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31歳からの魔法学校  作者: アイチー丸
5/11

1回戦始まる!?part2

「では!第2試合を始めたいと思います!!難波 ヨクネル 対 石川 白牙ビャクガ両者

いざ尋常に、勝負始め!!」


「まあ2試合目は難波だろうな、なんせ難波は選手権3位の実力者だからな。」前回からの解説をしていたやつが予想をしていた。

「てゆうかだれだあの石川ってやつは見たことがねえぞ。なんでサングラスかけてんだ?白髪多っ」などいろいろなヤジが飛んでいた。


「君、棄権してもいいよでゅふふ、ぼおくにかてるわけないんだからあさあ」ひどくねちっこい話し方の難波に対し石川は「......」無言で返した。


「へぇ無視か、じゃあ君には爆音寝息ピーピーゴーゴーの餌食になってもらおうかなあ」

と言い放った難波は横になりなんと寝てしまった。


「あ、ああれは!!み、みんなああ耳を塞げ!!!鼓膜が破れるぞ!!!」解説の生徒がそう叫んだ。

「あれは難波ヨクネルの必殺技、爆音寝息ピーピーゴーゴーあいつは授業中の居眠りで先生に怒られ逆切れとして使ったらなんかすごい強かった技だ」

爆音の衝撃波が会場を襲っていた。

「あの技をあんな至近距離で受けている石川はただじゃすまねぇ!!ってなに!!??なぜあいつは平気なんだ!!??」解説の生徒の目には間違いなく何も動じない石川の姿がいた。

一歩また一歩と寝ている難波に近づいている。

石川の耳には耳栓があった。

「あいつ!難波対策で耳栓をつけてやがったのか!?策士かあいつはっ!?」

「だがなぜあいつは難波に攻撃をしないんだ?」といった瞬間。

「勝者石川 白牙!!」司会のコールが鳴り響いた。会場中がどよめいた。

「なぜだ!試合の途中だろ!」などのヤジがあったが。

「ただいまの勝負難波選手ダウン10カウントのため勝者は石川選手とさせていただきます」と説明があった。

「ば、ばかな?あいつまさかそれを見越して?い、いやそれはない。だが、なぜ?」解説の奴が混乱していた。

「第3試合を始めたいのですが難波君をどかすのを誰か手伝っていただけませんか?」とアナウンスがかかった。

「拙者がどかしてしんぜようか?」石川が初めて口を開いた。

「あ、ああ頼むよ」と先生が言うと石川は難波の巨体を蹴り上げ校舎にめり込ませた。

「な、」会場中のどよめきが増した。

「これでいいかい?」ニヤっとした瞬間司会の背筋が凍りついた。

「こいつは今までの生徒の中で一番やばいかもしれない」


一方、侑李は勇人の元へ行った。

「なんかアドバイス的なものとかないかな?」

勇人は「知らねえよ。なんで俺に聞くんだよ。早く行けよ」と冷たくあしらった。

「ご、ごめんね。でも、僕うれしかったんだ。初めて誰かに守られた感じがしてさ。」

「別に守ってねぇよ、てめぇの弟がむかついたからやり返しただけだっての」と勇人は呆れながら言い訳をした。

「うん、でも初めて友達って感じを味わえたっていうのかな?はは!!とにかく僕頑張るよ!!応援してて!」といって小走りで会場に向かった。

「ふっ、ブサイクがなにいってんだか」勇人は少し笑ってそう言った。

そして侑李の姿が見えなくなったのを確認した後に「頑張れよ、侑李」そうつぶやいた。

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