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断片の使徒 After   作者: 草野 瀬津璃
学園生活スタート編
18/178

 9



 大事をとって一日ゆっくり休んでから、二日ぶりに登校した。

 啓介やフランジェスカにも、軽率さを散々しかられたので、修太はすっかり意気消沈している。


(ちょっと情報収集するつもりが、犯人を刺激しちまったんだもんな。いくら女の子でも、俺より強いんだってのに忘れてたぜ)


 この学園の生徒は普通ではない。戦士の卵だ。

 頭では分かっていたのに、どうしてその事実が抜け落ちたのだろう。自分の馬鹿さ加減に落ち込みながら教室に入ると、すでに自分の席にいたアジャンが目ざとく気付いて入口まですっ飛んできた。


「シューター! お前、発作で倒れたって聞いたぞ。大丈夫かよ!」

「あの……気持ちはありがたいんだけど、あんまり騒がないでもらえると嬉しいっつーか」

「あ……すまん」


 アジャンは良い奴なのだが、慌てると気遣いが抜け落ちるらしい。修太はフードの下で苦笑した。


「しっかしお前もやるなあ。レコンと一緒に、真犯人を取り押さえたんだろ? そのせいで無理して倒れたって、セヴァン先生が言ってたぞ。体が弱いんなら、気を付けないと駄目じゃないか」

「うん……。家族や仲間からもめちゃくちゃ怒られたんで、それくらいにしてくれると」

「すまんっ」


 目に見えて修太がへこんでいるので、アジャンはすぐに謝った。そんなやりとりを遠巻きに聞いていた生徒達が、恐る恐る寄ってくる。


「なんか、疑って悪かったな」

「でもすごいわ、あなたってガッツはあるのね!」

「頭は良いけど変わってて、陰気な奴だと思ってたから意外……」

「お前は余計なことを言うなっ」


 それぞれ謝ったものの、一人だけ失礼な本音を零す者がいて、周りに怒られている。陰気って思ってたのかと、修太は乾いた笑いを浮かべた。

 そこへ、レコンが教室へ入ろうとして、眉をひそめて言った。


「出入り口に固まるな、邪魔だ」

「悪い」


 謝って横にずれると、レコンは自分の席についた。後を追うようにして席に向かった修太は、机の隣に立ち、彼に話しかける。


「レコン、この間は助けてくれてありがとう。お陰で命拾いしたよ」


 改めて礼を言うと、レコンはちらりと水色の目をこちらに向け、強調して言う。


「貸し、二つな」

「う、うん。分かってるよ」


 修太はフードの下で、顔を引きつらせる。

 レコンはどことなくグレイと雰囲気が似ているが、明らかにレコンのほうががめつい。グレイはあまり物事に執着しないので、恩返しのためだろうと、不要に話しかけられるほうが迷惑そうにするのだ。


「うわっ、シューター、黒狼族に貸しを作ったのかよ。何を要求されるんだか分かったもんじゃないぞ」

「アジャン、そんなに堂々と言うことじゃないと思うぜ」


 正直すぎるアジャンに、修太は呆れ混じりに注意する。念の為、フォローでレコンに謝る。


「ええと、悪いな。不愉快にさせたか?」

「どうでもいい。そうだな、一つ目はここでのアドバイザーにでもなってもらおうか」

「アドバイザー?」

「三年間、いや、卒業するまで」

「ちょっと待て! 長すぎないか、それ!」


 聞き捨てならず、修太は気色ばんで抗議する。だが、レコンは首を傾げる。


「もしあのまま階段を落ちていたら、お前の三年は無かったんだがな」

「……分かりましたー、喜んで引き受けまーす」


 自戒を込め、修太はその提案を受けることにした。がくっと肩を落とす。


「でも、アドバイザーって何?」

「学園でのこと全般。正直、人間のことはさっぱり分からなくてな。どれもこれも手探りだから、いい加減、面倒になってきた。お前、あのクソ女がぶっ倒れたところを助けようとして、俺に怒鳴ってたろ」

「う、うん?」


 ――それとこれがどうつながるんだ? 

