アイドルが伝えるべき言葉―Words which an idol should convey―
※この作品はフィクションです。地名は一部が実名になっておりますが、実在の人物や団体等とは一切関係ありません。一部でノンフィクションでは…と突っ込まれる要素もあるかもしれませんが、この作品におけるフィクション扱いでお願いします。
※コメントに関しては『ほんわかレス推奨』でお願いします。それ以外には実在の人物や団体の名前を出したり、小説とは無関係のコメント等はご遠慮ください。
※小説家になろうへ移植する際に一部セリフ等を変更している個所があります。
シヅキ=嶺華=ウィンディーネは、アーカシアンのサーバールームで何を見たのか?
時間は西暦2014年4月1日午後3時10分までさかのぼる。
「久しぶりだな、シヅキ」
サーバールームの中でコーヒーを飲んでいたのは、翼島氷雨だった。何故、彼女がここに呼ばれていたのか…。
「自分もアーカシアンに呼ばれて、ここに来た。今のアルティメットアイドルファイトは超有名アイドルの傀儡と同じ―」
「それを何とか打開する為にも、アーカシアンに協力する事にした。今の超有名アイドル優遇になっている現状は見ていて辛い」
氷雨は何か同じ事が過去にあったような…そんな表情を見せる。それ見たシヅキは、大体の内容を把握していた。どこの業界でも同じ事は繰り返されるのか…と。
「この世界は箱庭のひとつ…と言われている」
ハイブリッドが箱庭ゲームを立ち上げ、2人に説明を始める。サーバールームには、シヅキ、氷雨、ハイブリッドの3人しかいない。
「空き地に次々と建物を作っていき、そこにお客が入る。そして、街が出来あがっていく」
「街には色々な施設が作られ、多くの客が期待出来る建物を建てていくのがセオリーだろう」
「そんなセオリー通りの建物ではなく、違う建物を建てたとしたら?」
「そして、ごく普通の当たり前な日常ではなく、全く違うような世界が展開されたとしたら?」
「アカシックレコードとは、そう言う物だと言われている。A世界線、B世界線はもちろんの事、ありとあらゆる世界のデータが集約されていると―」
ハイブリッドの説明を聞いても、さっぱりと言う2人。それほど、アカシックレコードの潜在能力は神とも呼べるに相応しい物を持っていた。
「しかし、そのアカシックレコードにアクセスできたとする人間は存在していない。ネット上では色々とまとめサイトはあるが、どれもオリジナルから情報を入手した物ではない」
その後もハイブリッドの説明は続く。そこでは、未だにアカシックレコードは発見されておらず、それが何処にあるのか、どんな規模なのか…全てが謎に包まれていた。
果たして、アカシックレコードを発見する事は出来るのだろうか?
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シーン4:北千住駅
西暦2014年4月2日午前9時30分、通勤客が電車に乗り込むような何時もの光景とは違う光景がそこにはあった。
「??」
ある1人のサラリーマンが、その光景に疑問を持ちつつもスマートフォンで写真撮影をしていた。撮影を注意されるような事もないので、特に問題はないのだろう。
【アルティメットアイドルファイトとは違うようだが?】
【似たようなコンセプトであるのは間違いないが、1対1形式である事、バトルと言うよりは音楽ゲームに近いというような大きな違いがある】
(中略)
【ロケテストと言う話は聞いていないが、気になる所だな】
【ロケテと言うよりはローカルルールと言う可能性もある】
【アルティメットアイドルファイトのローカルルール自体、存在はしていない。これは、他社の非公表ゲリラロケテという見方が正しいようだ】
写真の分析をしていたと思われるタイムラインでは、アルティメットアイドルファイトとは違った他社製ゲームのロケテストという認識が半数を占めていた。
