覆面レディオ
ポーン。12時になりました。覆面レディオ。
いやぁめっきり冷え込みましたね。クリスマスですもんね。メリークリスマス!と言いますが、あんまりメリーって他で使いませんね。メリーニューイヤーとか、メリーバースデイとか言わないもんなぁ。さてクリスマスといえば、覆面小説ですよね。ということで、覆面あとがきのコーナーです。ま、すぐわかっちゃうと思うけど、作品名を言わずに、振り返っていきたいと思います。
今回は全然やる気なかったんですね、覆面小説って当てられないと寂しいし、当てられたら当てられたで悔しいし、と複雑な心境になりそうで。それに当日のイベントに出られないから、みなさんに読んでもらうだけになってしまうのは、申し訳ない気がしたし。ま、結果は、書いて良かったー、皆に読んでもらうのが楽しみで仕方がない。人のも当てたかったし、何なら自分は誰にも当てられたくない、という気持ちになった。それが今回よく分かりました。
書く気がなかったのがどうして書くことにしたかというと、文学フリマの打ち上げのせいですね。書いて当たり前みたいな雰囲気に乗せられました。勝手にそう思っているだけですが。もう、みんな書く気満々なんですよ。そんでその雰囲気にいるのが非常に楽しい。あ、自分も書けるかも、とこう思っちゃったわけで。
でもクリスマスってリア充っぽすぎてかける気がしない、とはMつさんの言でしたが、クリスマスのテーマって、イナゴの大群が通り過ぎた村のようなものですよね。O.ヘンリーの賢者の贈り物とディケンズのクリスマスキャロルがあればもう何もいらないのでは、と極論を言いたくなるくらい。出来上がった作品を読むと、まだまだいじれるんですね、クリスマスって。
でもなぁ、もう一度書いてみんなと打ち上げしたいなぁという気持ちが少しだけ勝りました。文学フリマの打ち上げでは皆さんの作品を読んでいなくてあまり作品についてはおしゃべりできなかったので、そのリベンジですね。
ここで一曲お送りします。フランク・シナトラでHave yourself a merry little christmas
いやぁ、いいですね。鶯さん作の「居場所」で効果的に使われてました。Judy Garlandが映画「若葉の頃」で歌った曲で、あの二人が見た映画でしたね。まだ見たことがないので見てみたいです。
で、そんな荒野のようなクリスマスというテーマにどう立ち向かうか。まずは言葉遊びから始めて見ました。クリスマス、クリスとマス、クライシスとマス、危機と集団…クリスマスに集団的な危機…非日常系、いいな。セカイ系まで行かないやつな。災害かな。よし、電気来ないやつ。そんなときに電気必要なことしたい、となると…発電機とかか。ああ、スチームパンクとかいいな。鶴田謙二おもいだすな。といえばメカに強い女の子か。あそこまでメカは書けないな。ま、そこはお茶を濁して。
あ、クリスマス忘れてた。クリスマスといえば雪だな。メカで雪がないところに雪を降らせる、と。雪がないって言ったら、夏がいいな。夏のクリスマスって言ったら南半球。舞台は南半球?そんなん書けるか。いやでももう、書き出しが蝉になっちゃったわ、夏で行こう。ん、蝉って南半球にいるの?とりあえずオーストラリアにいるのか(検索中)いるわ。どんなふうに鳴くの(検索中)ジージーと鳴く蝉がとりあえずオーストラリアにいると。オーストラリアが舞台か。
じゃ、災害どうしよう。オーストラリアの災害って?地震あるの?台風は(検索中)サイクロンかぁ。ハルマゲドンみたいにするとスケールでかくなっちゃうからなぁ。よし、サイクロンで。
しかし災害の描写は全くできないな、難しい。パス。できるようになりたいものです。
あ、メカを空に飛ばしたいな、オーストラリアの空に。エアーズロックがバックっていいかも(検索中)サイクロンが来る地域とはちょっと遠いな。エアーズロックは却下。空から雪を降らせる!はい決まり。いいねぇ。
え、女の子が飛行機作っちゃうの?ドクタースランプ的な…。それはそれでキャラ造詣が大変だな。これはもう、強力なパワーをどっかからもらっちゃいましょう。魔法か?前回やっちゃったからなぁ。あ!雪って言えば、乾電池を発明したのは新潟県長岡市出身の日本人だったなぁ。よし、不思議な乾電池が動力源。じいちゃんが持っていたふしぎな乾電池を孫娘が使う、と。
ここでラストの曲をお送りします。松任谷由実で「ルージュの伝言」
この曲を聴いたら日本人の7割は思い出す映画、「魔女の宅急便」のオープニング曲ですね。ききさんの「サンタと魔女の夜間飛行」を読んでいる時に頭の中にこの曲が流れてました。しかも作者が「きき」さんですもんね。キキとトンボが少し大きくなったらああいうシーンもあるかもしれませんね。
ということで、なんとかプロットが決まって書き始めたのですが、やっと1000字くらい。
え?あと10倍…。そこまで長くなくても5,6倍は行きたい。どうやって膨らますのか。
なんて思って何日か過ぎ、すきま時間にちょいちょい書いていた。どこで筆、もといキーボードが乗ったのか定かじゃないけど、ふっと出てくるんですね、エピソードが。海外の日本人って言ったら、差別あるよなぁ。オーストラリアはカレーバッシングってのがあったのか。「じいちゃん、長岡の雪だよ」ってセリフ言わせたいなぁ。え?そんな語りかけってことは、じいちゃん死んじゃうの?あ、差別がらみで?死んだらかわいそうだな。じいちゃん、申し訳ないけど、ちょっとケガしてもらおう…
あとすこしのフレイヴァが加わってあの小説ができました。
作者予想のスレッドではうまく隠れてました。作者自身はみーなさん作「プレゼント」に挙げられてました。いやぁ、お父さんキャラって強いなぁ。一周まわって家族小説書いてもばれないのでは?次は重松清かなぁ。 蓋を開けて見るとお一人だけに当てられてしまった。どうして当てられたんですか?あてずっぽうですか?そうですよね?(負けず嫌い
ちなみに私の出身は新潟県、エイサクは祖父の名前です。そういう意味でも愛着のある作品です。
つみ…じゃなかった、つくねさんの文章が面白かったので真似して書いてみました。他の作品の裏話、あとがきもぜひ読んでみたいので、みなさんふるって投稿ください。宛先は、https://syosetu.com/usernovelmanage/ziwainput/ncode/1518933/ お待ちしています。
この番組は、「亡羊會」の提供でお送りしました。




