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die14話 情報屋の結果

 一週間後、私は塔弥という男子生徒と情報屋―――波刈の元へ訪れていた。

「ここって……」

「ただの駄菓子屋だな」

「へぇー、響ちゃんが駄菓子屋さんに行くなんて、ちょっと意外かも」

私と塔弥という男子生徒は揃って駄菓子屋の中に入る。

「いらっしゃいっス……って、リリ…響さんじゃないスか」

「この前私が言ったあれ、出来ているか?」

「そりゃもちろん。出来ているっスよ」

そう言って店の奥に入っていく波刈。そして、しばらく経つと波刈が何枚もの書類を持って来た。

 私と塔弥という男子生徒は店の椅子に座る。波刈はテーブルの上に手に持っていた紙を置く。

私は一番上に置いてあった紙を手に取った。

「えっと、この紙って……」

私の手元にある紙に指を差して訊いてくる塔弥という男子生徒。

「あぁ、(いのり)とかいうやつを探しているんだろ。だからこいつに頼んで祈という女のリストを作ってもらった」

「え?それ、犯罪じゃない?」

「お父様が全て背負ってくれるさ。だから気にしないでくれていい」

「わ、分かった」

塔弥という男子生徒は戸惑いながらも、塔弥という男子生徒はリストの隅々まで目を通していた。

「ダメだ。全員違う気がする」

 塔弥という男子生徒はしばらく目を通していたが、やがて弱弱しい声でそう言った。

「それで、どうしてこんな仕事頼んだんスか?」

 波刈は塔弥という男子生徒に聞こえないよう私にそう訊いてきた。

「そういう仕事はお前が適任だと思った。ただそれだけだ」

「なんスか、ただの便利屋じゃないスか」

「そもそも情報屋は便利屋じゃないのか?」

「く~、やられたっス~」

「えっと、駄菓子、食べてもいいですか?」

私達がひそひそ話をしていると、塔弥という男子生徒が申し訳なさそうに言った。

「もちろんっス。響さんのお友達っスからね、一つは無料にするっス。その代わり、二つ目はお代取るっスからね」

「え、いいんですか?僕のお父さん警察官ですよ。本当にいいんですか?」

「もちろんっス。一つはサービスっスよ」

「じゃあ、いただきます」

 そう言って塔弥という男子生徒は小さいチョコレートを取り、椅子に戻って頬張った。

 そうして、塔弥という男子生徒の初恋探しは見つけられず幕を閉じた。塔弥という男子生徒と花咲学園の寮に戻ってくるや否や、リリーこと琳が私の事を睨んできた。

「ヒビッチ、また宿題やり忘れてどこかに行ったね。塔弥くんは終わったの?」

「もちろん終わらせてから行ったけど、え、響ちゃん宿題やってなかったの?」

塔弥という男子生徒は、そのことにかなり驚いていた。私は意味が分からなかったので首を傾げる。

「はぁ~、そうだよ。ここにユーユが居なくて良かったね。やっぱりヒビッチも面倒くさがりでしょ」

「はぁ~、そういうことにしておいてやるか……」

「こっちがため息吐きたいんだけど、はぁ~とにかくやるよ」

 部屋に戻って宿題をやってからは、夕食を食べてシャワーを浴びて寝るだけだった。


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