「異能」
「世界の軸-ワールド・アクシス」
第二話「異能」
僕は目が覚める
「ここは...」
そこはたまに来ることのある、保健室だった
「僕はなんでここに...」
僕は考えた..何故。
次の瞬間、保健室のドアが開く。咄嗟に僕はドアの方を振り向く。
そこには、悠斗がいた。
「大丈夫か?」
悠斗を見て僕は思い出した。
何があったか、なぜこの部屋にいるのかを...
「大丈夫ってどういうこと?っていうか君は誰?」
揺さぶりをかけてみる
「成功したみたいだな」
なにかつぶやいている、絶対何かある
「いや、初めまして僕は悠斗よろしくな」
僕は冗談交じりで揺さぶってみたつもりだったのだが。
僕はゆうとは気を緩めている。
今なら...行ける。
僕はベッドから飛び出し悠斗の上にのしかかり、こう言った。
「なぜ僕を気絶させた?早く答えて...」
悠斗は悔しそうな顔をして話し始める
「君が暴走する前に早めに殺して、結界が張ってある保健室に置いておいたんだ」
結界?暴走?どういうことなんだ。なんの話をしているんだ?
「殺したって言ったな、どういうことだ?僕は生きてるぞ」
「あぁ、それは君が【不死身】の能力を持っているということだよ」
俺が不死身?どういうことだ?
「じゃあ暴走っていうのは?」
悠斗は少し躊躇って言う
「君は第八世代目のワールド・アクシスなんだ...」
END
次回「軸」
「俺が君をなまえで呼んだことがあった?」