第二十二話
三人は外で観光と幽霊の情報収集をすることになった。
梶の案内で二人は街を歩きながら、幽霊の手掛かり探した。
一彩はお店の人に幽霊の写真を見せて周り、アイリーンと梶は人通りのない道を散策した。
しかし、店の人たちも銀髪の男を見たことがないと全員言い、アイリーンたちも幽霊の手がかりを見つけることはできなかった。
アイリーンたちはビルの中のレストランに入り、昼ごはんを食べながら話した。
店は
「全然見つかんない〜」
梶「いつもなら、すぐ見つかると思ったんだけどね。やっぱり管理者見つけるの大変だよ」
一彩「いつもって、いつも何してんですか?」
梶はジュースにささってるストローを咥えながら怠そうに言った。
梶「管理者はずっと探して来ているんだけど、会社も一様、表向きは会社だから金を稼がないといけないんだよ。
僕はもともと、警察で犯人とか人を探すのは得意な方なんだけど、たまに近所の人がペットが逃げ出したって言って手伝ってんだよ」
一彩「警察だったんですね!?」
梶「そうだよ〜、銃が一番良くて、警察学校時代は全部ど真ん中だったよ」
一彩はその話を聞いて何か考えた。
一彩(銃か……)
一彩「梶さん異能で遠い一箇所だけに当てるにはどうすればいいですかね?」
梶「異能でか〜、そうだな〜まず……」
・・・
二人を交互に見るアイリーン、ため息をついて注文したピザを食べながらスマホを眺めている。
カランコロン《店のドアについてるベルがなる音》
三人の客が入って来た、三人はアイリーンたちの隣の席に案内された。その人たちも男、二人が話に夢中になり女性がつまんなそうに聞いている。
話の内容は店の人の声で全然聞こえない。
(なんか同じようだな〜)
郷「はぁ〜」
郷もため息をつきアイリーンと目があった。
郷は椅子を近づけてアイリーンの耳に口を当てた。
郷「あなたも、連れたちだけで話しあっていて、つまんないみたいね」
「そうなんですよ、そっちもですか?」
二人は連れに困っていることで話をした。
話していると郷のアイリーンの髪が綺麗だと褒めた。
郷「綺麗な金髪ね」
「ありがとうございます ・・・ある人に綺麗で好きだと言われて・・・、もしよかったら髪結いましょうか?」
郷「いいの?」
「はい、どんな感じにしますか?」
アイリーンは郷の髪を結った。
結い終わると郷は店にあるいくつかの鏡のうち、高い位置にあった鏡を見た。
郷「綺麗、ありがとう」
そう言うと郷は懐から簪を取り出してアイリーンの手に置いて握らせた。
郷「これ、私の大切な人からもらったものなんだけど、もう何年も使ってないからよかったら貰ってくれる?」
その簪は金属でできており重かった、硬い壁に叩きつけても大丈夫なほど丈夫に見えた。
「これかなり高価なものじゃ!?」
郷「いいのよ、その人も私の髪をよく結ってくれて嬉しかったし・・・髪ありがと あの頃を思い出せてよかった・・・」
その顔は少し悲しそうだった。
アイリーンは真っ直ぐ顔を見て行った。
「ありがとうございます、大事にします」
郷は頷いて笑った。
アイリーンは二人を連れて店を出た。
郷「二人とも、昼過ぎめますけど食べます?」
二人はハッとして、話をやめた。ご飯を食べることにした。
代表「うん? 郷、なんかいいことあった?」
郷は満面の笑みでタバコに火をつけた。
郷「うん、ようやく手放せたから、しかも捨てない形で・・・一番いいなくしかただ」
二人はよくわからないと言う顔で首を傾げた。
代表「それより何注文する?この店はピザが人気みたいだけど」
郷「そうだな、じゃ〜 この」
店員が郷の横に立ち禁煙であることを伝え、外でしばらく吸うことになった。
シュンとした背中を見て代表は言った。
代表「で?何にする」
郷「一番美味しそうなやつで……」
郷がドアを開ける瞬間、もう一人の男が気がついた。
先生(あれ?髪……気のせいか、元からあんな感じか)
先生「ついでにみんなにもお土産で買って行きましょう、もちろんここに来たいって言った代表の奢りで」
代表「えっ!」
先生はニヤッと笑みを浮かべた。
代表「ここ、かなり高いのに〜 割り勘じゃダメ〜?」
先生「ダメです、ここに来たいと言ったのは代表なんですから。あっ 後、これとこれと・・・」
代表の財布はなかなかにダメージを受けたのだった。
《その頃》
アイリーンたちは幽霊探しを再開していた。
一彩が時計ショップの店員と話をしているとアイリーンが梶と話をしていた。
「梶さんなんでこのビルそんなに調べるんですか?」
梶「幽霊を探すのもあるんだけど、最近、この辺に強盗が出没したって警察からも会社に声かけがあったから、まぁ 息抜きも兼ねて、見回りみたいな」
話をしているとガラスの割れる音が背後から聞こえた。振り向いてみるとバイクヘルメットを被った、人物がバットを振り回していた。
周囲の人々はヘルメットの人物から声を上げながら離れた。
「梶さん、あれって」
梶「今言った強盗だねヘルメットにバット体格も聞いていた通りだ」
「どうしますか?」
梶「もちろん確保する」
「一人で大丈夫ですか!?」
梶「大丈夫、元警察だから」
梶は強盗に突進して、あっという間に捕まえてしまった。捕まえた瞬間周りから拍手が鳴り皆安心した。しかし、強盗を押さえつけている梶が何か違和感があると感じた。
梶(あれ?なんか服の下変な感触だ……まさか!?)
上着を脱がすと体に爆弾を巻きつけていた。
拍手は再び恐怖の声と変わった。




