後編
「再婚するのか?」
そう真剣に、冗談の欠片もなく、残りの人生を計算しながら冷徹に問うた愛する妻の姿を、エルンストは生涯忘れることはないだろう。
すべてはエルンストの手落ちだ。私の仔兎、と呼ぶ愛おしい存在を、もはや崇拝とも言える守護天使の自尊心をめちゃくちゃにしてしまったのだから。
──ヤカモズの守護天使。そう呼び始めたのは誰なのか、エルンストが知った頃にはシュテルンの軍人はみな知っていた。共和制に移行してすでに二十年は経っており、エルンストは公爵閣下ではあったが、平民の軍人とともに寝食を共にするのは普通のことだった。
スタンピードが起こり、シュテルンがヤカモズに援軍要請をしたと聞いたとき、エルンストは「余計なことを」と舌打ちをしそうになった。レヘン渓谷はヤカモズに隣接してはいるがシュテルンの領土だ。これを貸しになにを要求されるかわかったものではない。ヤカモズを神秘の国と呼べば聞こえがいいが、その実野蛮の国と呼ぶ者も多かった。
体躯に見合わない化け物じみた強さ、そして寿命の短さから、エルフと同等のカテゴリーの生き物だとみなす者も多い。公益はあれど、ヤカモズの人間を見たことのあるシュテルン人はほぼいないだろう。ヤカモズの民は国をめったに離れないからだ。
だからこそ、スタンピードの現場で白鎧を着た小柄な軍隊がいるのに気づいたとき、エルンストは「噂は本当なのだな」と思ったのだ。さらにその中にいる一人はさらに小さく子供のように見えた。みな白い兜を被っているために顔はわからないが、その中でも大きな弓を背負っているその人物は印象的だった。
実際、そのときが来るまでヤカモズの民を侮っていたことをエルンストは認めざるを得ない。デーモン六体に囲まれて、死を覚悟したとき。
守護天使は降ってきた。
目を疑うような素早さで他の五体の眉間を矢で貫くその姿を、エルンストは呆けるように見ていた。白鎧の一際小柄な人物はエルンストが残りの一体を切り捨てたのを見て、声を発する。
「死にに来たのか?」と。
場違いのように澄んだ声音だった。女、とエルンストが気づいたと同時に、その女はヤカモズ語で「まあ通じないか」と諦めたように呟いた。そして、「死ぬなら華々しく死ね」と言い残して去っていった。
それから、エルンストはずっとその守護天使を探していた。たまに戦場で見かけるが、素顔はわからない。
ただ、素性は判明した。第三王女のアイシャ・ラカ・ヤカモズ。この事実を知れたのはアイシャの二番目の兄であるブラッカンのおかげだ。彼は「鬼神に会いに来た! 正直シュテルン人を舐めてた、すまん!」と王族らしからぬ人懐っこさを持ってエルンストの幕舎に訪れた。ヤカモズ王家の愛する酒を携えて。
彼はアイシャと仲が良いようで、エルンストの背をとてつもない力でバンバンと叩いて「趣味がいい! アイツはヤカモズ王家の中でも特に素晴らしい戦士だ!」と褒め称えた。そこからバラッカンとの交友は始まったのだ。
運命の時が来たのは、連合国軍が正式に発足されて三ヶ月後だった。スタンピードだ。
エルンストが兜を魔物の弾き飛ばされて、危うく脳震盪を起こしかけながらも馬で駆けていたとき、守護天使は兜を脱ぎ捨てた。
まさしく、時が止まるという表現がふさわしかった。兜からこぼれ落ちた柔らかな銀髪が風に揺れて、真紅の瞳がエルンストを見つめて輝いた。そして慌てる従者とやり取りをして、笑う。
もっとこっちを見てくれ、と懇願したくなる気持ちを抑えて、エルンストは大剣を振り回した。情けない姿などこれ以上晒すわけにはいかなかったからだ。
バラッカンは「妹は美人だ。まあうちの家族はみんな美人だが」と冗談めかして言っていたが、あれを美人の枠に収めていいのか?
