表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【カクヨムSFジャンル週間8位獲得作品】SF世界なのに、スライム転生しちゃった! 何でも食べて強く生きます!  作者: 山親爺大将


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/10

第5話 拿捕されました。

このままリーチに張り付かれた状態で海賊の基地まで連れていかれるらしい。


主な戦利品はコールドスリープ状態の乗組員と木人だそうだ。

木人って高いのね。


リーチ内の残りの船員は取り込んでいない。

二人でさえ周りから見て違和感なしに操るの大変なのに、これ以上同時に動かすの無理。


都合の良いことに当番で片方だけ作業して、片方は眠るとか、二人一緒に作業する事が多かったのでバレずに済んだ。


いや、まぁ、普通は宇宙船から帰ってきたらスライムになってましたとか思わないから気づけって言われても無理な話なんだけどね。


海賊のアジトに着いた。

結構でかいなと思ったら、何処かの軍の廃棄された基地を改修して使ってるらしい。

小惑星をくり抜いて作られたものらしく、これを作った国は既に滅んでるんだって。


さて、コールドスリープしてる事になってるあいつらがバレる前に出来るだけ侵食してしまわなければ。


これに関しては、吸収した海賊の知識に面白そうな物があった。


海賊姿でゴミ集積場まで移動する。

二人組で移動しても特に見咎められることも無かった。


誰かに聞かれても問題ないけどね。

「ちょっと大きいゴミ捨てにいく」って言うだけだし。


で、ここに来た目的は、ネズミ型ゴミ収集ロボット『ダッチューノ』

五十cmくらいあるし、割とずんぐりしてるから、ネズミはネズミでもカピバラって感じだけどね。


コイツはAI搭載されてこの基地のあらゆる所におもむきゴミを回収して歩く。

そしてゴミが満タンになるとこの集積場に運んで捨てて行く。

これなら基地の何処にいても怪しまれることは無い。


集積場の床と同化して、この上通ったネズミロボを片っ端から侵食して行く。

とりあえず足先に少しだけ付けば、後は足からAIのある頭、そこからゴミを溜める収納ボックスまで取りこんで同化してしまって、そこからはゴミを優先に取り込んで、強制排出でありこちに俺の分体をばら撒く。


あんまり大きいと目立つから、あえて少ししかゴミがない状態で排出させて行く。


完全に取り込み同化後は今まで通り掃除させながら、普通なら行かない宇宙船の方にも移動してダッチューノごと体当たりさせて、そのまま宇宙船の同化に向かわせる。


減った分は集積場の床を取り込んで数を合わせる。


宇宙船2台と人間五人分吸収したおかげか、分体を勝手に侵食させたり、単純かつ今までと同じような動きなら、いちいち管理しなくても半自動的に行動をさせる事はできるようになった。


まだ、会話や細かい動作は無理だけど、そのうち出来るようになったら良いな。


ともあれ、人間二人分の俺を床にぶち撒けて、薄く伸ばす。

この方が床を同化するより時間がかからない。


この二人はバレないうちに後で分体から作り直そう。


後はここを通るネズミロボットを半自動的に動かして基地ごと侵食してしまおう。

基地と船さえ掌握してしまえば、こっちのもんよ!


俺自身は元の貨物船の監視を行う。

木人はとっくに連れていかれたが、コールドスリープ(偽)の方は未だ放置状態だ。


ここからはこれがバレるのが先か、この基地を同化しきるのが先かの勝負。

出来るだけ時間稼ぎをするためにこうやって四六時中監視するんだけど。


買取りの商人がやってくるまで、このままらしい。


割と時間稼げそう、その間に静かにこの基地を取り込んでいこう。


お前らが落とした髪の毛が、気軽に捨てた紙屑が、お前らの人生を終わらせる侵略者になるとは夢にも思わないだろうな。

お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と少しでも思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さるとありがたいです。


誤字報告いつも助けられてます。


イイねも作者のモチベーション維持になっております。


ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