新たなるアイドル時代―One's new idol days ―
※この作品はフィクションです。地名は一部が実名になっておりますが、実在の人物や団体等とは一切関係ありません。一部でノンフィクションでは…と突っ込まれる要素もあるかもしれませんが、この作品におけるフィクション扱いでお願いします。
※コメントに関しては『ほんわかレス推奨』でお願いします。それ以外には実在の人物や団体の名前を出したり、小説とは無関係のコメント等はご遠慮ください。
※小説家になろうへ移植する際に一部セリフ等を変更している個所があります。
突如として飛来した謎の流星、それはアルティメットアイドルウェポンと呼ばれる究極兵器という触れ込みだが、本当に宇宙から飛来した物体なのだろうか?
その真相が謎のまま、アルティメットアイドルファイトは幕を開ける事になった。
しかし、とある勢力がアルティメットアイドルファイトの真実を隠蔽した事により、超有名アイドルの暴走と言う結果を生む事になった。
その真実が明らかになったのは、ブラックスラッシャーがある事を発言した事からネット上で色々な説が流れるようになり、そこから情報が横流しされる流れに…。
『成金アイドルでは、この世界を勝ち残る事は不可能。真の実力を持ち、それこそ神と呼ばれるにふさわしいアイドルは架空の世界でしか実在しない―』
アルティメットアイドルファイトは『真のアイドルを育成する為』というのはパンフレット等でも知られていた話だったが、『成金アイドルとは違った真のアイドルを発見する』と言う目的は超有名アイドルの芸能事務所によって穏便されていたのだ。
何故、この事実が穏便されていたのか…。それは謎に包まれている。
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シーン2:秋葉原駅近く・アルティメットアイドルファイト専門アンテナショップ
西暦2014年4月1日午前12時30分、ファストフード店で軽い食事を終わらせたシヅキ=嶺華=ウィンディーネは秋葉原駅近くのアンテナショップへと向かっていた。
「他の試合か…?」
シヅキはアンテナショップへ向かう途中で別の試合を目撃した。ギャラリーは100人規模だが、空席も目立つような様子だった。
【千葉代表と群馬代表の試合か】
【どちらもスコアを見ると、他の代表よりも低い印象がある。順位が県のイメージに直結する訳ではないから、炎上ネタにするのは避けて欲しい所だが―】
【運営は炎上ネタを嫌っている節がある。人気税と言われればお終いだが、向こうは別コンテンツが市場制圧するようなチャンスを生むような状況を避けるつもりでいる】
(中略)
【この辺りはファンのモラル等も問われている。超有名アイドルで色々とファンのモラルハザードが問題となっているが、それは超有名アイドルに限った話ではない】
【その証拠に、別の漫画作品で脅迫事件があったという。これが超有名アイドルにも起こり、莫大な経済的損害が出たとしたら…】
【超有名アイドル業界では一時期のような売り上げはないが、2京円~1京5000兆円に迫る利益を上げている】
【つまり、同じような脅迫事件等を超有名アイドルで起こした場合、1京円クラスの損害賠償を払う事になるのか?】
【あまりにも金額が違いすぎて、実感が湧かない話だな―】
ネット上のタイムラインでは、そんな話題が出ている。超有名アイドルは、今となっては莫大な利益を生むコンテンツとして定着をしている。
その一方で、彼らのやり方に対して不満を抱いている人物がさまざまな手段で超有名アイドルの危険性を訴えている現状もある。
彼らは一貫して『超有名アイドル商法のような存在が未来永劫儲かるという考え方自体が間違っている』と訴える。
反対派の中には過激派とも見てとれるような行動を起こす人物もいるが、そう言った人物に限って警察に逮捕され、超有名アイドル商法の正当性を認める勢力に利用されてしまう現状もある。
そして、争いは何度も繰り返され、《超有名アイドルとキサラギの争い》とネット上で表現されるようになった。この単語自体は、アカシックレコードにあった記述を参考にした形跡が残っている。
「ここが、地図にあったアンテナショップ…」
歩いて5分位の位置に大きなショッピングモールを思わせるような規模のビルがあった。どうやら、ここが例のアンテナショップらしい。
「秋葉原駅の近くとは聞いていたが、これだけの規模のショップとは思わなかった」
入口の自動ドアを抜けると、そこに広がっていたのは予想以上の光景だった。
《ARウェポン、各種取り揃え》
《アイドルジャケット、期間限定で2割引き》
《アルティメットアイドルファイトエントリー受付中》
周囲の液晶モニターを見ると、宣伝文が色々と出ている。まるで、上野のアメ横辺りを連想しそうな盛り上がりである。その割にはアンテナショップの客数は思ったほど多くない。
「お昼時に来たと言うのもあるが、思った程に客が少ないように見える」
シヅキが周囲を見回すと、確かにお客らしき人影はあるのだが、ショップの広さを考えると満員とは考えにくい。何か防災上の理由で入場制限でもあるのだろうか?
