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『学校宿の殺人』+α  作者: 稲多夕方
プロローグ
1/51

予告『冒頭には死体を』

『予告編』


 暗い室内。雷が鳴っている。


 女性が転がっていた。

 その顔には血の気がなく、口からは一筋の赤が滴る。


 腹にはナイフがつき立っていた。


 木製の床に、暗い赤色がゆっくり広がる。

 重く荒々しい風音。重く響く雷音。

 ただ、そこには、動かない女性が転がっていた。






 突然だが、彼女を殺した犯人を見つけてほしい。


 一体だれが?

 どうやって?


「まさか、こんなことになるなんて……」

 ふくよかな男が青い顔していた。


「お前がやったんじゃねーのか!」

 金髪の男が声を荒らげる。


「それを信じる根拠を示してくれないか」

 茶髪の男が鋭い眼でにらむ。


「ボクは、キミは違うと思うんだ……だから……」

 小柄で童顔の男が不安そうに口にした。


「……そんなの。わかんないよぉ……」

 儚げに少女が消え入りそうな声を発した。


「俺は、誰も殺していない。犯人なんていないと思いたいんだ」

 大柄な男が顔をゆがめて言葉にした。



「私はキミのこと、信じてるよ。――絶対に違うって。だって私は、キミのこと――」

 整った顔の女性が瞳を揺らしながら唱えた。



「僕は、絶対にこの謎を解いてみせる!」

 決意を宿した顔で青年は宣言する。



 恋、嘘、青春、死の交錯が連鎖反応を起こす。

 2重の密室トリック。破れないアリバイ。

 あなたは犯人を、真実を、見破れるか?


 ――『学校宿の殺人』


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