守護天使ではなく戦女神と呼ぶべきでは?
またこちらを見てもらうにはどうすればいいのか、デーモンを十体倒せばいいのか?
どうしようもない思考が空回りしながら、エルンストはその夜幕舎で眠りについた。それからバラッカンにシュテルンの最高級のワインを献上し、ヤカモズで売られているアイシャの姿絵や写真を譲ってもらった。
スタンピードが落ち着いたあと、エルンストは公爵家にひっそりと小さな部屋を作った。「アイシャの間」である。アイシャの姿絵や写真や記事などを壁に張り、一脚の椅子を置いた。そこに週の終わりの夜に風呂に入って身綺麗にしてから赴く。そして静かに座って、一日の疲れを癒やすのだ。
従兄弟たちの一人である第三王子には「なんで暗くして見てんの? 怖いんだけど」と言われ、第二王子には「ストーカーの部屋」と呼ばれ、第一王子には「猟奇殺人鬼のアジト」と酷い言われ方をした。暗くしているのは直視だと刺激が強すぎるからであり、また日光での劣化を防ぐ合理的な判断からだ。従兄弟たちはまったくわかっていない。
そしてバラッカンから「アイシャがそちらの王族と婚姻することになる」と手紙が来たとき、エルンストは叔父である国王に詰め寄った。「私では駄目ですか? 一応準王族ですよね? え、第三王子? 良い相手がいると言ってましたよ、三人ぐらい。私で良いですよね、ね、叔父上?」と鼻が触れるのではないぐらいには詰め寄り、「イ、イイヨ〜……」と言質を勝ち取ったのだ。
それからは忙しかった。エルンストの仔兎がぬくぬくのふわふわのお家で過ごせるように尽力した。ついでにバラッカンも先に呼んで「この家をどう思う?」と聞いたら珍しく真顔だった。妹のために真剣な顔をしている、と思ったら、何かを言いづらそうにエルンストの顔を見てくる。
「エル、アイシャの件なんだが、一つ知らせておかないといけないことがある。ヤカモズ──月下族の女が他国の人間との間に子供を作ると、死ぬことが多い」
そのとき、エルンストの世界が壊れたような気がした。アイシャが死ぬ。あの、美しき、尊き存在が死ぬ。寿命以外で、自分が原因で、死ぬ。
──そんなこと、許せるはずがない。エルンストが拳を握りしめて俯けば、バラッカンが慰めるように肩を軽く叩いてくる。
「統計上の話だよ。ただ、そういうこともあるってだけで、アイシャもそうなるって決まったわけじゃ──」
「バル、エルフに知り合いはいるか?」
エルンストの決意は早かった。バラッカンはエルンストの判断に気づかずに、動揺したように「まあ、いるけど」と頭を掻いた。
エルンストは「紹介してくれ。頼む……!!」と膝をついて頭を下げた。バラッカンは慌ててエルンストを立ち上がらせて、「わかったよ! そんな頼み方しなくても紹介してやるって!」と言ってくれた。
エルンストがヤカモズの人間──彼の妹の尊厳を踏みにじる覚悟をしていることにも気づかずに。
◇
エルンストは熱に魘されていた。悪夢さえ見た。可愛いエルンストの仔兎が「自分が死んだら再婚するのか」「だから触れてこないし子供も作らないのか」と。悪夢だ。悪夢の中でエルンストは幼い少年の姿をしている。腕の中に抱えた真っ白な仔兎がプルプル震えて、「プピィ」と悲しげに鳴いた。
「違う、違うんだ、生きていてほしい、苦しみも悲しみも何もなく、君には伸び伸びと生きていてほしい!」
意識が浮かび上がって、冷たいものが額に触れた。その手に縋って、子供のように泣きながら喚く。ぼんやりとした視界で、白銀のなにかが揺れた。
「行かないでくれ、嫌だ、寿命でも子供でも、君を私から奪うことが許せない」
