」

「なに言ってるんだよ?俺達は精鋭だぞ一応」

「はははっ!それよりこの後ごはん食べに行かない?」

「いいね!それじゃ…」

アイディール部隊の楽しい会話を断ち切るようなサイレンが施設内をこだました。

『緊急緊急』

「タイミング悪いなーちゃっちゃと終わらせに行こうぜ」

いつもと同じライフを相手すると思い込んで重い腰を上げようとしていたが、

『訓練生の実戦戦闘中にライフの襲撃に遭い通信不通 アイディール部隊の出動要請』

「なにっ!?」

「今話してた訓練生だろ?なにしてんだよ」

やれやれと支度をしようと動き始めたが、エヴァが息絶え絶えで走ってきた。

「はぁはぁはぁ…皆さん…!」

「訓練生のことだろ?エヴァ落ち着けって!これから行くところだから」

丈がエヴァの息を整えさせた。

「落ち着いていられません…!通信が途絶える直前の言葉に耳を疑って…」

「途絶える前の言葉?」

「はい…人型のライフが1体…の襲撃に遭っていると」

「人型…?」「何かの間違いだろう?俺達でさえ、まだ確認できていないんだぞ?」

「当初は大型のライフの撃退の連絡を受けたんですが、その直後に『人型のライフのようなものの襲撃に遭っている』と」

「まじか…」

「とりあえず、事実確認が必要だ。アイディール部隊、要請通り現場に向かうぞ」丈の一声に全員が返事をして準備を再開した。

「新型のライフだが、一刻も早く救出に行かないとな」

「ありがとうございます皆さん…ご武運を」

輸送機に全員乗り込みユートピアを出発した。

「途絶える前の通信はこの位置…北北西で距離10km」

「普段よりユートピアから離れてるな…」

「無理してそこの位置のライフまで倒しに行かないだろう。おそらくそこまで誘い込まれたのか…」

「あ!てか、ジェームズが乗ってるじゃん!忘れてた!」

「あ、かわいそう…子どもなのに」

緊張と緩和を繰り返しながら現場に向かっていると、

『もしもし、アイディール部隊のみなさん?』

声の主はマシューであった。

「よ!マシューか 久しぶりだな最近顔みてなかったけど」

「最高の発明に時間がかかっててね」

「お勤めご苦労様で」

マシューの通信に丈が受け答えている。

「その発明品の実践をしたいんだが…」

「ん?これからか?」

「そうだ、これからライフを倒しに行くんだろ?」

「状況確認も兼ねて行くからな、もし大丈夫そうなら連絡するよ」

「ありがとうキャプテン」


『目標地点付近に到着』

「よし、到着したな。今回は全員で降下する」

「いつもみたいにアイビーからじゃなくて?」

「そうだな、敵の数が未確認だからな」

「了解」


「順番に降下を始める」

一人一人順番に輸送機から降下していき、パラシュートを開いた。辺りを見回しながら降下していくアイディール部隊であったが、視認できる距離に近づいたときその悲惨な惨状を目の当たりすることとなった。

「これは…」

「まじか…予想外だな…」

訓練生を乗せていた輸送機は炎を上げ横たわっており、そこからまだらな距離で、訓練生が血だらけの状態で動かなくなっている所を発見した。

その奥に倒れた訓練生の上に座るようにしている人影が見えた。

「あれが…?」

「全員最大の警戒をしろ」

「了解…」

先ほどまでとは違い、全員の顔が強ばり事態の大きさに気づいたのだ。

地上に着きパラシュートを切り離した。

アイディール部隊の存在に気づいた人影が、

「んん?」

顔を遠くのものを覗き込むように前傾になった。

「人間か?新しい獲物が自分から来てくれたのか!サービスが良いなー!」

「あれは人間か…?」


ありがとうございました。

人型ライフとの初遭遇の丈達はこの後どうなるのでしょうか…

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