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第一章 噂

      踊り場の大きな窓 

 これは、3年生の頃の話。私の幼馴染の、坂井 ゆなは、霊感があって、いつも私を怖がらせていた。

 そんなある日。

東雲 哀ちゃんがこんな事を言った。

「踊り場にある、あの大きな窓。じつは、十時から十二時の間に、窓を五回ノックをすると、何か変化が起こるんだって!」

どうせただの噂でしょ、なんて思っていると、田中 悠介が、言った。

「なんだそれ!楽しそう!よし、十時に一永公園に集合な!俺達もやるぞー!」

でも、私と哀ちゃんは優しく断った。だって、怖いの苦手だし、きっとただの噂だし!

でも、ゆなが

「お願い!一緒にやってみようよ!」

って言ってきたから結局、私たちも行くことになった。

 当日。

 私と哀ちゃんはおかあさんに言っておいたけど、ゆなと悠介は、バレずに家から出てきたらしい。

 学校につくと、ゆなは学校にズカズカとはいって行った。私達はゆなのあとを追う。

 踊り場につくと、哀ちゃんは

「誰がノックする⋮?」

と言った。

「ここはやっぱりあたしか悠介だね!」

とゆながじゃんけんのポーズをする。

でも、悠介からの返事はない。

えっ、悠介、こういうのはいつも真っ先にてをあげるのに⋮。

まさか幽霊!?でもノックしてないし⋮。

と思って悠介を見ると、もう5回ノックしていた。

「はあぁ!?何やってんの!?あたしもノックしたかったー!」

と、ゆなと悠介で喧嘩している隣で哀ちゃんが顔を真っ青にして立っていた。

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