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7月のショートショート

雑草と雨




雑草へ、恵みの雨が、降り注ぐ。


人の事情なんて関係ないと、雑草は生いしげる。


アスファルトの割れ目からブタクサが、いつもの倍は大きく伸びて、葉っぱを自由に広げている。


人が嘆き、家は沈み、水は無慈悲に奪い去る。




雑草たちの祭りの日。


泥水が栄養を運ぶ。


濁流が外敵共を黙らせる。


雑草たちの独壇場がそこにはあった。




1メートルは楽々と超えて、人の身長ほどの雑草まである。


進路を塞ぐ雑草の群れに手間取っていると……



   ボチャン! ざばざば……



ぎゃー! 水だー!


大きな水溜まりに足を突っ込んでしまいましたとさ。


靴に泥が入った。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 前半の情緒あふれる雨のようにしみる文章からの落とし込みあちゃー、さすがですヾ(@゜▽゜@)ノ [気になる点] 一度くらいは…最初から最後まで真面目な情景詩を魅せていただけたら。…ぎゃー…
[気になる点] > 雑草へ、恵みの雨が、降り注ぐ。 ちょっと降りすぎて、雑草にとっても滅びの雨と化しておる気がしなくもないがの……。 > 人が嘆き、家は沈み、水は無慈悲に奪い去る。 やはり、滅び…
[一言] 無事なようで何よりです。 水たまりくらいなら、足が濡れるだけなので、大丈夫でしょう。家の中の浸水とかなら話は別ですが。
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