 修太はフードの下で、ぱちくりと瞬きする。


「あれだけ遠慮なく止められるんなら、アドバイザーにぴったりだ。俺はここを卒業して、この国で騎士とやらになろうと思っている。お前達の常識からそれていたら、適当に止めてくれ」

「は? 騎士になるの? あんた、黒狼族だろ。団体行動は全く向いてないのに、騎士? 大丈夫か?」


 思わず本気で心配した。あんな協調性が絶対視されるような職を、わざわざ選ばなくてもと思ったのだ。

 周りにいたクラスメイトも、レコンの言葉には驚いて、ざわめきが波のように広がる。


「ああ。命を救われた借りがあってな。黒狼の誇りにかけて、借りは返さなければならん。第二王女の騎士団に入りたいんだ」

「第二王女?」


 懐かしい名前だ。以前、第二王女ムルメラの臨時護衛をして、盗賊団の襲撃に巻き込まれたことがある。


「でも、あの王女様は、テリースさん……ええと、レト家に降嫁(こうか)されるはずだろ? 護衛師団も連れていくのかな?」


 あれから数年が経っているし、すでに結婚したかもしれない。修太は首をひねる。


「こうか……? なんだ、それ」


 レコンが寝耳に水という顔をした。修太は丁寧に説明する。


「臣下の家に嫁ぐってこと。この国は外交のために、他国に王女を嫁がせることがほとんどないから、功績のある臣下に王女を嫁がせるらしいよ。あの王女様に恩返しをしたいんなら、騎士団に入るんじゃなくて、レト家の私兵団のほうが近道なんじゃねえかな?」


 ふと気付くと、教室内が静まり返っている。


「なんでそんなに詳しいんだ、お前」


 唖然としているアジャンの問いに、修太は何を驚いているのか分からないまま返す。


「前に、旅の途中で聞いたんだ。あ、でも、レコン。レト家は貴族の名家らしいから、ここで学ぶのは良いことだと思うぞ。特に、礼儀作法はしっかり覚えておくといいんじゃねえ?」