【アルティメットアイドルファイトもARゲームの一種と思いたくなるな。このロケテを見る限りでは】
【アルティメットアイドルファイトは、真のアイドルを決める為のイベントだ。ARゲームと同じはずはない】
【しかし、システムはARゲームと似ている部分もあり、ARウェポンを流用して参加しているプレイヤーもいる位だ】
【偶然、システムが同じだけだろう】
【超有名アイドルが自分達が神であると認識させる為のイベントという考えよりは、ARゲームの一種の方が有力だろう】
その一方で、アルティメットアイドルファイトが本当に『真のアイドルを決める』と言う目的で開かれたイベントなのかを疑問視する声もある。
同日午前10時、北千住駅周辺でもアルティメットアイドルファイトが行われていた。どうやら、本日からオープンのエリアがあるらしい。
【そう言えば、少し前に南千住でアンノウンが現れたという話があったが…】
【あちらの方は物理的なシステム不具合と言う事で発表されたようだ】
【『物理』? システムの欠陥ではなく?】
【システムに欠陥でもあったら、大量のスタッフ離脱を起こす事になった上層部にクレームが来るのは間違いないだろう】
(中略)
【システムの欠陥だった場合、ARゲーム全体にも悪影響が出かねない】
【ARゲーム全体? アルティメットアイドルファイトはイベントであってARゲームではないのでは?】
【確かに公式ホームページ等ではイベントと書かれているのは間違いない。しかし、ARゲーム説がネット上でも出ているのは知っているだろう】
【ゲーム説が炎上ブログやアフィリエイト系まとめサイトに由来するならば、偽情報の可能性もあるが、アカシックレコードをソースとしている記事も存在する】
ネット上のタイムラインでは、アルティメットアイドルファイトがイベントではなくARゲーム説とする一説が浸透しつつあった。情報のソースも信頼出来る箇所に由来すると言う事が、更に拍車をかけているようにも見える。
「アルティメットアイドルファイトの存在意義が問われている? この情報が真実かどうかを決めるのは…」
一連のタイムラインをファストフード店で見ていたのは、小鳥遊セツナだった。彼女も、アルティメットアイドルファイトの存在意義に関して、運営に一度メールを出しているのだが返事は未だにない。
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同日午後2時、西新井にある別のARゲームを行うフィールドでは、愛知県代表の男性アイドルが姿を見せていた。
「ARミュージックデュエル…面白そうなゲームじゃないか」
彼はアルティメットアイドルファイトの遠征目的で来ていたのだが、目的の方をすっかり忘れているような気配さえ感じる。
「あれは愛知代表のアイドルじゃないのか?」
「そう言えば、関西地方は大阪と兵庫の一騎打ちという流れになっている。何故、このタイミングで愛知代表が東京に来たんだ?」
「それはこっちに聞かれても分からない」
「彼は超有名アイドル商法に否定的な人物だ。間違ってもブラックスラッシャーが襲う事はないだろう」
周囲は何か小声で話しているようだが、彼には全く聞こえていない。どうやら、ヘッドフォンをしていて周りの声が聞こえていないようだ。
『今の音楽業界は、超有名アイドルの独裁によって成立している。海外で支持されているのは同人シューティングゲームの楽曲や音楽ゲームの楽曲である。日本に存在するアイドルは、全て根絶する』
彼の目の前に現れたのは、黒騎士という印象を持つ外見をした人物だった。
「まさか、ブラックスラッシャーか?」
周囲の観客もスマートフォンで写真を取る。その様子を見て、状況が変わった事を感じた愛知代表のアイドルがヘッドフォンを外した。
『今の日本に必要なのは、音楽ゲームの楽曲や同人シューティングゲーム等に代表されるゴッドクオリティー…つまり、神に等しい作品だ。超有名アイドルの楽曲は神の足元にも及ばない。そんな曲を喜ぶのは、株主と同義のファンクラブ会員だけだろう』
