表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真っ直ぐな、青。  作者: すずめ屋文庫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/15

第11話 ータケルー

 数日後、朝の通学で偶然一緒になったタケルとミカが、揃って教室に入ると、クラス内が妙にざわついているのに気がついた。


 いつもとは明らかに空気が違う。


「何か、今日、雰囲気違くない?」


 ミカがタケルに問いかけるや否や、


「お!タケミカ!お前ら、もう聞いたか!?」


 クラスの賑やかしというか、おしゃべりな青山が2人に話しかけてきた。


「なんだよ、青山。何の事だよ?」


「はーん!てことは、タケ、まだ知らないんだな!」


「だから何よ?もったいぶってないで、早く教えなさいよ!」


「ミカ、お前もびっくりするぞ〜!」


 そう言って、青山は少し声を落とし、2人に顔を近づけて言った。


「悟がさ、昨日、美怜に呼び出されたらしいぞ。2人が体育館の裏にいる所を、サッカー部のヤツが見たらしい。」


「え?美怜って、あの3組の?男子にめちゃ人気のある?」


「そうそう!そのサッカー部の中にも、美怜狙いのヤツがいて、すっげーショック受けてる。てか、タケ、同じ部活じゃん。知ってるだろ?白川だよ。マジ落ち込んでるから。」


 それを聞いて、タケルは、白川がサッカーの休憩中に、よく「美玲」、「美玲が」って騒いでたな、と思い出した。


「ふーん…。で、悟は?」


「まだ来てないな。もしかしたら、2人で登校するかもよ!」


「!!!2人は付き合ったって事!?」


「そりゃそうだろ!あの美怜だぜ?断る男なんているかよ?」


 ふんわりとウェーブした長い髪の毛、色白の肌、柔らかな声、大きな瞳、美玲という女子は、大抵の男子が女子に対して抱く憧れを詰め込んだ様な女の子だった。


「でも、悟と美怜ちゃんって、今まで何か接点あったっけ?その、見たっていうサッカー部の子の勘違いじゃない?」


「いや〜、だって、体育館の裏だぜ?あそこ、普段、人気もないし、わざわざ2人でそこにいたって事は、そういう事だろ。」


「おい、あまり憶測だけで話すんなよ。そんなに気になるんなら、悟に直接聞けよ。」


「なんだよ、タケ〜!ノリ悪いな〜!オレも噂で聞いただけだよ。ま、いいじゃん!新しいカップルの誕生だ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