 レコンは頷いた。


「良い奴と知り合えたな。その調子で頼む」

「え? こういうことでいいの? アドバイザーって」

「ああ。他は、分からなかったら訊く」

「俺に答えられる範囲ならいいけど」


 一応、そう断ったが、レコンは気にせず頷いた。


「それでいい。貸し借りが抜きになるだけ気が軽い」

「はあ。レコンは細か……いや、律義なタイプなんだな」


 無関心か、大雑把か。そんな黒狼族しか知りあいにいないので、修太は不思議な心地がする。色んな者がいるが、共通して言えるのは、キャラが濃いことか。


「貸し、二つ目は?」

「考えとく」

「あんまり無茶な要求はやめてくれよ」

「お前みたいな貧弱な奴を、こき使ったりはしない。お前は変わっているが、知識はあてになりそうだ。そっち方面を期待している」

「はあ」


 なぜかほぼ初対面なのに、期待されている。不可解な状況に修太は目を白黒させ、あいまいに頷く。なんだか深く考えるのに疲れてきたので、自分の席に座った。

 アジャンが修太の右肩をポンと叩く。


「頑張れよ、シューター」

「……ありがとう」


 同情の混じった励ましに、修太は肩を落として礼を返す。

 入学して早々、踏んだり蹴ったり感がすごいのは、気のせいだろうか。




 午後の最初の授業は、修太は自習だ。

 担任のセヴァンの研究室に顔を出すと、セヴァンが椅子を示す。


「おお、来たな。ほら、茶を淹れたところだ。魔力吸収補助薬入りだから、飲むといい」

「ええっ、嫌がらせですか!」


 できれば飲みたくない薬だ。修太があからさまに嫌がると、セヴァンはからからと笑う。


「安心しろって、俺の特製ブレンドだからな。美味いぞ」

「ええー、でも、あの苦いやつでしょ?」


 信じられず、恐る恐る飲んでみる。若干、苦味はあるものの、それも癖があっておいしく感じられるまろやかな味わいだ。


「ええっ、おいしい。香ばしいにおいもする」

「ま、配合率は秘密だけどな。少し効果は落ちるが、普段飲みにするくらいならちょうどいいだろ?」

「先生って、腕利き薬師なんですね。見た感じ、くたびれたおっさんなのに」

「はい、没収!」

「すみませんでした、待って!」


 修太がぽろりと零した本音にセヴァンが切れたので、修太は慌てて謝り倒した。なんとか許してもらい、お茶を再開する。


「ったく、失礼な奴だな。さて、本題に移るか。今日、呼んだのは、事件の結果を教えるためだ」

「そういえば、アイネ・エトの動機ってなんだったんです?」


 修太の問いに返ってきたのは、思いがけない話だった。


     *


「ファン?」


 修太が話した内容に、啓介は目を丸くした。


「ああ、俺もそんな理由かよって呆れたよ」


 セヴァンから聞いたアイネ・エトの話は、ある意味、とても分かりやすかった。

 家の長椅子に集まったグレイやフランジェスカにも、事の結末を教える。


「セレス・オルソニアっていう、この都市の第一聖堂に勤める祭祀長の娘がいるんだけどさ、幼い頃から彼女のファンだったらしい」

「それでどうして、あんなことを引き起こすんだ?」


 訳が分からんと、グレイが問う。


「ええと、アイネ・エトの家は平民で、家格も低いらしい」

「貧しいってことか?」

「たぶん、そういうことだと思う」


 聞いた話をそのまま伝えているだけで、修太も分かっていないセーセレティーの風習もある。


「とにかく、エト家は信心深くて、祭祀長の一族を尊敬しているわけ。セレスは見た目こそ痩せていて今一つらしいけど、性格と頭が良いから、なんて素敵なかただろうと、アイネは憧れてたんだそうだ」


 修太がそこまで話すと、フランジェスカはふんと鼻で笑う。


「それで、お近づきになりたい?」

「そう。可能なら、いずれ傍仕えになりたいとすら思っていたけれど、障害があった。幼馴染の存在だ」


 リューク・ハートレイとライゼル・ケイオンのことである。


「いつも三人でいるし、ライゼルはセレスの交友関係にも口を挟む。貧乏人はお呼びじゃないって、アイネをすげなく追い払ってたらしい。悲劇にも、それをセレスは知らなかったらしいが」

「ライゼルって、あの時、部屋にいた子だよね。男なのに、小さいな」


 啓介が呆れたように呟く。啓介みたいな博愛主義者にはそう見えるのも頷ける。


「仲良くなるにはどうすればいいか、アイネ・エトは考えていたらしい。それで、共通点を持つことが近道になると考えた。そんな折、たまたま市場で変なものを見つけたんだ。

 そして、事件を引き起こし、被害者という共通点を手に入れてセレスに近付いた。作戦は上手くいったけど、いつばれるかとビクビクしてたせいで、俺の質問にびびって先走って自滅したらしい」

「その変なものってのが、高濃度の魔力混合水ってことか。なるほどな。こざかしいが、その娘は論理的だな」


 グレイは感心を含んだ声で、アイネを評価する。フランジェスカはそんなグレイをにらむ。


「おい、グレイ殿。はた迷惑な犯罪者だぞ。テロみたいなものだろう」

「そうなんだよ、フラン。動機は『仲良くなりたい』でも、やってることは多人数を巻き添えにしてるわけで、重犯になりそうだって。でもセレスが同情して、減刑を求めてるらしいぞ」

「娘のために引き起こされた事件だ、外聞が悪いから、第一聖堂の祭祀長とやらも、寛容な刑罰を望むだろうな。しかしこの事件は、あの薬が、色持ちの足止めに効果的なものだと知らしめる、最悪のデモンストレーションにもなった。無理だろうよ」