「お客さん、新入りかな?」
身長178センチ、黒髪のショートヘアというシヅキよりも背の高いラフな服装をした男性が声をかけてきた。
「新入り? ここは、アンテナショップじゃないの?」
シヅキも彼に対して説明を求める。電機店でアンテナショップに言った方が良いと言う話を聞いて、その後に来店をしているのだが…。
「ここは一部エリア以外はARゲームプレイヤー及びアルティメットアイドルファイトの参加者限定になっている。お客が少ないと感じたのは、その為だ」
「じゃあ、一体どうやってアルティメットアイドルファイトの装備を整えればいいの?」
「ARブレスを購入した店舗でARゲーム用カードもブレスにセットとなっていたはずだ。それに情報をエントリーしてあれば、あのゲートから先のエリアにも行けるようになる」
シヅキの質問に対し、彼はARゲーム用のカードが必要である事を説明、50メートル先にある専用ゲートを指さした。どうやら、ゲートの先がお目当てのショップらしい。
「ありがとう。ところで、あなたの名前は?」
「ここでは特に名前を語った所で、知っている人物はいないだろう。あえて名乗るとすれば、ネット上で呼ばれているランスロットか」
そして、シヅキはランスロットと名乗った人物と別れ、ゲートの先へと向かう事にした。
「ARブレスを、こちらの機械へタッチするように掲げて下さい」
駅にある改札を思わせるID認識の機械にARブレスを掲げると、閉じていたゲートが開いた。それを見たシヅキは、先程の人物と同じようにしてARブレスを掲げるが、エラーが出てゲートが開かない。
「これは、ARカードが入っていませんね。ARブレスにカード挿入口があるので、そこに電機店等で購入したARカードを入れて下さい」
男性スタッフに言われるがままに、シヅキは電機店のビニール袋からARカードを取り出し、ARブレスの挿入口に入れた。
「これで、大丈夫みたいね」
シヅキが改めてARブレスを掲げると、ゲートが開いた。どうやら、カードが入場切符のような役割を持っているようだ。
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同日午前12時45分、何とかゲートの先に入る事の出来たシヅキが最初に目撃したのは、SFの武器屋等を連想するようなARウェポンショップだった。
「模型店等のモデルガンコーナーと模造刀類が同時に置かれているような光景ね」
シヅキは冷静に状況を観察する。ARカード専用コーナーと言う事もあって、この辺りはフリーダムなのだろうか? 実際にショップの男性店員に聞いてみた。
「実際にフリーダムかどうかは分からないが、無法地帯と超有名アイドルファン等から言われているのは事実だな」
「それに加えて、万が一に銃刀法違反の物が発見した場合は警察に通報すると言うシステムにもなっている」
「地味そうな店舗を見たら、そこは危険なシロモノを扱ってる…とネット上でも認知されたのがフリーダム化した始まりだろう」
「ARゲームの認知度がインディーズからブレイクしたアーティスト辺りの認識と同じ事も、もっと店を目立たせた方が良いと言う方向になった流れかもしれない」
男性スタッフ2人がシヅキに答える。しかし、シヅキは店舗に足を止めただけで、何も買う事無く別のお店へと向かった。
午前12時50分、先程のARウェポンショップとは別のスーツ専門店に到着した。アニメ作品のポスターがあったり、【オーダーメイド出来ます】という女性が書いたような手書きポップも特徴の店である。
