バカ株式会社

課長初陣！

井上（大学を卒業し、社会人となり二日目です。なぜかよくわからない会社に入社して二日目です。気がつけば課長になって二日目です。気がつけば普通に出社してしまいました。）

田中「ここがバカ株式会社のバカ部かぁ！いやぁ、新入社員の田中と言います。課長、よろしくお願いします。」

井上（田中くん、実は僕も新入社員なんですよ。知らないと思うけど僕も新入社員…）

森山「課長！俺、新入社員、よろしく、お願いします。」

井上（森山くん、実は僕も新入社員なんですよ。知らないと思うけど僕も新入社員…）

田中「課長！課長！課長！」

井上「はい！」

井上（普通に返事をしてしまった…。田中くんと同じ新入社員なのに同じ新入社員なのに…いつの間にか課長として自覚を持ってしまっている）

田中「課長、この会社はどういう会社なんですか？」

井上（やばい。田中くんは僕のことを本当の課長だと思っている！というかどういう会社なのかわからないのによく入社出来たな…という僕もどういう会社か知らない。もう本当のことを言おう。そうすればモヤモヤが晴れる！よし、言おう。）

田中「課長？」

井上「僕は井上といいます。僕も田中くんや森山くんと同じ新入社員なのです。昨日入社していきなり社長から課長に任命されてしまったのです。」

田中「つまり、課長はピカピカの一年生ってことなんだな！なんだよ、敬語使って損したじゃねぇか。」

井上「さらに言うと僕もこの会社がどういう会社かわからないのです。」

田中「じゃあ。これから社長に聞きにいこうぜ！社長ならこの会社がどういう会社か知ってるはずだ！」

社長室へゴー！