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die0話 元殺し屋、リリィ新たな始まり

 お久しぶりです。新田凜斗です。あとがきでもこれ言うのですが、第一作 特別外伝 恋殺芽レを投稿させていただきました。

 さて、ここからは次あるかどうか分からない新コーナー 意味わからんネタバレのコーナー

 この作品 恋殺芽レですが殺し屋の物語…お話?分からないけど、なんですが、第一作 俺の幼馴染は記憶喪失 ですが俺のことは鮮明に覚えてます とスピンオフ第一作 わたくしの元カレは乱暴者 ですがわたくしには優しかったです のスピンオフ第一作はあるか忘れましたけど、謎の全貌を全て書こうと思います。世純の父親を殺した犯人は誰なのか 世純の謎に包まれた母親の存在 なぜ欄場さんが蘇上友理会長のことがまだ好きなのにフッたのか などなど…うん、これ、ネタバレじゃなくてあらすじだね。

 これは本編 俺の幼馴染は記憶喪失 なぜか俺のことは鮮明に覚えてます の一年前つまりショウ君達が高校一年生の時の時系列の物語、お話です。それでは本編スタートです。

 

 こんな穢れきった私が人を、ましてや異性を、本気で好きになるはずがないと思っていた。

 だが、未来のことなんて分かるはずもない。そう実は私が二人居る、なんてことも…まだ

 「ま、待ってくれ、俺にはまだ家族が………」

男が何か言い終える前に私は、引き金を引いた。サイレンサーが付いていたため、もちろん銃声は鳴らない。私が放った弾丸は、男の眉間に見事に命中し、男は絶命した。任務完了である。

私は殺し屋…いや、だった女…と言った方が正しいだろうか。

理由は先程のこと、任務が完了したことをボスに報告するため、通信機を取り出し報告した直後のことだった。

『お前のおかげでまた一つ世界が平和になった。いきなりで済まないが、お前の仕事はこれで最後だ。だが安心してほしい。お前はもう用済みというわけではない。お前は機関のためによく働いてくれた。よく聞け、リリィ』

リリィ、それが私のコードネームだ。ボスは一度咳払いをした後に続ける。その事実を

『お前はこの仕事に(たずさ)わるには幼すぎたのだ。本当にいきなりで済まないがお前は来週から花咲学園という学校に通ってもらう。手続きはこちらで済ませているから何も心配しないで通ってほしい。何度も言うがお前は用済みというわけではない。だから、まぁこれは、しばしの休暇だと思ってくれ。お前が将来、またここで働きたいと願えばまた機関の扉を叩け。その時は、お前を受け入れる。それでは健闘を祈る。頼んだぞ、リリィ。あ、そうそう、機関にはあまり帰ってくるなよ。敵に悟らせるわけにもいかないのでな。お前を信用していないわけではないが、念には念をというやつだ。だから、寮のある学校を選ばせてもらった』

「ボ、ボス……」

そこで、通信は途絶えてしまった。

リリィという殺し屋は、裏の世界では有名な殺し屋、それに加え、性別も年齢なども不明な点も多く、分かっていること言えば、リリィというコードネームと変装の技能スキルを使うことくらい…。殺し屋はスキルと呼ばれる技能を使い標的(ターゲット)を殺す。

私のスキル(技能)は二つある。一つは、先ほども言った通り変装、他人に化けて罪を着せることもできるが、それだけではない。変装のスキル(技能)は自分の姿を誤魔化すこともできる。そしてもう一つはハッキング。これは知っている者も多いだろう。データベースに侵入し、セキュリティなどの弱化をすることが出来る。

特に私の様に技能スキルを二つ持っていることはかなり貴重らしく、私の所属する機関では、ボスと私を含めても十人しかいない貴重な人材だ。

ちなみに私の年齢は…確か十二、三程度であり、性別は女だ。

はぁ…こんな風に説明している時間はないんだがな。

私は、一瞬理解できなかった。ボスは確実に『お前の仕事はこれで最後』と言っていた。これは夢なのかと思い、地面に軽く頭を打ちつけた。痛い。どうやらこれは夢ではない様だ。こうなったらやることは一つ…………なのだが、なぜか、目から涙が(あふ)れる。私がいるこの場所は標的(ターゲット)がいた場所からあまり離れていない場所だったが、今はそんなこと考える余裕はなかったがために、私はそこで膝から崩れ落ち、声にならない声をあげて泣いた。

やはりというべきか、案の定というべきか、見張りの人間にすぐに気づかれてしまった。まぁ、その際今の私にはそんなことどうだってよかった。見張りの人間は、私を一旦建物の中に入れ私が泣き止むまでずっとそばにいてくれた。正直、ありがたかった。まだ私にこんな感情が残っているとは思いもしなかったため、更に涙が溢れる。

見張りの人間はまだ仕事が残っているからと言ってその場を後にした。代わりに別の人間が入ってきたが、口を割るつもりは毛頭ない。と、思っていたのだが、その人間が言ったのは、想定外の言葉だった。

「お父さんが死んで残念だったね」

と、言ってその人間は、私の頭を()でた。この人間は何か勘違いをしているようだが…私が泣いていた理由はそんな生ぬるいものではないから。

数十分後、泣き止んだ私は、ポケットからスマホを取り出し、早速花咲学園について調べることにした。

私が来週から通うことになる花咲学園は、小中高一貫性の学校らしい。私は、そこの中学部に通うことになる。



お久しぶりです。新田凜斗です。この度、新田凜斗、第三作恋殺芽レーーーこいこがれを投稿させて頂きました。このお話は第一作俺の幼馴染は記憶喪失 ですが俺のことは鮮明に覚えてます の特別外伝です。特別外伝というのは本編にも勝るとも劣らない、というか,なり得てしまうほどのストーリーの事を私が勝手に言っているだけです。 え?スピンオフ系の作品が多いって?本来はこれを第二作にする予定だったのですが、コロナ療養中に「あ、会長の物語書こう」ってふと思いましてね。はい。そんなわけで今後とも応援よろしくお願いします。

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