「いらっしゃい! ARスーツだけではなく、他の各種ジャケットも揃えていますよ」
胸を若干強調したようなライダースーツを着た女性店員が、シヅキに声をかける。しかし、シヅキの方はスルー技術で上手くスルーした。
「ジャケットはARゲームに必須なのでしょうか?」
別の男性客が店員に声をかけ、彼の質問に答えた。すると、予想外の回答が出てきた。
「ARスーツに関してはARゲームの種類によっては必須になりますね。対戦格闘ゲームをベースにしたARデュエルは格闘家以外は全員、サバイバルゲームをベースにしたARサバイバルは例外なしで装着義務があります」
「それはスーツを着ていないと危険だからでしょうか?」
「ARサバイバルはベースとなっている物の関係ですね。使用されるのはBB弾と言う訳ではないですが…」
ARサバイバルに関しては、サバゲーと言う理由もあっての装着義務のようだ。
「ARデュエルの方は、格闘家やアスリートと一般人が同じフィールドで戦う都合上…と言うのもあります」
ARデュエルに関しては格闘家やアスリートのようなスポーツ選手と戦う可能性もあって一部の例外ケース以外は装着義務が発生するらしい。
午後1時、シヅキは一通りショップを回ろうかと考えたが、あまりにも取扱店舗が多い事に悩んでいた。
「一体、どの店舗で買えばいいのか?」
そんなシヅキの前に現れたのは、先程のランスロットと名乗った人物だった。
「言い忘れていたが、アルティメットアイドルファイトへのエントリーの方を先に済ませた方がいい。ある程度だが、エントリーをすればアイドルウェポン等を割引購入できるようになる」
ランスロットは別の用事もある為、言いたい事だけ言い残してすぐに去ってしまった。
「確かに、1回プレイして終わりというパターンではない限りは、エントリーした方が有利みたいね」
シヅキは目の前にある看板を見て思った。そこには【継続プレイを考えている方は、アルティメットアイドルファイトへのエントリーを】と書かれていた。
午後1時10分、他のショップを下調べし、アルティメットアイドルファイトのエントリー受付に到着した。
「アルティメットアイドルファイトへのエントリーですね。こちらの機械へどうぞ」
男性スタッフに案内されたのは、タブレット型パソコンが置かれているようなスペースだった。そして、置かれている端末を見ると―。
「あの、必要項目ってこれだけですか?」
「既にARカードを登録する際に、必要項目はある程度入力が終わっているので、この2つだけで問題ありません」
シヅキが端末を見て指摘したのに対して、スタッフは冷静に受け答えをする。
「所属する都道府県と、ネームエントリーのみ。何か裏があるのか、それとも…」
悩んでいても仕方がないので、シヅキは所属都道府県を埼玉、ネームエントリーはフルネームで登録した。
「これで受け付けは終了です。後は、ショップで必要なアイドルウェポンとジャケットを購入すれば参加可能になります」
男性スタッフからパンフレットを手渡されたが、数ページ程度のペラペラな物だった。
「詳細なルールテキストに関しては、アイドルウェポンを購入時に一緒に付いてきます」
そして、シヅキは最初に訪れたARウェポンの店へと戻る事にした。
午後1時15分、最初に訪れたARウェポンのショップにシヅキは戻ってきた。店員も顔を覚えていたらしく、向こうから声をかけられた。
「さっきのお嬢さんか―?」
男性スタッフがシヅキのARブレスを改めて見ると、そこにはアルティメットアイドルファイトのパーソナルデータが表示された。