 元騎士として犯罪に詳しいだけあって、フランジェスカの推測は的を射ている。


「すげえな、セヴァン先生と同じことを言ってる」

「不幸中の幸いは、高濃度の魔力混合水は、そう簡単に作れる代物ではないということだな。まったく、どんな素晴らしい道具も、悪意を持って使えば最悪の結果をもたらす。厳罰を科して、真似する者が出ないように牽制するしかあるまい」


 うんざりした口ぶりで言い、フランジェスカは首を横に振る。

 修太は肩をすくめた。


「こっちはそんな結末だったよ。アイネ・エトは逮捕されて、学園も退学になった」

「つまり、犯人はそのセレスって子を待ち構えて、瓶を割ったわけか。その場に居合わせるなんて、シュウも大変だったな」

「何を言うんだ、ケイ殿。こいつの巻き込まれる不運ぶりは今に始まったことじゃない」

「うるせえぞ、フラン」


 一言余計なフランジェスカに文句を言ってから、修太は改めて啓介を見る。


「で? お前らのほうは、進展は?」

「その犯人の子の入手ルートも聞けたから、かなり進んだよ。まだ調査中だけど、北西の森の中に、怪しげな連中が住みついてるみたいだ。そこの男がこの都市へ売りに来るってところまでは突き止めたよ。もう少し準備したら、この都市の衛兵が調査に行くって」

「衛兵? 冒険者ギルドが動くんじゃないのか」


 修太の問いに、啓介は否定を返す。


「いや、ことがことだから、国が動くみたいだ」

「そいつは、かなり大事になったな」


 グレイは思わずという調子で、ぽつりと呟く。フランジェスカは溜息をつき、不機嫌そうに眉を寄せる。


「――貴公らには感謝する。あとはこちらで引き受けるので、お帰りいただいて構わない」

「何?」

「あいつらが言っていたことだ。こちらの苦労もお構いなしに、あっさりと手柄だけ奪っていくつもりらしい。腹が立つから、これまでの経費を請求してやるつもりだ」


 ぐっと拳を握りこみ、フランジェスカは宣言する。啓介がパチパチと拍手した。


「さすが、フランさん。頼もしい!」

「ふうん、では冒険者ギルドから人をさいて、手柄をせっぱんするわけではないのか。そいつは国もかなり本気だな。だいたいは面倒がって、最後の最後に名誉だけかっさらっていくもんだが」


 グレイは慣れた物言いをした。フランジェスカがけげんそうにする。


「なんだ、貴殿のような紫ランクでも、こんなことがあるのか?」

「そんなもんだろ。冒険者と国の騎士団じゃあ、どこもそうやってしのぎを削ってる。だが、名誉に興味がないなら、奴らの依頼を受けるほうが手っ取り早いぞ。金だけもらうなら、奴らほど信用ある依頼主はいねえしな」

「貴殿の言うことも一理ある。だが、私が許せないのは、これまでの調査記録もかっさらっていったことだ! 横暴だ!」

「ギルドマスターが許したんなら、受け入れるほかねえよ。なんかあるんだろ、裏で取引とかな。マスターは都市の顔役でもある、政治的な兼ね合いまでは知ったことじゃねえ」


 荒れているフランジェスカに対し、グレイはいつも通り冷静だ。


「そんなにムカつくなら、マスターに報酬を要求すりゃあいい。そうすりゃ、そっちが適当に国から金を引っ張り出してくるさ。でなければ自分の懐を痛めて、お互いに痛み分けって形もある」