「どうして?」
「愛しているから、愛しているからだ、だから……!」
涙声でそう言っても、これはエルンストの独りよがりに過ぎない。
愛を免罪符にした行いは、すべてが独善的だ。
「すまない、エルフに頼んだんだ、君の寿命を伸ばす方法を、一緒に過ごして一緒に年を取り、子供を、孫を、私の隣で君が見つめられる方法を、私は見つけてくれと頼んでしまった……!!」
「どうしてそれを嘆く?」
細い指が柔らかくエルンストの前髪を払う。声音はひどく優しく、エルンストの愚かさを許容するようだった。
「誇り高き人を、月下族としての彼女の生き方を、否定してしまうことだから……」
「なら、彼女に聞いてみろ。すべて腹の中に抱えているものをぶち撒けるのだ。あなたはずいぶんと抱えすぎたな、案外杞憂で終わるかもしれない」
「そんなわけ……」
エルンストがしゃくり上げると、夢の中の彼女はふふっと笑った。額に柔らかな感触が押し当てられて、すぐに離れていく。
「この悪夢の先で待っているよ、お前の長い独白を。だから、熱なんかで死ぬんじゃないぞ、私の黒豹」
私の黒豹。その響きは柔らかく、ぞっとするほど甘ったるい。蜜の中に溺れていくように、エルンストの意識は落ちていった。
◇
エルンストが高熱で三日三晩魘されている間、アイシャはいろいろなことを考えた。残りの人生における一番の難題ではないかというぐらいには考えたが、やはり帰結する場所は同じだった。
私の黒豹。私が死ぬのを恐れて怯えている、私だけの獣。しかもエルフに助力を願ったと言っていた。ならば、アイシャはやることはひとつだ。
──補佐官を締め上げてエルフの名を吐かせること。補佐官は泣きながら「閣下に殺される……!!」と喚いていたが、知ったことではない。そして、吐かれたエルフの名はなんと知己のものだった。
いま目の前でティーカップを傾ける絶世の美青年であり、エルフの名弓アンギュロスをアイシャに授けた本人――ロトンである。
「寿命を伸ばす魔法を作るのに応じる奇特なエルフもいるのかと驚いたが、お前なら納得だ。久しいな、ロトン」
「それはこちらのセリフだよ。閣下の可愛い可愛い仔兎が君だって? 何かの間違いだと思いたいね」
ロトンはエルフにしては珍しく、世界を旅するのが好きな変わり者だ。エルフとは排他的で閉鎖的な種族であるが、そのはみ出し者がロトンだった。そしてアイシャの弓の師匠でもある。
「私の夫が迷惑をかけたな。それで、寿命同期魔法とは可能なのか?」
アイシャがそう聞くと、怪訝そうにロトンは片眉を跳ね上げた。アイシャが首を傾げると、ロトンは「もっと聞くことがあるんじゃないか」と言う。なのでアイシャはそれを一笑して切り捨てた。
「ないだろう? 可哀想な私の黒豹が魘されているのだから」
そう言えば深いため息が返ってくる。
アイシャはシュテルンに来る際に命を捨てる覚悟だったのだ、それを拾われて引き伸ばされたとしても、最早なにも感じない。月下族の恥だと言われようとも、それで黒豹がアイシャの首輪をつけていられるならそれでいい。
アイシャが死んだあと、別の女の首輪をつけている黒豹など許しがたい。
「結論から言えば、ある。従属の魔法を応用したものだ。主人が死ねば奴隷も死ぬ。つまり、君の夫が死ねば君も死ぬし、君の夫が生きていれば君も生きていられる」
「屈辱的な言い回しをするな」
「だが、この魔法を使えば君はヤカモズに二度と顔を見せることはできないだろう。家族に裏切り者と罵られてもおかしくはない」
「そうかもしれないな」
アイシャは笑う。それから、足を組んでソファに背を預けて、首をわずかに傾げた。
