【0.】 はじめに:記号変換注意報 (+全角スペース入力)
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A.《な……なにぃ~~!! これは――伝説の〈ショウ=セツカ〉の剣!?》
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B.≪な……なにぃ〜〜‼ これはーー伝説の<ショウ゠セツカ>の剣⁉≫
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皆さま。この上記AとBの例示ですが、どのように見えましたか?
全く一緒? 何か少しだけ違う??
さて、間違い探しの答え合わせです。
実は上記のAとBでは【用いた記号は、全てが類似する別の記号】で入力しています。具体的にはAの「《」「…」「~」「!!」「―」「〈」「=」「!?」の記号は、下のBで用いた記号と【全て違う記号】です。あら、びっくり。
今から説明する内容は、だからといってAとBのどちらかが正しくて、どちらかが間違っているという話ではありません。単に【似た記号はいっぱいあるよ!】ということと、【似た記号を区別しても、見る人によっては一緒にしか見えないよ!!】ということをお伝えしたいだけの《余計なお世話エッセイ》です。
自分自身できちんと記号の使用ルールを決めて執筆されている方や、システムやデザイン系の関係者など、もとより気をつけている方々にとってみれば自明すぎる話がほとんどです。しかしながら、近年のスマートフォン&タブレット端末での執筆・閲覧の増加や、ウェブ閲覧時の規程フォント(文字などの表示に使われる字体)の変化に伴い、結構身近なお悩みになってきました。
小説を執筆入力される際の文字変換において『あれ? この記号、どっち?』と悩んだり、『こんな風に書くなら、どの記号?』と困惑したり、はたまた『ちゃんと入力したつもりなのに、PC(逆にスマホ)で見た時は違う感じになってる!!』という嘆きの経験をもつ皆さまに、少しでもお役に立てればと思います。
また、公募を目指されて印刷投稿する場合や、なろうグループの「縦書きPDF」機能を活用される方々などが頻繁に直面する【縦書きにしたら、化けた! ズレた!!】についても実際の縦書き配置にしてみた例などを合わせてご紹介し、皆さまの創作活動がより充実したものになることを僅かながら応援させていただきたいと思います。
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なお、本エッセイで用いた画像は、個人での資料参照のためのダウンロードはご自由になさって構いませんが、フォントライセンスその他の事情も踏まえ、【無断転載・再配布・再加工、等を、固くお断りさせていただきます。】どうぞよろしくお願い申し上げます。
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■iPhone/iPadでの【全角スペース記号】の入力方法■
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本文に書くまでもない「余計なお世話」なので、後書きに。
【iPhone/iPad入力で「全角スペース」を手軽に入力する方法】
※ちょっとした小技です。すでに単語登録などで対応している方には無用の長物です。
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1)入力キーボード欄の【ABC】部分をクリック
※日本語ローマ字入力なら[スペースキーの横]に、
日本語かな入力なら[左側“あいう”の上]にあります。多分。
⇒2)【全角】部分をクリック
※日本語ローマ字入力なら[改行キー]の下に、
日本語かな入力なら[右側の一番下のあたり]にあります。多分。
⇒3)「スペースキー」もしくは「空白」で、スペースを入力
★これで【全角スペース】が入力できます。
⇒4)【あいう】部分をクリックして、元に戻る
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手間と言えば手間ですが、入力を切り替えるだけなので手軽に出来ます。
もし苦労されている方がいらっしゃいましたら、お試しあれ。
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ちなみにiPadでも「フリック入力」に出来ますよ?
[設定]→[一般]→[キーボード]で【キーボード分割】をON
※[キーボード]に『日本語かな』を選択登録しておいて下さい。
⇒『日本語かな』の文字入力画面で【キーボードマークを長押し】→[分割]を選択
※長押しして分割がでたら、指を離さずに移動して下さい。
……そんな作者は、実はガラケー信者。