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タイトル無し  作者: ルル
25/75

25話 

真城アリス

「ちょっといい?」


鈴木伊緒

「なに?」


朝のホームルーム前

伊緒がクラスメートと話しているとアリスが笑顔で伊緒に話しかけた。


真城アリス

「私の他クラスの友達に陸上部の子がいるんだけど人が少なくて困ってるみたいなの。鈴木君はまだ部活入ってなかったよね?」


鈴木伊緒

「・・・いいよ。足手まといにならなきゃいいけど。」


真城アリス

「大丈夫だよ!むしろ戦力になるよ!じゃあその子に伝えておくね!放課後は体操服着て校庭に行けばいいらしいから。」


そう言ってアリスはこの場から去った。


大石大地

「ナイスだわ。」


大地がその光景を見てそう呟く。


清野琢磨

「なにが?」


大石大地

「あ、いや何でもない。」


清野琢磨

「変人じゃん。てか頬腫れてね?女にビンタされた?」


大石大地

「お前おれをなんだと思ってるんだよ。二股かけるほどモテねえよふざけんな。死刑だ。」


清野琢磨

「罪重すぎだろ!冗談じゃん。」


――――――(放課後)


清水音羽

「あーもう!イライラする!」


真城アリス

「なんでここでやるの?」


もう12月になりあと数週間で冬休み


清水音羽

「冬休みの宿題は早めに済ませたいタイプなの!家だとスマホがあって集中出来ないの!それに坂下先生が遅くなりすぎなければ教室使っていいって言ってたし。」


真城アリス

「意外に真面目なんだ。でもこれ前期に習った内容だよ?」


見開き10ページほどの数学の宿題

範囲は今まで習ったところ全部だ。


清水音羽

「等式変形ってさ。・・どうやって解くの?」


真城アリス

「そこ苦手な人多いよね。まずYについて解けでしょ?この式で3Yになってるから=の形にして5xを移項して・・」


アリスが説明すると音羽は難しそうな表情をしてペンを動かした。


真城アリス

「なんでそのままなの?移項するから−でしょ?」


清水音羽

「移項が出来ない。」


真城アリス 

「一次方程式解ける?・・今回の中間テスト何点だった?」


清水音羽

「えっとね。国語54点 社会50点 理科52点 英語59点 数学40点」


真城アリス

「思ったより数学取れてたみたいだね。」


清水音羽 

「なんか授業でやった証明丸覚えしてたら全部合ってた。あとなんか角度の問題でまぐれ当りして・・それ差し引いたら残酷な点数になるけど・・でも前期期末よりマシだからね!」


アリスから見れば今の点数も充分残酷に感じた。


清水音羽

「前期期末なんてヤバイよ?! 国語38点 社会35点 理科23点 英語25点 数学20点だよ?!」


真城アリス

「じゃあけっこう伸びたみたいだね。」


清水音羽

「そうそう!国語なんて漢字全部合ってたし!ていうかわたしでも理科大地に勝ってるんだよ?でもあいつ理科ド苦手だったわ・・・やばい。死にたくなってきた。」


真城アリス 

「そんなこと言わないの!ほら、もうすぐ時間になるし筆記用具方付けないと。」


清水音羽

「そうだ!夕飯の買い物しないといけなかった!やばい。夕飯なくなる。今日は寝坊しちゃって朝ごはん食べれなかったからお腹空いてるんだよね。」


真城アリス

「焦らなくてもそんなすぐにスーパー閉まらないよ。」


――――――(職員室前)