「分かった。では衛兵のもとに行く前に、マスターに経費を出してくる。私が交渉するより、マスターのほうがスムーズだろうな。ふふん、それは良い。助言に感謝する」


 グレイと話していて、フランジェスカは溜飲を下げた。


「なんか大人のやりとりってのは、大変なんだな。しっかしあやしげな連中ねえ、万年亀(まんねんがめ)のじいちゃんは、そんな話はしてなかったけどな」


 修太はしきりと首をひねる。


「万年亀のじいちゃんって?」


 興味を示す啓介に、修太は窓の外を示す。


「北西の森って、そこの森だろ? 森の奥を根城にしてるモンスターと知り合いなんだ。つっても、ボスじゃなくて、その側近なんだけど。沼地に住んでる亀のじいさん」

「お前、まーたモンスターをたぶらかしてるのか」

「なっ、たぶらかすって、人聞きの悪いことを言うなよ!」


 呆れ返っているフランジェスカのツッコミに、修太は眉を吊り上げて返す。


「たまにグレイやトリトラと、森に薬草を摘みに行くんだ。その時にたまたま友達になっただけだよ」

「偶然でも側近モンスターと友達になるのが、意味が分からない」

「道に迷っただけ」


 修太が答えると、その時、一緒にいたグレイが付け足す。


「あのじいさんは話が分かる奴だ、問題無い。こいつを孫みてえに扱うしな」

「そうそう。甲羅に生えてた薬草をくれたから、お前らにも分けてやるよ。粉にして飲むと、強力な解毒剤になるんだ。かなり使えるだろ?」


 修太は席を立ち、自室のほうへ向かう。まだ作りかけなので、瓶に入れて棚に置いているのだ。

 修太が席を外すと、フランジェスカはグレイを気の毒そうに見る。


「貴殿も苦労するな、あんなのが養子だと」

「ケイ、あいつは賢いが、ときどき無鉄砲なのはどうにかならんのか」

「ははは、いやあ、俺に言われても……。地道に叱ってやって」


 そんな失礼な会話をされているとも知らず、修太は大きな瓶と、小分け用の小瓶を手に戻ってきた。


「何? なんでそんな目でこっちを見るんだ」


 やたら生温かい視線を感じ、修太は眉をひそめる。啓介はじっと修太を見つめ、なぜか心配そうに懇願する。


「シュウ、頼むからもっと慎重になってくれよ?」

「え? うん、分かった。気を付ける」


 謎の態度に首を傾げたものの、修太は約束する。

 特に好きでトラブルに巻き込まれているわけではないのだが、とも思ったが、そう言うと更に心配をかけそうなので、心の内にしまいこむ。

 今回はさすがに馬鹿だったと反省している。


「俺は学校で常識を学んで、薬師として細々とやっていくつもりなんだ。頑張るよ」

「う、うーん、頑張らないほうがいいような気もするけど、お互い、楽しくやっていこうぜ」


 啓介は困った顔で頬をかき、結局、エールを込めて右の拳を突き出す。


「ああ!」


 修太も拳を突き返し、拳をかち合わせ、互いににやりと笑う。

 そんな二人を、グレイとフランジェスカ、コウが微笑ましげに眺めていた。


 学園生活スタート編、おわり~。

 

 レト家や第二王女は、本編の目次2、第二十一話 片恋の君へ に出てきた人達です。

 第二王女は旅行好きで、あちこち出かけていて、そのうちのどこかで、奴隷狩りに襲撃されてやばかったレコンを助けた感じっす。あの辺を書いてる時に、本編後の話でレコンを出そうと決めてたんです。

 いや、あの時は書けるか分からなくて、とりあえずメモつけて、何パターンか修太とのやりとりをノートに書いてたんですよね。

 

 こんな感じで、別作の「おまけ召喚」のほうも、終わった後の話を思いついてて、書くかは分からないけど、構想はありますね。

 彼らがわちゃわちゃ暮らしてるのを考えてると、楽しいんだもん~。


 さて、続きはどうしようかな。

 本編よりのんびりめで、ちょっとした事件もある日常話を、中編でまとめながら書く感じのつもりでいますよ。

 薬師ギルドでの話と、冒険者ギルドでの話、北西の森でのモンスターとの話に、都市で起きたトラブルを助けたり、グレイが学園で臨時講師するのとかどうかしら。もしくは邪教徒関連でトラブル、グレイの他の弟子とのやりとり……どれも捨てがたい!

 けど、時系列にまとめるのがややこしいので、テーマをしぼって、一つずつまとめたいところですね。

 ま、ぼちぼち……。

 ひとまず本編を中心にしますんで、しばらくアフターはお休みしますよ。

 

 では、お遊び小説にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました~。また、そのうち。


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