第三章 異世界珍道中
おはようございます、今日もがんばります。
誤字報告、評価ありがとうございます。
皆さんの応援にいつも励まされてます。
「お兄さんは10歳児に欲情しちゃう人ですか?」
真顔で聞いてみた。
「なっ、そ、そんな訳ないだろ。子供はそんな言葉使うんじゃない」
耳まで赤くしたジェイさんに、凄く怒られた。
理不尽な・・・私は別に悪くないと思うけどな、その言葉はグッと飲み込んでニッコリ微笑む。
「じゃあ、問題ないですね」
「まぁ、そうだが」
「では、我が家へどうぞ」
ジェイさんの手を引いて我が家であるテントへと歩き出した私を、眉を下げ諦め顔で笑うジェイさんが見ていたらしい。
次の日にリズさんがそう教えてくれた。
各自テントを張り終えると、その中心に拾い集めた枯れ木で動物よけの焚き火をくべた。
男の人は3時間ごとに交代で焚き火の番をするらしい。
それがこの世界の常識らしく誰からも不満の声は上がらなかった。
夕飯はテントで各自が持ってきた保存食品を食べる。
タイミングよく野うさぎなどの野生の動物が取れた場合は、焚き火で焼いたりして一緒に食べたりするらしいが、基本個別に取るらしい。
ちなみに、私の持ってるリュックの様に空間魔法のかかってる鞄も売ってるらしいがかなり高級な為、貴族層以外には普及しいないらしい。
さっきリズさんにこっそり呼ばれて、私のリュックの機能を人に知られないようにしなさいと教えられた。
リズさん、良い人。
「さぁ、テントに入ってご飯食べましょう」
ジェイさんは三番目の見張りになるので、早めに仮眠を取っておいた方がいいよね。
「・・・ああ」
どこか戸惑いのある彼の手を引いてテントに入った。
「好きなように寛いでくださいね。今灯りを」
と言いつつも光魔法を無唱歌で発動させ、明るくなった所で彼の手を離してラグの敷かれた床に座り、リュックをガサゴソ漁り始める。
晩御飯、晩御飯。色々仕入れておいたんだよね。
ジェイさんは入り口付近に立ち尽くし目を見張ったまま動かない。
「お兄さん、座ったらどうですか?」
もう一度声を掛けてみる。
「なんだ! このテントは」
まぁ驚くのも無理はない。
10畳ほどの広さで一面にふかふかのラグが敷かれてるんだもんね。
さすがに、ホグワーツの少年が持ってるような見かけテントで中は家と言う訳ではないけど。
あそこまで行くと、一生テントで過ごせそうな気がするよね。