黒騎士はクレイモアを愛知代表に向けるが、動じるような気配はない。
「確かに…超有名アイドル商法が原因で音楽業界危機を迎える流れになったのは認める。しかし、商法自体を否定するアーティストも存在するのは事実だ」
『黙れ! 音楽業界は一度全てを破壊しなくてはいけないのだ! 超有名アイドルに全てを委ねた事による神罰を受けなくてはならない!』
しばらくして、黒騎士が愛知代表に向かって切りかかるが、愛知代表がひるむ様子はない。
「貴様はブラックスラッシャーの名前を語る偽物に過ぎない。そんな小物に、この俺が怯むと思ったら大間違いだ!」
次の瞬間、愛知代表は自分の背丈以上の戦車砲を瞬時にして呼び出し、号砲を放った。一撃を受けた黒騎士は10メートル以上吹き飛ばされ、そのまま気絶した。
『バカな―反超有名アイドルが敗れるとは』
「貴様は別の漫画作品を日本に必要不可欠なコンテンツにしようと、ブラックスラッシャーの名前を悪用しただけに過ぎない。そんな事では、炎上ブログやアフィリエイト系まとめに利用されるだけだ」
『そんな事は―ない! 超有名アイドルは日本の金を全て吸い取り―それを私利私欲のために使う。奴らは、特撮で言う悪の組織…悪その―』
「それは、都合よく決めつけているだけの戯言に過ぎない。西雲隼人のような、全てのジャンルに平等なチャンスを与えようと考える人物はいないのか?」
黒騎士が全てを話す前に気絶したが、愛知代表は彼が何を言いたいのか分かっていた。そして、愛知代表は西雲隼人の名前を口にした。
同日午後3時、一連の事件に関して実況が終わり、今度はタイムラインが流れたのだが―。
【結局、黒騎士は何をしたかったのか?】
【おそらくは、脅迫事件等があった別の漫画作品と同様に、話題を作って別の作品を広めたかったようにも見える】
【そんな事をして作品の評価が逆に落ちたら、従来のファンが離れるのは明白だ。更には新規ファンも事件に巻き込まれるのを恐れて付かなくなる可能性も―】
【彼らの頭の中にはデメリットと言う文字はないのだろう。『絶対成功する』しか考えていない。だから、超有名アイドルの暴走が世界のあちこちで発生し、その影響は色々な場所へ飛び火している】
(中略)
【現実世界でも、超有名アイドルのCDはCDではなく握手券、あるいは株券位の価値しか見ていない人物もいる】
【そして、そう言った不満が世界線上では異質な存在として具現化する。例えば、AR製モンスター、狂気とも言えるような超有名アイドルファン、暴走族等をバックにした転売屋―】
【つまり、現実世界とアカシックレコードは表裏一体なのか?】
【そこまでは言われていない。ただ、現実世界で同じようなAR製モンスター等が現れれば大事件になるのは確実だが、世界線で起こった場合には大事件にはならない可能性もある】
【超有名アイドル商法が消滅すれば、この世界線も平和になると思う。しかし、それを現実が許すとは到底思えない】
黒騎士が行おうとしていたのは超有名アイドルの消滅ではなく、別作品による日本市場制圧と言う…結局は超有名アイドルと同じ事を考えていた件に対し、色々な意見が相次いだ。
『なるほど。ブラックスラッシャーか―。これは使えるぞ』
一連のタイムラインを見たライオンの覆面は何かを思いついたかのような表情をしていた。表情は覆面をしている為に確認出来ないのは、相変わらずだが―今度は目が赤く光ったので、分かりやすくなっているかもしれない。
『今度こそ、我々の手柄として超有名アイドルを地球上で唯一の存在に―最終的には無限とも言うべき利益で、日本経済を救うのだ!』
そして、彼は次の作戦を思いつく。今度こそ、超有名アイドルを日本で唯一無二のアイドルにする為に…。
しかし、この考えは予想外の所で彼の計画にとって最大のミスを生み出す事になるとは、この地点では予想出来なかった。
それとは別のタイムライン、アカシックレコードの場所についての話題のようだが…?