「それで、その屈辱的な魔法を誰と一緒に使うつもりだったんだ、師匠?」
そう言えば、短く舌打ちが返ってきた。アイシャは師と仰いだ男の苛立ちにクスクスと笑う。ずっと胸にかけられたペンダントを好奇心で触って烈火のごとく怒られた日を思い出す。そのとき、それが誰かの形見だとアイシャは気づいたのだ。
「君の妙に賢いところは嫌いだ。いつもは脳筋のくせに」
「愛弟子の質問に答えてくれないのか?」
「では答えてやろう。間に合わなかった。彼女は病に侵され、魔法に耐えきれない体になっていた」
「そうか……」
「君なら間に合うだろう。子を生む前にさっさと魔法をかけてやる」
「助かるよ、師匠」
アイシャは立ち上がり、ヤカモズの最敬礼をして感謝を現した。だが、ロトンは嫌そうな顔をするので笑ってしまう。
「では、その魔法をかけに行こう」
そう言えばロトンは目を見開いたので、アイシャはいたずらっぽく笑った。
あの男の胸の内の言葉をわずかに聞いただけで、全身に稲妻が走るようだった。子供のように泣きじゃくり、自然の摂理を突っぱねようと足掻くアイシャの黒豹。
──この男は、私を愛しているのではない。私が傷つく世界そのものを、この男より先に死ぬ未来そのものを、許していないのだ。
崇拝と愛がないまぜになり、境界線が溶けてしまったせいで世界にまで牙を向こうとした私の黒豹。哀れで可愛らしい、私だけの男。
「あの男を怒らせたいのだ。絶好のチャンスだろう?」
アイシャのもとに来てしまったのなら、もう逃す訳がないのだ。
◇
「おはよう、エルンスト」
四日目の朝、アイシャは目を覚ました夫の隣でそう囁いた。ベッドに横たわりニコニコとしているアイシャを見てエルンストは硬直した。そして夢か、と再度目蓋を閉ざすので、アイシャはその頬をつまんだ。ビクリ! と男の体が跳ねる。
「エルンスト、気分は?」
「あ、アイシャ……! なぜここに」
「気分は?」と再度問えば、エルンストは「問題ない。むしろ晴れやかな気分だ」と答えるので、アイシャはニコッと笑った。それだけなのに、エルンストは眩しそうに目を細めた。
「難しい話だからヤカモズ語を使う。いいか?」
「も、勿論だ」
ヤカモズ語に切り替えて許可を取れば、エルンストがぎこちなく頷いた。なので、アイシャは起き上がって寝間着の胸元を引き下げた。「アイシャ!?」と悲鳴じみたエルンストの声が上がるが、「うるさいちゃんと見ろ」とアイシャはピシャリと言う。
エルンストの視線が胸元──心臓の上に留まる。それから、「なぜ、」と動揺した声が男の口から溢れる。
アイシャの心臓の上の皮膚には、刻印がある。一枚の葉脈のような形をした、小さな刺青に似ているものだ。従属の誓約が成されたことを示している。
エルンストは慌てて自らのシャツのボタンを引きちぎり、胸元を開いた。彼の胸にもまた同じ刺青がある。エルンストのシャツを握る手が震え始めたので、アイシャはその手に触れた。
「エルンストが死ねば、私も死ぬが。あなたが生きていれば私も生きる。四十年を越え、もっとずっと長く」
「なぜこんなことを……!!」
「お前が望んだのだろう?」
アイシャがそう言うと、エルンストは明らかに怯んだ。そうして、震える片方の手で顔を覆った。
「……たしかに、望んだ。でも、こんなことがありえるのか? 私は地獄に落ちたのか?」
「なら私も地獄にいるのか。地獄は良いところじゃないか」
アイシャが屈託なく笑うと、くしゃりとエルンストが顔を歪める。
「なぜ応じた? 君はヤカモズの誇り高き戦士だというのに?」
