【2.1】『カッコいいヤツら』の話 [その1:横書き]
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【カッコいいヤツら】横書きバージョン
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続きまして「囲む」表現で用いる記号についてです。
さて、ご存じのように「なろう」の本文では、文字体裁の変更ができません。
具体的には、ルビ(ふりがな)はふれますが、文字色の変更や太字変更、アンダーラインなど、HTMLタグやCSSなどを用いて行うデザインが使用不可です。
そのため、文中の語句を目立たせ強調する目的で【カッコ(括弧)で囲む】という手法を多用することになります。
通常、作中人物の台詞は「 」(発声台詞など)や『 』(心中もしくは記憶台詞など)で表現するでしょう。また、地の文でも強調目的でこれらの括弧記号を用いることは多いでしょう。
作者によっては、「台詞」と区別するために、地の文ではあえて別の括弧記号を使われるケースもあるかと思います。
本作は“小説作法”のお話ではないので、どんなときにどんなカッコを使うのか?ということについては触れません。単純に【どんな括弧記号を使うと、どのように見えるのか?】だけをご紹介します。
ということで、今回は「括弧な記号たち」が“フォントによって、どのように違って見えるのか?”です。
第4表【かっこな記号たち】(横書きバージョン)です。
……ま、違うような、別に違わないような。
正直「閲覧時のフォントによる違い」はそれほどありません。「引用符」(いわゆるチョンチョン記号)のみ、フォントによって【前後の文字と、間隔が詰まって見える】問題が生じますので、ご注意下さい。後は等幅記号ですので、見た目の好みで選択されるとよいかと思います。
というか、ここにあげた括弧記号は、これでも一部でしかありません。色々なカッコがありますので、ご自身が「かっこいー♪」(←お約束)と思われるものを使いましょう。
一つだけ注意するとすれば、それが「文字記号」なのか「数式記号」なのか、は区別しておくとよいかと思います。
特に数式記号は、ジャンル(例:SFなど)によっては異なる意味で読者がとらえることもありますので、あまりお勧めしません。(前述の第1・2表「マイナス/プラス/イコール/ホモトープ/同相」なども数式記号)
特に、【山括弧】と呼ばれる記号を用いる場合は【数学における不等号記号】とかなり類似します。また【半角記号】としても存在しますので、変換時にはお気を付け下さい。