内村陽大 

「おお!ちょうど良い所にいた!悪いけどちょっと手伝ってくれない?本当申し訳ない!急いでるなら無理にとは言わないけど。」


大石大地

「倉庫の床にあるにあるダンボールを運ぶんですか?」


部活が終わり着替えて教室へ向かうと

内村先生に呼ばれ手伝うことになった。

「悪いけど」とか「無理にとは言わない」とか言われても断りづらいわ。


内村陽大

「そうそう!ごめんね。おれ今から会議なの。そういえば教室に清水と真城がいたから手伝ってもらえば?」


とりあえず教室へ向かった。


大石大地

「あれ、一人?真城いたんじゃないの?」


清水音羽

「塾があるの思い出して急いで帰った。」


大石大地

「やばい俺も今日塾だ!ああ!宿題も終わってないし!内村先生の頼み断ればよかった!お願い!時間ないから付き合って!」


清水音羽

「いいよ。」


そして倉庫へ向かった。


大石大地

「なんか性格悪くてさ。うちの塾長」


二人はダンボールを持ち上げながら喋っていた。


清水音羽

「敵に回したら怖いタイプじゃん。」


大石大地

「でも副塾長はマジでいいひと!本当好き。・・勘違いしないでね?ラブじゃなくてライクの方だから。」


そしてドアを開けようとドアノブを回すと


大石大地 

「あれ?開かない。」


清水音羽

「はあ?ちょっと退いて。」


音羽も回したが・・・


清水音羽

「・・・・・ねえ、冗談だよね?・・」


音羽は焦って顔が引きつっていた。


大石大地

「・・・・窓あるよね?」


清水音羽

「ここ2階だよ?下手したら死ぬよ?て言うか余程の身体能力ないと死ぬよ?ああー!ちゃんと運動しとくんだった!なんだよ!このアニメや漫画でありそうなやつ!自分の身に起こるとは思わなかったわ!」


大石大地

「ああ!塾に遅れる。振り替え面倒くさい!あとオレ閉所恐怖症!」


清水音羽

「そうなの?!」


いまは午後の4時半

冬だから暗くなり始める時間帯

でもここ・・


大石大地

「なんで電気無いの?!おかしいんじゃねえの?!」


清水音羽

「落ち着きなよ。流石に無いってことは無いでしょ。どっかにあるよ。」


音羽はそう言って探そうとしたがどこもかしこも物がいっぱいで分からなかった。


大石大地

「内村先生ぜったい恨む!呪ってやる!」


清水音羽

「断れば良かったじゃん!てか私は今だけあんたを恨みたいよ。とばっちり受けてんだよ!」


大石大地 

「だって断れないじゃん!逆に断ったらなんか感じ悪いじゃん!」


清水音羽

「お人よし!!」


大石大地

「ありがとよ!」


清水音羽

「褒めてないよ!むしろ逆だよ!」


大石大地

「優しいねって言ったじゃん!」


清水音羽

「電話のこと?!人って弱ってると何かそうなっちゃうの!」


そんな口論がしばらく続いた。


大石大地

「なんか明かりとか無いかな。」


清水音羽

「窓開けたら少しはマシになるでしょ。外の光とかでさ。」


そう言って音羽は窓を開けた。

すると冷たい風が吹いてきた。


清水音羽

「寒っ・・やっぱり冬だからそうなるか。」


「開けてよ!いい子にするから開けて!」

「ダメよ。一晩中ここで反省してなさい。何ならここで凍死してもいいのよ?あんたみたいな子いらないから。」


大石大地

「・・・・」


嫌な記憶が蘇ってきた。

やっぱり怖いや。


「誰か助けて!!」


僕は悪くない・・・


清水音羽

「大地?どうしたの?顔真っ青だよ?」


大石大地

「あ、・・・」


音羽の声で我に返った。


大石大地

「部活で動いてから時間経ったから冷えたのかも。なんで学ラン着ないかな俺のバカ。」


大地がそう言うと音羽はカーディガンを脱いで大地に羽織らせた。


大石大地

「ちょっ・・お前寒いだろ。」


清水音羽

「女子はセーラー服で生地が厚めだから寒くないよ。大地はワイシャツ一枚でしょ?」


大石大地

「悪いな・・ほんとごめんね。俺のせいで・・」


清水音羽

「気にしないで。どうせ家帰ってもすることないし。恨むとか嘘だから。」





















★清水音羽★

身長→142cm

体重→39kg

バスト→Eカップ

髪型→黒髪ストレートのセミロング

似ているアニメキャラ(性格除く)→School Daysの清浦刹那


★大石大地★

身長→150cm

体重→44kg

髪型→茶髪ベリーショート  

似ているキャラ(性格除く)→ハニーワークスの榎本孝太郎の背が小さくて幼いバージョン


★真城アリス★

身長→155cm

体重→40kg

バスト→Dカップ

髪型→茶髪カールのスーパーロングヘアー  

似ているキャラ(性格除く)→鈴宮ハルヒの憂鬱の朝比奈みくる


★坂下真理亜★

身長→160cm

体重→46kg

バスト→Gカップ

髪型→黒髪ストレートのロングヘアー

似ているキャラ(性格除く)→ボーカロイドの巡音ルカ


★内村陽大★

身長→168cm

体重→54kg

髪型→黒髪ショート

似ているキャラ(性格除く)→寄生獣の泉新一




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