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シングルマザーの恋  作者: さくら
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第ニ話

読んでくださり、ありがとうございます。初めての執筆で至らない点は多くありますが、よろしくお願いします。

アズミが結婚したのは20歳になる誕生日のすぐあとだった。

その時には既に夫になる人の子を妊娠していた。

相手は6歳年上の「和樹(カズキ)」。


失恋直後のアズミにとって、優しく包んでくれた大人の和樹は魅力的で好きになるには時間もかからなかった。


一方で和樹もまた、弱々しいアズミがかわいくて仕方なかった。

2人は交際1年も待たずに結婚した。


また同じ頃、親友のナナも妊娠していた。

ナナはアズミより数ヶ月早く、結婚していた。


あまり人付き合いは得意ではなかったアズミとナナは互いに友達と呼べる人も1人だった。


アズミはなんでもナナに1番に報告したし、ナナもアズミに1番に報告した。

そして2人は互いの喜びは自分のことのように喜び、互いの悲しみもまた、自分のことのように悲しんだ。


2人の子は数ヶ月の差で学年が違うことになったが、2人目は学年も同じになった。

結婚、妊娠、出産がほぼ同じタイミングになったのである。いくらかナナの方が少し早かったが...。


一方で先に夫婦として破綻したのもナナだった。

2人目が産まれてから急に夫が暴力をふるうようになった。

ナナは「麻耶(マヤ)」と「(タケル)」を連れて別居し、去年アズミより1年早く離婚が成立していた。


アズミが破綻したのは、夫からの「モラハラ」であった。

また途中から夫は浮気をしていて、生活費も渡されずアズミ達親子は苦しい生活を強いられていた。

そんなアズミを献身的に支えてくれたのもナナだったし、離婚への準備を手伝ってくれたり教えてくれたのもナナである。

子どもが小さくて思うように働けないアズミのために、夜はナナが子ども4人を面倒見てその間にアズミは居酒屋でアルバイトをした。


アズミは慰謝料はなく、養育費だけはもらうという形で決着がつき、晴れて離婚となった。

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