「アルティメットアイドルファイトを始めようとしているのか」
「ええ。それに対応した武器があれば、それが欲しいのだけど―」
「ここはARウェポン専門で、アイドルウェポンは専門外だ。しかし、お嬢さんが持っている銃はARウェポンだな」
「これは経済活性化計画の時に使用していた物。アイドルウェポンではないわ―」
シヅキと男性スタッフの会話は続く。その中でスタッフはシヅキの持っているARウェポンであるクリムゾンバレットに気付いた。
「アイドルウェポンはARウェポンの最新テストタイプという噂は知っているだろう?」
「その噂は知っているわ。アルティメットアイドルウェポンも宇宙からの飛来物ではなく、人工的な物である事も」
「そこまで知っていれば話す事は特にない。そのARウェポンをアイドルウェポンに認識出来るように改造してやる」
「確か、不正改造はルール違反でID凍結の恐れもあるって―」
「アイドルウェポンの新型を取り扱ってはいないが、アイドルウェポンへ換装する為のパーツならばストックがある。それを使ってアイドルウェポンにするという話だ」
「カスタマイズフリーと言う話は聞いていたけど、ARウェポンを換装してもルール違反にはならないの?」
「言いたい事は分かる。ただし、違反とされているのは【殺傷能力を持たせる】事だ。ARウェポンをアイドルウェポンにするのは殺傷能力を持たせる事にはならない。だから、ルール違反にはならない」
「強引な話ね―」
「ルール上問題がなければ、何でもアリだ。換装に使うチップもオフィシャルアイテムとして業者販売されている物を使う。つまり、そう言う事だ―」
そして、商談は成立し、クリムゾンバレットをアイドルウェポンへ換装する作業に入った。
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同日午後1時30分、秋葉原にある超有名アイドルの劇場では、生ライブが行われていた。その状況をオーナールームで見ていたのは、黒い背広にライオンの覆面と言う人物だった。
「今の日本経済を復活させたのは、あなた方のおかげです。そして、これからも不動の地位は変わらないでしょう」
『ありがとうございます。突出したアイドルの不在、それが日本の芸能界に足りなかった物。彼女達は必要とされていたからこそ―』
「しかし、ここ最近のアイドル戦国時代やコンテンツ戦争は我々が望んだ物ではありません。それを何とかして欲しいのですが」
『そう言う事でしたか。では、我々も何とか出来る範囲で対応する事にしましょう。副総理―』
オーナールームに併設された会議室にいたのは、副総理だったのである。今回はライオンの覆面に依頼があって来たようだ。その内容は謎に包まれている。
『今回は今までの超有名アイドル危機とは比べ物にならない。下手をすれば、経済活性化計画のアイドル不況を呼び戻す事になるだろう―』
『その為にも、邪魔なコンテンツを排除しなければ超有名アイドルに未来はない。超有名アイドルこそ、日本が世界へ配信すべきコンテンツなのだ。その他の物は価値がない』
副総理が退室した辺りで、ライオンの覆面は生ライブの様子を見ながらつぶやく。彼にとっては超有名アイドル以外のコンテンツは、邪魔者でしかなかった。
『経済活性化計画での恨み、決して忘れたとは言わせない。今度は、我々が反撃を開始する番だ』
ライオンの覆面は不敵に笑う。しかし、その表情を知る事は出来ない。果たして、彼が望む世界とは…?
