「計画崩壊」18:20
体育館女子更衣室にて。
館山さんが先にシャワーを浴びる中、あたし達は2人。
あたしは、話を聞いて大きな溜息をついた。
「真弓、それ本気で言っているの?」
「……はい。すみません」
真弓は申し訳なさそうに返事した。
「そんなことしたら『計画』がすべてズレるんだけど……」
「でも、『そうしてくれ』と言われてしまって……」
「…………」
あたしは頭を抱える。
準備をしてきた。時間がない中、隙のないように入念な準備を。
しかし、プランは崩される。
たしかに『彼』の協力は不可欠だ。その協力がなければ、そもそもこの『計画』が立ちゆかない。もうここまで来てしまった。――やるしかない。
「仕方がない。わかったわ。――なんとかするわ」
覚悟を決める。
しかし多少アドリブが絡む展開もありそうだ。気をつけなければならない。
「ありがとうございます。更さん!」
真弓が笑いお礼を述べていた。
『誰を殺すか』――それは変わらない。
『どうやって殺すか』――その方法が変わるだけ。
頭の中にすでに計画のイメージはできていた。
「……大丈夫。あたしならやれるわ」
声に出した。
自分に言い聞かせるように。




