日記 作者: 百合 疎 掲載日:2026/02/12 日記です。 空は真っ暗の夜。降る雨に頭が痛くなる。霧となって冷たく皮膚を伝う。アスファルトを踏みつける音は掻き消え、暗い中へと走っていく。いつからか夜が怖くなくなった。いつからか曜日の感覚も曖昧になった。そうして社会を眼前に女体を掴んでいた。寝耳に酒が降ると、水の時と同じく目が覚める。甘い欲がそのように希望のないものに変わった瞬間はもうこれもダメなのかと下を見る。そうして、科目の最終試験の内容を間違えた期日締め切りの当日は鬼を前にした気分だった。