【アカシックレコード、そのサーバーは何処に存在するのか未だに掴めていないんだな?】
【全くつかめていない訳ではないだろう。あれだけ大規模な情報をまとめられるサーバーは数少ない】
【現在の電力割合80%を占めるメガソーラーとサーバー施設は併設されている可能性が大きい―】
【しかし、アカシックレコードはホームページも立ちあげられていない、ネットサーフィンしても発見出来ていないという文字通りのブラックボックスだ】
【アカシックレコードを破壊すれば、超有名アイドルの勢いが付くのは確定的に明らか。それを阻止できる方法はないのか?】
【破壊すると地球滅亡とか、日本の全サーバーデータ消滅みたいな機能が欲しいとでもいうのか。それは無理な相談だろう】
【あれを破壊すると言う考えを持つと言う人物は多数いたが、全て玉砕したという話もある。これは、アカシックレコードにも書かれている事だ】
【コンピューターウイルスの類やハッキングでも破壊出来ないとなると、超有名アイドルのやろうとしている事は無駄と言う事か?】
【この世界にも『絶対に破壊出来ない』と言う概念は存在しない。何らかの手段を考えているのは間違いないだろう。おそらく、キサラギサイドは、全力で阻止するだろうが…】
アカシックレコードに関しては、遠隔操作ウイルスの攻撃を受けると言う過去があった。
結局、そのウイルスでも完全停止させるには至らず、アカシックレコードのセキュリティは一番理想のPCセキュリティとネット上でつぶやきがあった位である。
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4月3日午前10時、横浜中華街では超有名アイドルグループによるライブステージが行われようとしていた。
「そのライブ、待った!」
その一言と共に現れたのは、SFを思わせるARスーツを着た如月アオイだった。しかも、アイドルウェポンであるトライデントを持った状態での出現は、向こうも想定外だった。
「またあなたなのね…。今日は、私達のライブステージ。超有名アイドルの頂点に立つのは―」
神奈川代表となった女性アイドルは、如月にアルティメットアイドルウェポンである神槍を突きつける。しかし、それ位で如月がひるむと思ったら大間違いだった。
(超有名アイドル商法を規制したとしても根本的な解決にならず、全く意味はない―そう言う事だったのか)
如月は思った。超有名アイドル商法規制法案を実現させたとしても、結局は法律の抜け穴を利用して何度も同じ事を繰り返す。そして、歴史は繰り返される…と。
「神槍グラディウス、お前は全ての金を超有名アイドルへ集約させる事が正しいと思うのか! 違うと言うのならば、もう一度だけでいい…超有名アイドルを殲滅する力を!」
次の瞬間、女性アイドルの手からグラディウスは消滅し、装着されていたアーマーも消えたのである。そして、グラディウスは如月の手に再び戻ったのである。
「バカな! 超有名アイドル以外のコンテンツでは日本は不景気を脱出する事は出来ないと言うのに!?」
「超有名アイドルが日本を征服する事が既に間違っていると言う事だ! アイドルが本来伝えるべき言葉は『金が全て』や『権力は超有名アイドルが持つべき』でもない!」
そして、如月はグラディウスを構え、何かに向かって投げようとしている。
「アイドルは、いつから弱者から金を吸い取るような存在になった? 夢や希望を与えるようなアイドルはアニメとゲームの中だけの存在になったのか? 違うだろう!」
違うだろう…と言い放つ前に槍を天に向かって投げた。
「これが神槍グラディウスの必殺技、インフィニティランサーだ!」
そして、天からは無数のレーザーが女性アイドル達に向かって降り注いでいた。そして、気が付いてみると女性アイドル達は既に倒れていた。どうやら、試合として運営は処理したようだが…?
