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しあわせの致〇量

作者: 藤崎成未

全ては毒で、その量によって毒ではなくなる。

パラケルススは言った


"全てのものは毒であり、毒でないものは存在しない。---"



シュパッ


@mapma〇△_551

幸せとは何ですか?



Twitterをみながら太く耳元を抜けた脳の声

「なんだろね」

仕事の帰りの電車の中、座る窓の外に、光が横に伸びていく流れを見ながら、少し呟いてしまった。

前の座席がふと自分を見つめて、目を逸らした。


パシッ


倒れた傘が膝にあたり前の座席の人が頭を下げた。

目が覚めた。



今日も仕事で確認ミスをした。

よくある事だ、気をつけなきゃ。

次はしっかりこの項目を目に入れるんだ。

もう1回ミスはダメなんだ、もう出来ないんだ。

3回目が最後なんだ、もう後がないんだ。


「憂鬱」


いつもより遅い、3時間。

敷いたまま、寝戻るための布団。

持ちながら喋り続けるスマホは、耳に入るにはちょうどいい情報量。

何も無い今日に溺れてなにも忘れたい。


「安堵」


もしもし、そうだよね、そっか。

明日も仕事、頑張るよ。

おやすみ。


「不眠」


耳聞こえる声はいつものなかま。

誘えば一緒にプレイする。

終われば1人映像に浸り、頭を冷ます。


「独り」


人と話す。


「嬉」


顔を見る。


「疑」


感じる、字にはマネ出来ない。

ただ、感覚として捉える日常の波。




パラケルススは言った


"その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ。"





どうですか、貴方は毎日毒に侵されていますか?

その服用量は合っていますか?

あなたに合わない服用量はダメですよ。

自分に合う服用量で幸せをかんじましょう。

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