表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

#001 女で転生した日!

「申し訳ございませんが、山本良助さん、あなたは死んだ」

「死んだ」ってどういうこと?

そんなこと信じられないけど、まずはこの人は誰だ?

「あたしのせいであなたの頭を焼いたの。そして、あなたには新しい人生を与えましょう…」

「それは冗談でしょうね?冗談だよ…ねっ?」

「違います。冗談じゃないです」

「ふざけてるのか!俺の幸せな人生はもう終わったっていうのか?冗談だろ!」

「本当に申し訳ございません…でも、山本良助さん、あなたは異世界で転生するんです…それならいいですか?」

もし俺が本当に死んでいるなら、このオファーを受け入れよう。

死にたくなかったけど、怒っても仕方ない。

「山本良助さん、どう思いますか?受け入れるか?それとも、受け入れないか?」

「わかったよ、受け入れるよ!」

「じゃあ、山本良助さん、新しい人生が楽しくなりますように」

「あのう…名前は?」

「申し訳ございませんでした!あたしは女神のマーガレットと申します」

「では、行ってくるよ」

「あ、ちょっと、プレゼントを渡すのを忘れていました…」

彼女が俺のおでこに手を伸ばすと、すぐに光が現れた。

「こっこれは何ですか?」

「それはですね、あたしがあなたに『ディバイヌ・プロテクション』をあげたのです……そろそろ時間です」

………………

……………

…………

………

……

「お・き・て・魔王様!」

「あと五分だけ…」

「それは無理です。あなた様はお仕事に行かねばならないのです!」

お仕事?俺は引きこもりだぞ。仕事はないだろ…

俺が突然立ち上がると、そこには見知らぬ人が立っていた。悪魔みたいな奴だ。

「あなたは誰ですか?」

そこにいた全ての人々は俺の言葉にショックを受けていた。

「失礼ですが、エーリオラ魔王様、もう一回言ってくださいますか?」

「あなたは誰ですか?」

そして、「エーリオラ」とは誰?

この人たちは俺を「エーリオラ」って人と間違えているんじゃないかな?

「あのう…」

「フィリスです、魔王様」

「「エーリオラ」って誰なのかな、フィリスさん?」

「それはあなた様です」

俺?

間違えていないかな?それは無理だろう…

俺は山本良助だよな?

「鏡はある?」

「はい、魔王様!」

フィリスは他の人たちに「すぐに、鏡を持ってきて!」と言った。


すぐに鏡が俺の部屋を来た。

その前に、気づいたんだが、この部屋はまるでお城の中みたいだぞ。

鏡の中の自分を見て、俺は驚いた。

「なんじゃこりゃあぁぁぁ!?」

なっなっなっなぜ俺は女なの?!

この胸、この足、この髪、間違いない、女のものだ…言うまでもなく、俺は悪魔だった……

「おい、お前、俺に何が起こったんだ?」

「知りません、魔王様……」


【ビッポビッポ】


この音はゲームのメッセージっぽいね?

ゲームっぽいメニューウインドウが俺の前に現れた。

【あたしの世界は気に入った?

あたしのプレゼントは好きですか?

この世界には魔法があります。

そして、あたしの最後のプレゼントはお金であり、あなたにはいっぱいお金をあげました。

ごきげんよう、そして幸せな人生をどうぞ。女神】

「き・さ・ま~!」

すぐに激しい怒りが頭に上り詰めて、俺は壁を破壊した。

あれ?

どうやって壁を破壊したの?

「魔法があります」というのは事実だった…しかし、どうやって俺は魔法を使ったのか?

俺は女になった、あのクソ女神のせいでね

彼女を探しだしてぶっ殺してやる。

まずお城から逃げなければならないな…

「魔王様、悪魔たちがあなた様を待っていますよ…」

「はぁ?……で?」

「悪魔たちはあなた様と国のことを話したいのです」

「じゃあ、行くよ」


仕事は大嫌いだけど、今の俺には逃げる方法が思いつかない…

玉座に行って、そこに座ると、フィリスは俺のそばに来た……

「最初の悪魔、入りなさい!」

「魔王様、我々には食糧が足りない…子供たちも腹を減らしています…どうか助けてください」

俺はフィリスを見て「後でお前に話がしたい」と言った。

この仕事はつまらない…

悪魔たち全員と面会した後、フィリスと一緒に話を始めた…

「フィリス、俺は魔王の仕事を辞める。この仕事は俺には物足りない…もっともっと楽しい冒険がしたいんだ…」

「どう言うこと、魔王様?」

「新しい冒険がしたいんだよ」

「でも…なぜ?」

「フィリス、まかせてくれ」

俺は恐ろしいオーラを使った。

「はっはい…」

「あ、誰にも言わないでくれ。もし、悪魔たちに聞かれたら「知らない」と答えるんだ、分かったな?」

「はっはい…」

「では、さようならフィリス」


新しい冒険が始まるぞ!

女神を探して、この世界をもっと知るんだ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