転生準備
はぁ~まさか、電子レンジを買う羽目になるかぁ~ん?
男は片手に買ったばかりの電子レンジを、手に持ち歩いていた。服装的に、高校生だろうか。そして、踏切辺りから明らかにふらふらで歩いていたおばあちゃんが、カタツムリのようなスピードで歩いていた。
ぼけーと、そのおばあちゃんを見ていたら、おばあちゃんは踏切の線路に躓きその場に倒れた、
カンカンカンカン
踏み切るが閉まる音がした、おばあちゃんはすぐに立ち上がり必死に歩いた、が。電車が迫っていた。これは多分間に合わ無い。
周りの人は、相変わらず騒がしい。
まずい……
男は持っていた電子レンジを手から放し、踏切の黄色のやつを飛び越し。おばあちゃんを押した。そして、そのまま……電車に引かれた。大きな血渋きを吹き。
同時刻~
人混みの多い地下鉄の中、スマホ弄っている女子高生がいた。画面をよく見ると、友達とLI●Eをしていた。
そんな内に、電車がやってくる音楽が流れた。
女子高生は、スマホをポッケにしまい前を振り向いた瞬間……
バン……
「え?………」
後ろから、誰かに押されたのだろう。そのままバランスを崩し線路の方へ飛び出した、その瞬間…周りの悲鳴と共に電車にぶつかった。一瞬で見えたのは誰かが流した鮮やかな赤色の血と、割れたガラスの破片だった。