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タイトル無し  作者: ルル
39/75

39話 

「ねえいまどんな気持ち?」


そんなに面白いか・・・


清水音羽

「本当あの先生教え方上手いよね!大地も理科教えてもらえば良かったのに!」


大石大地

「・・・・あっああ。」


朝のホームルーム前

ノートに書いた自分の答えに丸をつけながら話していた。


清水音羽

「考え事してた?なんか反応遅かったから。」


大石大地

「ううん。ボケーッとしてた。白澤先生があの塾に来たの冬頃なんだよね。」


清水音羽 

「それで副塾長やってるの?」


大石大地

「そうなの。でも今回は点数取らなきゃいけないし俺も教えてもらおうかな。」


勘付かれてはいけない。

こいつにだけはバレてはいけない。

隠し通さなければ・・・


―――――――(進英ゼミナール)


あれから二週間経ち

今日は修学旅行前日だった。


白澤光輝

「みんなわかってると思うけど6月1日は塾休みだからね?だから修学旅行終わった三年生も急いでくる必要ないから。・・それとお土産はいらないから・・・みたらし味の・・・八ツ橋なんか・・・い、いらないから。」


めっちゃ欲しがってるな。

まああげないけど。

胡桃とか花井さんとこに買おうかな。

 

白澤光輝

「数学は余裕そうだね。」


わたしの丸の多いノートを見てそう言った。


清水音羽

「でも学校のワークが難しくて。」


白澤光輝

「じゃあ次からそれ持ってきな?できる問題ばかりやってもしょうがないしね。」


清水音羽

「はい。」


そして授業を終え宿題を決めた。 

今日はやりたい教科があったし修学旅行行く前に宿題終わってなかったら胸くそ悪いので宿題は少なめにした。


白澤光輝

「修学旅行楽しんでね!」


清水音羽

「はい!」


―――――(次の日)


清水音羽

「なんでこんな朝早くからね・・」


今日は修学旅行一日目だ。

只今の時刻は午前4時50分

集合時間は午前5時


大石大地

「俺は徹夜でゲームした。」


清水音羽

「睡魔に勝てなかった・・・畜生・・」


音羽は悔しそうにそう言った。

いったい何がそんなに悔しいんだ。

時間に間に合ったのだからいいじゃないか。


大石大地

「時間に間に合ったんだからいいじゃん。」


清水音羽

「朝までもたせるって決めたのにー!!社会が終わらなかったよー!!修学旅行中に記憶がとんじゃうよー!!」


大澤花凛 

「このガリ勉め。」


そう言ったのは俺らと同じ班の花凛だった。

ちなみにリーダーだ。


清水音羽

「だってなんか罪悪感がすごいんだもん!!」


大石大地

「夜は普通寝るもんだぞ?」


清水音羽

「ああ。わたし最近睡眠という概念が消えつつあるんだよね。前に一時間しか寝ないことあったんだけど三日で気持ち悪くなって四時間に増やしたんだよね。でも昨日は六時間も寝ちゃって。」


こいつ頭おかしいのか。 

言われてみたら目の下のクマが濃いし疲れ気味てる気もする。


大石大地

「ちゃんと寝ろよ!」


清水音羽

「わたしに寝てる余裕はない。睡眠無しで生きれる身体になりたいよ。」


そしてこいつは新幹線の中でも寝て 

バスの中でも寝まくった。

 

清水音羽

「ああ。眠い。」


そして夕飯の時も


「えー。まだ眠いの?」

「ヤバくない?バスの中でもさんざん寝たくせに。」


と、周りの女子は言っていた。


大澤花凛

「食欲ないの?全然食べてなくない?」


清水音羽

「だって量多いじゃん。」


旅館とかって無駄にご飯が多いんだよな。

美味しいから食べられるんだけど


そして夕飯を食べ終えお風呂に入り部屋に行くと


「ええ?!付き合ってたの?」

「言われてみればなんか雰囲気が・・」


女子部屋では恒例の恋話が始まった。

修学旅行あるあるだな。

私には関係のない話なので寝た振りをして聞き耳を立てていた。


「そんなこと言ったら怪しいのいるじゃん。」

「たしかに・・あれで付きあって無かったら逆にびっくり。」

「それな!いつも一緒に話してるもんね!」

「人見知りそうだけどかわいいから萌え要素だよね。」

「大石は清水のそこに惹かれたか。」


清水音羽

「違うから!!」


つい大声でそういった。


「うわっ!びっくりした!」

「寝たフリして聞いてたな。」

「えー?付きあって無いの?」


清水音羽

「私達のどこを見たら付き合ってると思えるの?」


私がそう言うとその部屋のみんな黙り始めた。 

何この空気・・わたし変なこと言ったか?


―――――――(次の日)


二日目はタクシー行動をした。

金閣寺など有名なところの写真を撮ったりお土産を選んだりした。

わたしは八ツ橋を一度も食べたことがなかったので試食したが


清水音羽

「うっま!!超美味しい!!」


めちゃめちゃ美味しい。

語彙力0だけど・・

もちもちしてて癖になる。

絶対買おう。


そして二日目も夜は同じような話をしてるのを聞き耳を立てて寝た。


三日目は清水寺へ行きまたお土産を買い 

新幹線の中では今までで寝尽くしたので全然眠れず

近くの人と喋ったりして楽しい修学旅行はあっという間に終わった。





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