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80年代ホラーだけが知っている

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意ください。

真夜中一時。私達はベッドの上でテレビを見ていた。少し古めかしくも、味のある80年代ホラー。流れる電子テクノの音楽はこの映画の雰囲気と合致していて、高揚感をぶち上げる。

不意に画面の中から爆音。古風な屋敷の窓から覗く激しい豪雨に混じった落雷。シーンが代わり、一人の男が美女の項に歯を立てていた。

シーツの上を彷徨う指同士をさり気絡ませ合う。横目で一瞥をくれたのを彼は見逃さなかった。腰周りに手を回され、視線を交えたまま口を塞がれる。

「あぁ……ん」

舌先同士を合わせあって、そのままリネンの上に横たえられる。画面からは相変わず流暢な英語が流出していた。怯える女の絶叫。詰るような男の嘲笑。表面だけ見たら、今の私と一緒。

「この映画、何度も見てきたけど飽きないの?」

「全然。この映画と共にあったからね」

この映画を通じて貴方と出会って、この映画と共にキスをして、この映画と共に貴方に全てを捧げた。飽きるなんて……貴方の全てを否定するのに等しい。

大きな手で両頬を包まれる。瞳には慈しみと一握(いちあく)の情欲。今からお前を食らうと雄弁に語っていた。だから畳み掛けるように、服の中に手を入れて、誘いをかける。

「ねぇ……ここに噛んで」

肩口を晒し、人差し指で小突く。丁度映画の吸血鬼伯爵がしていたように、貴方の物という証を刻んでよ。

舌なめずりをして強請ると、彼は舌なめずりを一つして、項に顔を埋めた。一つ強めに吸い付いて、犬歯を突き立てる。薄い皮膚を突き破る痛みと快楽。ふふふ……眷属にされちゃうなぁ。

「貴方が吸血鬼だったら良かったのに」

「ん?」

「眷属になってずっと一緒。でもそんな事出来ないから、今は好きにして良いんだよ?」

とろける笑みと共に髪を撫でると、彼は胸元の釦に手を掛けた。上から三番目ぐらい弾き飛ばす。これからやることは決まっている。

深夜の行為はこの映画だけが知っていた。

何でも許せる方向け!!宜しくお願いします。


久々に聞きました。とあるバンドさんの曲。

80年代ホラーをテーマにしたようなPVなんですけど、素敵過ぎて深夜なのにテンション爆上がりです。


投稿日がなんと12年前!!(11年前じゃなかったです……)

でもテーマにしているのが80年代ホラーだから、今でも全然通じるんですよ……!! 古さを感じさせないというか。

その古さこそが良さと言うか。ただただ好き……。

こんな雰囲気の話が描きたい……。(一度目)


※感の良い方は多分気がつくと思います……。

※他の小説にもろ影響出てるので……。


それにプラスして、幼少期に見た吸血鬼映画と海外の吸血鬼恋愛小説を題材にしてます。


映画は丁度吸血シーンで、女性が吸血鬼になるシーンがトラウマものでした。今では全然OK何ですけど!! 寧ろ見たい!!……タイトル分からないんですけど……。


小説の方は結構マイナーですね。

でも和訳の表現が逸脱です……!! ああいう物が書けるようになりたい……。(二度目)

ゴスっ子可愛い!!

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