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第二十四話

日本から来た、死体の男。


「強盗は日本からの飛行機で(ここ)まで来たってことですか?」


三人の間に緊張感が広がった。


梶「二人とも、戻るよ」


梶は慌ただしく車へ向かった。


二人も車に乗り込み、車は勢いよくUターンをし、元来た道を走った。


梶はスマホを一彩に渡し、電話をかけながらスピーカーで話した。


梶「ツバメ、日本行きの飛行機 三人分とって」


ツバメ「わかった・・・」


梶は冷静な様で明らかに焦っている。私たちもただ事じゃないと理解した、車はホテルに戻り私たちは荷物を全て持った。


私たちはホテルから去り、とあるビルへ着いた。


一彩「梶さんここは?」


梶は二人の方へ振り向いた。


梶「ようこそ、アマランサスへ」


アマランサスの本部に着いた。

周りを見ると普通の社員が会社の中に入り、普通の街に溶け込んでいる建物だった。


中に入ると空き部屋へと案内された。カーペットが全面に敷かれており、ダンボールが山積みになっていた。


梶はダンボールを跨ぎ、一つのダンボールを開けると中には三メートルくらい離れたところにコンクリートの階段が視界の端に少し見えた。


梶は軽々とダンボールの中に入り、コンクリートの床に着地した。


ダンボールの下から響いた声で呼びかける。


梶「二人ともこっち来い」


中には下へ降りる階段があり、何か鳥の様な声が聞こえる。アイリーンと一彩が階段の下を見ると鳥の顔が真っ正面に飛んできた。


よく見ると顔周辺が赤っぽい色で暗く青っぽい色の鳥だった、ツバメだ。


ツバメは尾羽を広げた素早く飛び回っている、警戒している。


ツバメ「きたね、梶」


声のする方に振り向きと男が階段を上がってきていた。


梶「飛行機、三人分取れた?」


ツバメは頷き三人を階段下に案内した、下には扉が一つあり、中にはデスクトップパソコンなどのコンピュータと・・・なぜか土の壁があった。


(これ)なんですか?」


ツバメ「そこに何個か巣があるでしょ、この子のお家」


そう言うとさっき飛んできたツバメを頭の上に乗せた、かなり懐いているみたいだ。


ツバメ「はじめまして、“小洞燕(ショウドウツバメ)”です」


「あぁ またツバメ……」小声で言った。


一彩は部屋の中を見て


一彩「小洞さんここはなんなんですか?」


燕はツバメにご飯の虫を食べさせながら話した。ここは情報部で小洞はここで情報の処理をしている。


「燕ってツバメが好きなんですか?」


燕「まぁ 能力がツバメだから好きと言えば好きかな〜」


梶「それより、飛行機のチケット取れた?」


燕は三人に飛行機のチケットを渡して、スクリーンに映像を映し出した、そこには今日お昼ご飯を食べたビルの出入り口の防犯カメラや地下の駐車場が映っていた。


燕「ここです」


映像は黒い車が地下駐車へ入るところが写っていた。

燕は車の窓ガラスをズームして、さらにクリアにした、車の車種や後ろについているナンバーがはっきりと見える様になった。


地下駐車のオレンジ色の照明が四方八方から黒い車を照らしていた。


ハンドルを白い手袋が握っているのだけが見えるが、なぜか後部座席だけが見えなかった。


タクシーの車窓の様に車の中が見えない構造になっており、防犯カメラだけでは流石に中を確認することができない。街中でも通り過ぎるタクシーの後部座席を見るなんてできない。


アイリーンはスクリーンを見ながら少しも顔を動かさなかった。


静かな声で話しかけた。


「一彩、梶さん、燕さん 二日もあれば、この車がどこからきたのかわかるよね」


一彩と梶は驚いてアイリーンの方を見た。


その顔は怖かった、口元は笑っているのに目だけが別の生き物の様な怖い目だった。


《一日目》


ダンボールだらけの部屋で腰掛ける一彩と梶、社員にパソコンやpcなどを部屋に置いてもらい車がどこからきたのかを調べている。燕がいる部屋は流石に狭すぎる。


窓も照明もその部屋にはないから扉を閉めると何も見えない真っ暗な部屋だ、だから手元は卓上ライトで照らすしかなかった。


モニターにはネットでも見られる街周辺のLIVE 映像や高速道路の映像が何個も映し出されていた。


パソコンの青い光が二人の顔周辺をずっと照らして、床には蓋が開いていないエナジードリンクが箱ごと置いてあった。


一彩「なんで・・・エナジードリンクそんなに用意したんですか?」


梶「君も唐辛子とかレモンそのままとか足ツボ、寝ない気満々だね」


二人は笑いながら言うがどちらも引き攣った顔だ。


三人に二日で車がどこからきたのか今どこにいるのかを調べるのは二日ではできないことだ。


一彩「梶さん 車は街から離れたところからはカメラがないので追えません」


梶「カメラの他に人の証言なんかでも見つけないといけないな、街以外や防犯カメラがないところは現地に行かないとわからない・・・。アイリーンくん 普段あんな顔するの?」


タイピングの指がピタッと止まった、


一彩「いいえ」


明るくて怒ると少し怖いそんなどこにでもいる女の子だ、そんな普通の子が異常で恐ろしい笑顔を見せるなんて考えても見なかった。


アイリーンが幽霊に会ったらどうなるのかがわからない、一彩と梶、燕はアイリーンより先に幽霊を見つけなければいけない。



















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