【今の超有名アイドル人気は政治主導と言う話を聞いた事がある】
【それはアカシックレコードに記述があったのみで、事実と言う訳ではないはず】
【確かに。アカシックレコードが全て事実を記した物ではない事は承知の上だ】
【何処までが真実で、何処までが予測なのか…】
【それだけアカシックレコードが危険であると言う事の証拠だろう。超有名アイドルの芸能事務所は、何としても潰そうと考えているらしい】
【向こうにとっては、都合の悪い事ばかりだからな。しかし、アカシックレコードは中立だと言う事を聞いた事がある】
【別の世界ではキサラギが大敗した世界も存在している。それを踏まえると、キサラギ側にも不利な記述も―】
【超有名アイドル側と違い、キサラギは不利な記述があっても潰す等の行動を取る気配はないようだ】
ネット上ではアカシックレコードの記述に『超有名アイドル人気は政治主導である』という物があった事が発見され、それを巡るタイムラインが流れていた。
同日午後2時、ショップを出たシヅキの手には、カスタム化されたクリムゾンバレットがあった。カスタマイズしたと言っても、ブラックボックスを改造出来ないという事情もあって、外部ユニットを取り付けたのみである。
「やはり、経済活性化計画の時も解明できなかったブラックボックスは―」
シヅキの方でもARウェポンを改造しようと考えていたのだが、ブラックボックス部分に手を加える事は出来なかった。これに手を加えると言う事は、違法改造と認められる事と同義である。
「しかし、このブラックボックスを解明できない事には例の機能も―?」
シヅキが歩いている途中で足が止まった。そこでは、アルティメットアイドルファイトにも現れる謎のメカが多数現れたのである。
「アンノウンが、アルティメットアイドルファイトを前に現れたのか」
本来、アンノウンはアルティメットアイドルファイト以外では現れないと言う事になっている。それは、ステージ外ではアンノウンが形状を維持出来ないと言うのが最大の理由なのだが…。
「仕方がない。これを試す意味でも利用させてもらうか」
本来であれば、アルティメットアイドルファイト以外でアイドルウェポンを使用する行為は運営の方でも認められていない。
緊急時は特に問題がないのだが、通常時で使うとペナルティが発生する。この辺りは犯罪に悪用される事を懸念していた可能性も―。
「さて、始めるとするか」
シヅキは右手にクリムゾンバレットを構え、周囲のアンノウンに対して速射で対応する。
銃声と言うよりはビーム音…周囲にはかなりの爆音で響いているはずなのだが、一般客がシヅキの周りに集まるような気配は一切ない。
「銃声もARバイザー経由か、AR対応スピーカー等ではないと聞こえないのか?」
シヅキは疑問を抱いた。爆音で耳を傷める可能性はないのだが、銃声が聞こえないと言うのは非常にまずいのでは…と。
【南千住で大量のアンノウンが出現したというニュースがネットで流れている。テレビでは、さすがに流れていないが】
【ステージではない場所でアンノウンが現れるはずはない。南千住には、該当するステージは確認されていない】
【運営で何かのトラブルがあった証拠か? 一部のオープン前ステージでは似た現象がないのも気になるが…】
【アカシックレコードの技術を利用した事で、ARゲームは革新的に進化した。しかし、それと引き換えに架空と現実の見分けがつかない世界が完成した―】
【そして、アカシックレコードの技術を完全に制御できるとは限らない。それが、今回のアンノウン出現と関係あるかもしれない】
ネット上では、シヅキとは別の場所で発生したアンノウンに関してのタイムラインが流れていた。一体、運営の方で何が起こっているのか?
5分後、シヅキの周囲にいたアンノウンは全て消滅していた。100体とまではいかないが、相当な数がシヅキに襲い掛かっていたのは間違いない。
「これで全部か―」
周囲を再び警戒、アンノウンが現れない事を確認する。一般客の方も何事もなかったかのように足早にその場を離れる姿も見られた。
「一般客にとっては、この非常事態を何も感じないのか?」
経済活性化計画の時はAR技術も一定の進歩をしていたが、現在のARゲーム位に革新的な進歩とまではいかなかった。その為、BGM等がステージ外部に流れる事もあった。
「技術革新で現実は現実、架空は架空と言う住み分けが可能になった事が―」
シヅキは何かを考えていたが、それを即座に行動へ移す事は不可能と判断し、北千住にあるサーバー管理会社へと向かう事にした。
その目的は、アーカシアンの掲げる目的を知る為である。




