水
さらさらさら
透明な水が流れる
遠く遠く離れた地から
さらさらさら
穢れることなく
さらさらさらら
流るるる
ちゃぷん、と
透明な水に手を入れる
ふわりふわりと
水面に波紋が広がる
水はどこまでも透明で
本当に手が水に浸かっているのか
分かりにくいくらい
濁りのない水
水に浸かった手の上から
ゆらゆらと
紅いものが横切った
紅葉だ
紅くて美しい紅葉
透明な水の上を
ゆるやかに
ゆらゆらと
流れてゆく
紅葉はまだ時季ではない
けど、紅葉がたくさん
遠くの方から流れてくる
はやいはやい
秋の贈り物
遠く離れた地から
水を伝って
誰かが秋の贈り物をくれた
そんなある日の
夕暮れのこと…
最近やたら黒い詩を書くので、浄化を込めてクリアな詩を書いたつもりでしたが~…途中から秋の詩っぽくなりました(笑)
流石天秤座か、バランスを取りにいく(たぶん、関係ない)
お立ち寄り下さり、ありがとうございました!