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12 偉大な父の存在

丈/キャプテンSmartWolf XXXX年と2025年の主人公

マシュー・(以下略) 戦闘に必要な装備を開発してくれる

デイビス アイディール部隊のメンバー

ジェームズ 丈の転生前の身体の持ち主のキャプテンの息子 

リン ジェームズの幼なじみ

レナード キャプテンの親友で空中都市ユートピアの長的存在

シモンズ レナードの秘書

健太 2025年の丈の親友

シャトーブリアン 美味しい肉

 「俺の息子?」「そうだ」デイビスから自分の息子だと聞いた丈だったが、「そうか…(あ、俺が転生した元の身体の息子か)」丈は理解し拘束していたジェームズを放した。「くそっ!」拘束していた腕を痛そうにおさえながらゆっくり立ち上がり、丈を睨みつけていた。「ジェームズ、急になにをしているんだ?父親に5年ぶりに会えたのに」

 「父親?目を醒まして一度も顔を見せなかった奴がか?しかも俺のことを知らないみたいな顔しやがって…!」「…ジェームズ お前のお父さんはな、5年ぶりに目覚めて記憶が無くなっているんだ。これからゆっくり思い出す」「…!…ちっ!」ジェームズは少し驚いた表情をしたが、すぐに眉間にシワを寄せた。その場から立ち去ろうとしたジェームズに声をかける者がいた。「ジェームズ君ー!」

 「…リン」丈達の方へ走ってきているジェームズと同じくらいの背丈で、髪型はポニーテールの可愛らしい女の子がいた。「何してるの?お父さんと話せた?」「うるせーよ、オカンか 刺そうとして失敗しただけだ」「え!?」ジェームズは丈達の方を見ることなく歩き去っていった。「ジェームズ君待って!ご迷惑をおかけしました!」リンはジェームズの代わりに、丈達に頭を下げて走っていった。「久しぶりに会ったのにそんなに危ないことしちゃダメだよ?」「リンには分からねーよ、おれの立場は…」「分からなくても一緒にはいれるよ?」「…!」「へへっ!ジェームズ君照れてるー」「あっちいけ…!」

 「あの女の子は?」「あの子はジェームズの幼なじみのリンだ」丈はデイビスに事情を聞いた。「ジェームズは、生きる伝説であるあんたの息子として物心つく前から周りから過度な期待をされて育ってきた。

そして、キャプテンが眠っていた5年間でより跡を継ぐことを期待されていた。そのプレッシャーは幼い子どもにはあまりにも重すぎるものだ。才能はあるが親への反抗心により燻っている感じだな。だから、今みたいなこともある」「反抗期みたいなものか(この身体の持ち主も息子に苦労をかけているな)」

 「それより」「ん?」「あの二人はできてるのか?」「できてる?」「恋仲なのかって話だよ!」「このしんみりした雰囲気で話す内容じゃないだろ」「しんみりした雰囲気だからだよ」「自分で聞くんだな」「もー!デイビスのいけず~」


 「新装備の初陣はどうだった?」「ああ、調子は良かったよ。後はもう少し俺が慣れないといけないけどな」実験室でマシューと丈は椅子に座りながらお茶を飲んでいた。「あちっ!ふぅーふぅー」「君ならすぐに使いこなすよ根性がある」「…どうだかな」「自分を俯瞰して見たことはないのかい?」「…何回も見てきたさ。本当にろくでもない人間だったよ」「だった?」「ん?ああ、何でもない(なぜかマシューと話してると、転生前のことを言ってしまいそうでボロが出てしまいそうだな)」

「何か気になることがあれば私に聞いてくれキャプテン」「そうさせてもらうよ。なら一つ」「早速か」「その寝癖はなんだ?」丈はお茶を飲みながらマシューの髪の毛をみた。「え?これか?気にする暇がないくらい忙しいってことさ」「ふっ!なんだそれ?なら、あだ名は寝癖だな」「それはヒドイな」「なぜかあんたは他の皆と違って、なんか話していても違和感がないな」「違和感?」

「上手く表現できないが、変に合わせなくても良い感じかな」「なるほど…褒め言葉として受け止めておくよ」丈はマシューとの話している時間の心地よさと心地よすぎる違和感を持ちながらこの後も世間話を続けた。


 空中都市ユートピアの中央の建物のある一室にて、

「SmartWolfは新装備を獲得し、順調にライフを撃退をしているそうです」「そうか、順調にやっているか。マシューが戦闘に必要な装備の開発はしてくれるだろう」「はい」「それで、"あっち"の方の様子は?」「まだ、準備は整っていません」「なら。まだしばらくは頑張ってもらわないとな…」レナードとその秘書シモンズはある計画書を眺めながら話していた。


 ~2025年~

 ある焼肉屋で丈と健太の2人で食事をしていた。「ん~!ザブトン美味しいな!」「それ、もっと焼き色付けた方が良かないか?」「牛だから大丈夫だよ!それに良い肉なんだから焼きすぎると逆に不味くなっちゃうよ」煌めく網の上に肉の脂でより輝いている肉を炭火焼きで焼いていた。「良い肉を良い酒で流し込むの華金って感じるよ!」「健太は楽しそうにご飯を食べるよな」「楽しそうにご飯を食べないと人生損しちゃうからな!」「だな、もう肉が無くなりそうだけど何か頼むか?」「じゃあ、卵スープとシャトーブリアンとご飯かな」「さらっとバカ高いやつ紛れ込ませたろ」「すみませーん」「無視かよ!」

ありがとうございました。

反抗心、芽生える友情、不穏、肉の内容でした。最後の2025年パートはこの話で書くことが無くなったので引き伸ばしで急遽入れたので特に意味はないです。肉が食べたいです。

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