「私はもう戦士ではない。姉の代わりに命を捨てる覚悟で来たのだ」
「……知っていたのか」と弱りきった声音でエルンストが言った。無論だ。連合国軍の関係強化のために、エルンストとの実子が求められることを知っていた。明らかな形に残す必要性があるために、アイシャは姉に代わって命を投げ出すためにここまで来た。
「ああ、すべて」
「君は賢く勇敢で、そして私をいつもとんでもない間抜けにさせる……」
「怒らないのか?」
アイシャがムッとしながらそう聞くと、エルンストは困ったように微笑んだ。
「君の行動に私が怒れるはずがない。知らなかったのか?」
「さすがに怒るかと期待した」
「期待した?」
エルンストが首を傾げるので、アイシャは腕を組んで苦言を呈す。
「あなたは怒らないからつまらないのだ。噛み付くぐらいの悪戯なら許してやるというのに」
「噛み付いていいのか?」
「噛み付いていい。食らってもいいぞ。まあ、心臓はすでにやったようなものだしな」
そう言うと、エルンストは頬を赤らめた。ずいぶんと忙しい黒豹だ。まあそれが可愛らしく見えるのだから、アイシャにも焼きが回ったものである。
「アイシャ」
呼ばれて、顔を大きな両手で包まれる。覗き込んでくる男の顔をアイシャは見つめた。
精悍な顔つきの男は、顔を近づけてきた。なのでアイシャは素直に目を閉じたというのに、額に唇が落ちてきた。目蓋を押し上げて男の唇に噛み付いてやろうかと思ったのに、勢いよくエルンストに唇に噛みつかれたので、アイシャは素直に驚いてしまった。
その感触を味わう暇もなく、エルンストは顔を離して額をアイシャと突き合わせる。
「私の仔兎、私の女神、私の守護天使──……。君を一人で戦女神の御元へ行かせない。それこそが、私の唯一の救いであり唯一の罰だ」
告解のような言葉を口にするのに、なぜこの黒豹はこんなにも満たされた顔をしているのか。
そしてなぜアイシャは泣きそうなぐらいに胸が押しつぶされそうになるのか、わからない。
だけど、男の頬に手を伸ばす。高い頬骨を指の腹でなぞった。
「私の黒豹、私の鬼神、私の世界。あなたの救いも罰も、ともに分かち合う覚悟はできている」
死ぬのならば一緒に、地獄に落ちるなら一緒に。あなたが鼓動を止めるまで、私はこの黒豹のそばにいてすべてを許す。
──あなたがすべてを許容することを愛とみなすなら、私もそれにならうだけだ。
「それに、子供どころか孫が結婚するのも見られるなんて、それ以上に贅沢なことなどないだろう?」
アイシャの言葉にエルンストは恥ずかしそうに「それはまだ早い……」とボソボソと呟く。だが、アイシャは身を乗り出してエルンストの懐に収まった。
「子供もたくさんほしい。姉がいて嬉しかったのだ。兄弟は何人いてもいい」
「まずは君の体調を見ながらだな……かならずしも子供はできるわけではないし、出産は命がけなのだから……」
「あなたが生きていれば問題ないのだろう? わたしは三人は産むぞ。そして六人の孫の世話をする」
「いや、必ずしも子供が結婚してさらに子供を設ける訳では……」
アイシャはブツブツと小うるさい獣の口に噛み付いて、「うるさいぞ」と躾けてやることにした。
そして未来で孫の結婚式を見ながら、「あなたのおかげだ」とアイシャは笑うことになる。隣で皺のできた小さな手に握りしめられた手の持ち主は「あのときは私の方が不安で死ぬかと思った」と肩を竦めて、それでもひどく満たされたように微笑むのだ。
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