「今のお前達がアイドルを語る資格はない。一から出直せ」
そして、如月は何処かへと姿を消した。女性アイドル側もライブの妨害によって訴訟を考えていたようだが、それに関しては全て却下された。
同日午前10時30分、如月の一件に関してのタイムラインが急に流れた。文字通りの緊急である。
【却下理由は何だろう?】
【おそらくは、ブラックスラッシャーが乱入した時と同じだろう。エキストラマッチが承認―】
【エキストラマッチが承認されたような形跡はなかった。横浜中華街にアイドルファイト用のステージがあるのは事実だが、事件が起こった場所からは距離がある】
【じゃあ、如月のバトルは無効なのか?】
【バトル自体は有効だ。今回の例は『特例とされる行為』に該当する】
(中略)
【アカシックレコードの話になるが、超有名アイドルの宣伝行為を禁止にしているゲームがあると言うのがあったな。それに似たような物か?】
【警察に問い合わせたところ、ライブステージに関しては警察の許可なしだったらしい。今回の如月の行為はアイドルファイトにおける『特例』に該当すると言う事で処理された】
【アイドルファイトの特例は『第3者に被害が及ぶ可能性のあるファイトの仲裁』と『特定の超有名アイドルに対する宣伝行為』だったな】
【今回の例に関して言えば『第3者に被害が及ぶ可能性のあるファイトの仲裁』に該当するのだろう。ファイトではないが、下手をすれば中華街で怪我人が出ていたと思われる】
【今までも超有名アイドルのゲリラライブで怪我人が続出したと言う事件があったな。後は握手会のトラブルとか…】
【握手会はアイドルファイトより前の話で、今回の例には当てはまらないだろう】
タイムライン上では、如月のファイトに関してアイドル側の申請が却下された理由が流れていた。それを見た一般市民も納得をしている様子だった。
『復讐か…。超有名アイドルに対しての恨み節だけで戦えば、それは某漫画作品が発端になった事件と全く同じになる。彼は、それに気付くだろうか』
一連のタイムラインを見ていたブラックスラッシャーは、如月の戦い方に対して何か異論を唱えているようにも見えた。
「超有名アイドルに敵意を持って色眼鏡をかける事になれば、『超有名アイドルと如月の争い』から何も学んでいない事になる」
ブラックスラッシャーはメットを外し、その素顔をさらす。しかし、彼が今いるのは梅島駅にあるアイドルジャケットの着替え用スペースである。誰も、その素顔を目撃できるような場所ではなかった。
「果たして、これがどのようにして変化していくのか、楽しみだね」
黒髪のセミロング、どこか少年を思わせるような顔はブラックスラッシャーの性格からは想像出来ないような姿だった。一体、どちらが本当の自分なのだろうか?
同日午前12時、一連の事件がニュースでも流れ始めた頃、秋葉原の超有名アイドル劇場で食事を終えたライオンの覆面は激怒をしていた。
『あのアイドルグループが永久抹消?』
《どうやら、一連の事件で警察も動いたようです。我々も何とか証拠を抹消しようと動いたのですが、既にネット上でも情報が拡散しており―》
『警察の方は副総理の方が何とかするでしょう。しかし、年商10兆円クラスのアイドルグループが永久抹消されるのは、日本経済にとっても大打撃となる』
《それは分かっております。超有名アイドルグループが解散になった場合の損害も計り知れない物なのは明らか。何としてもキサラギの耳に入る前には決着させます》
『向こうに気付かれれば、明らかに不利になる。何としても―』
電話の相手は別のアイドルを担当している芸能事務所だった。そして、ライオンの覆面も事件の事を知って別の人物に電話をかけようとした所で電話が来たのである。
同刻、北千住のアーカシアン本部では一人の人物がテイクアウトした牛丼を食べながらニュースを見ていた。
《アイドルグループ○○が無許可で横浜中華街でライブを行おうとした事で、警察に逮捕されていた事が明らかになりました》
「なるほど。アルティメットアイドルファイトではなく警察の手柄と言う扱いで処理したのか」
アルティメットアイドルファイトと言う単語がニュースで触れられていない事に、ハイブリッドは驚いたのだが…その驚き方は小さい物である。
「これが、今後の成金アイドルを排除しようと言う運動につながるのか、それとも―」
何か思う所がありつつも、ハイブリッドは牛丼を食べ続けていた。




