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遺書

その生に価値はあったか

作者: 014の悲劇

『死にたい。


 僕の人生の中で、何度その一言を呟いただろう。


 結局、本当に死ぬことは無かったけれども、


 何度も何度も、辛さに堪え兼ねて逃げ出した。


 何度も何度も、悲しみの渦中で泣き出した。


 そのたびに誰かが、善意の暴力で更に奥へ押し込んで行くんだ。


 何とかなるさなんて、無責任な言葉で慰めないで。


 分かるからなんて、心にも無い優しさを振るわないで。


 いっその事、誰か殺してくれれば、ずっと楽だったのに。


 叫んでも、叫んでも、誰も聞いてはくれなかった。


 零時まで、僕たちに残された時間。


 もっと、意味が欲しかった。


 ねえ、神様。僕は一体なんだったのですか?』

























































「その答えが無かったから、こうなってんだろうがよ」

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