19 異世界での年月
キャプテン/ジョージ/丈 主人公
デイビス、アイビー、アリス、ヨル アイディール部隊メンバー
マシュー 発明家みたいなやつ
ウィーンウィーン マシューの実験室にアイディール部隊の装備品を修理する音が反射して響いている。
「まったく、毎度毎度修理してるけどもーちょっと丁寧に使ってくれよ」
マシューは呆れた声で修理を続ける。
「毎度毎度きれいに修復されるから安心して装備をボロボロにできるんだよー」アイビーの悪びれない屈託の笑顔に反論する気力を失い、黙々と修理をするマシューであった。
「はい、これで全員分の修理は終わったよ」
「すまないなマシュー」全員はそれぞれの装備を手に取った。
「ヨルちゃんはキレイに使ってくれるから助かるよ本当に」「いえいえ、皆さんと違って遠くから戦闘に参加してますので…」
「ちぇー、ヨル贔屓かよー」アリスのふくれっ面にたじろぐマシューだったが、「マシューをいじめるなよ」丈ことキャプテンSmartWolfが会話に割って入った。
「キャプテンはマシュー贔屓だからなー」「ちげぇーよ!」
「アイディール部隊は皆仲が良いな」
「まぁ、昔と比べてキャプテンが取っつきやすくなったのが一番大きかったな」「だね、昔は本当に全員が仕事仲間くらいの距離感だったしね」
アイディール部隊全員がそれぞれ、昔と今のキャプテンを思い出しながら語っていた。
昔のキャプテンと言っても、現在のキャプテンとは外見が同じでも中身が全くの別人であることは誰も知らない。
キャプテン/ジョージは今から約8年前に《理想郷の一雫》に巻き込まれ昏睡状態になってしまっていた。もう、起きることはないとされていた。しかし、
小池丈は2025年某日、工事現場の鉄骨の下敷きになり生死を彷徨っていた。次に目が醒めると、ユートピアと呼ばれる空に浮かぶ都市の英雄と呼ばれていたキャプテン/ジョージに転生していたのだ。
困惑している丈であったが、ユートピアを狙う生命体・ライフの魔の手から人々を守るためアイディール部隊の隊長として日々闘うのであった。
丈は、様々な人との関わりや日々の戦闘で新しいことも多く充実した生活を送っていた。
「なんか、懐かしいな…(俺が転生してからもう3年か…オレ強えーや俺なんかやっちゃいました?や中世ヨーロッパみたいな世界でもなくて、コレジャナイ感あったけど)」丈が思い出に更けていると、「キャプテンは優しいよね」アリスの言葉に他の皆も頷きにこやかに笑っていた。
そんな表情をみて丈は、「でも、これも悪くないな」
「よし!今日は俺が奢るぜ!飯食べに行くぞ!」
「やったー!!大好きキャプテン!」「マシュー、お前は違うぞ」「何でだよ!!」
ありがとうございました。
初期のおさらいがてら、若干総集編っぽい感じです。




