【1.2】『まっすぐなヤツら』の話 [その2:二本線]
■2017.03.18_14:15【サブタイトル変更】他のモノと揃えました。
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【横線っぽいヤツら】二本線バージョン
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続いて、“横線2本のパターン”です。
洋風異世界ファンタジーなどの姓名表示などでお馴染みの「=」記号。
姓名を「ショウ=セツカ」と書いたりするヤツです。姓名だけでは無く、固有名詞の造語でも使われる方は多いのではないでしょうか。
なお余談ですが、本来「姓と名」を区切る記号として「=」を使うケースと「・」を使うケースがあります。日本語表現としてはどちらでもOKです。ですが、標準的には「・」で区切ります。詳細は、拙作『N6704DP【西洋風ネーミング雑話】その姓、なにモノ??』をご覧下さい(さりげなく宣伝)
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話を戻して。この記号にもバリエーションがあります。
第2表【横線2本の記号】バリエーションです。
……後述しますが、最終的には「イコール記号(=)」が一番無難です。「ダブルハイフン(゠)」は環境によっては表示されません。
また【日本語カタカナの『に』(ニ)】と、【漢数字の『2』(二)】は大変よく見る入力変換ミスです。お気を付けて!(作者も何度かやってます……)
ということで、おまけに『見た目が似ていて間違えやすい記号』なんかの一例もつけてみました。特に“縦線っぽい”「英字のエル・アイ」や「数字のイチ」は困りもの。「ハッシュタグ」が「シャープ」になっているケースも、ウェブ上では時々見かけます。
これらの多くは「メイリオ」系のフォントではあまり区別が付かないので、表示フォントを変更して確認するか、もしくは文字検索置換をお勧めいたします。
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「横一本線」も「横二本線」も、正直フォントによってはほとんど見分けがつきません。
よって、最終的にはどれを使っても間違いとは言えませんが、気をつけるべきは『同じ作品の中で、使う記号を混在させない』という点ですね。特に公募を目指されるのであれば、この手のケアレスミスは避けるべきでしょう。
どの記号で「横線」などを入力するのか、ご自身の中できちんとルールを決めて、その記号を単語登録したりしておくと良いでしょう。スマホなどの予測変換は、時として「敵」になります。
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今回、各表に記載した記号には全て【unicode(ユニコード)】番号を同掲しました。
文字変換ができない場合は、この番号を手がかりに文字記号を探してみて下さい。PC環境ならIME(日本語文字入力)の[IMEパッド(MS-IME)/文字パレット(ATOK)]などに「unicode表」があるかと思います。そこでunicode番号末尾4桁を手がかりにお探し下さい。(iPhone等ではアプリが必要)
「unicode」は世界標準の文字コード規格ですので、どんな環境でも同じ文字・記号を表示させることが出来ます。逆に、unicodeで規定されていない記号や文字は、閲覧環境によっては表示されませんのでご注意下さい。(いわゆる「外字」扱い)