第181話 改めて…私のギルド、やばいよね?!
レギエルデのレクチャー。
それを終え私は今執務室でリンネとファナンレイリ、そしてマルレットの4人で少し休憩をしているところだ。
「ふふっ。美緒、お疲れ様」
「うん。美緒さっきスッゴクかっこよかった♡」
目を輝かせるマルレット。
この子は本当に可愛い。
「ありがとう。でもやっぱりかなわないな…レギエルデとコメイ…心強いけどね」
「まあね。流石は頭脳特化のメインキャラクターの二人よね。ねえ美緒?」
「うん?」
紅茶を飲み、喉を湿らす私。
そんな私にリンネが少し真面目な表情で問いかけた。
「うちのギルドの皆って、実際どの程度なの?美緒の同期で能力とかは何となく伝わっているけど」
「あー、うん。確かに確認必要かもね。…えっとね…」
私は自分の脳内で整理をしながらリンネとファナンレイリ、マルレットと同期を始めた。
確かに今まで詳しい能力値とかの同期は行っていなかった。
皆に伝える前に取り敢えず4人での共有を図ろう。
そう思い私は『同期』でつかんでいる、皆の力を脳裏に描き始めた。
まずは私自身から。
※※※※※
守山美緒
レベル 442
種族:亜神
性別:女性
年齢:18歳
メインジョブ:麒麟児207/99
サブジョブ:剣聖25/99
※コンプリートジョブ
《軍師・魔法使い・僧侶・賢者・聖魔賢者・モンク・武闘家》
※コンプリート特典
《物理+45%・魔力+60%・混成魔法発動・特殊身体操作・相乗効果増大》
※特殊付与
《身体能力向上(極)・常時自動回復(極)・物理魔力常時障壁発動・異常状態無効》
※特殊スキル
《時渡(中)・超元インベントリ・念話・錬成・錬金術・同期・任命・指示・設置・転移・隔絶解呪・リーディング(限定)・因果収束・未来視・予定調和(弱)・運命介入・魅了(極)》
※保持称号
《ゲームマスター・バイステンダー・超絶美女・チーフシェフ》
※ホルダー特典
《レベル上限撤廃・バフ効果増強(200%)・各種能力向上》
※※※※※
あー、うん。
マジでヤバイね。
本当に私『亜神』になっちゃってた。
ハハ、ハ。
ステータス…すべての数値10万越え…
もう、何も言うまい。
コホン。
…次は私の次に強いミコト。
※※※※※
ミコト
レベル 412
種族:伝説の神獣:覚醒九尾
性別:女性
年齢:15歳(実年齢5000歳?)
メインジョブ:─
サブジョブ:─
※特殊スキル
《妖魔召喚・インベントリ・変態・究極魔法・物理耐性(極)・魔法耐性(極)・精神異常無効・魔妖力コントロール(中)・百合・念話》
※保持称号
《デーモンガイド》
※※※※※
まあミコトは。
伝説の神獣?
あー、私の隔絶解呪で真の覚醒果たしたんだね。
うん。
凄まじい強さを持っている。
一応彼女は妖魔の頭領。
ヒューマン族の様なジョブはない。
何しろ九尾に変態すると、攻撃の数値は50000を超えてくる。
まさに災害レベル。
…百合?
コホン。
次はナナかな?
※※※※※
ナナ(エルファス・レリアレード)
レベル 372
種族:ヒューマン
性別:女性
年齢:17歳
メインジョブ:姫騎士207/99
サブジョブ:探究者188/99
※特殊付与
《身体能力向上・異常状態耐性(強)・物理耐性(極)・魔法耐性(強)・アーツ桜花絢爛》
※特殊スキル
《食材調達S・食材調理S・インベントリ・転移・恋する乙女・破壊の極み・究極魔法・テイム・念話》
※保持称号
《ウルティメートプレデター・五つ星》
※ホルダー特典《レベル上限撤廃・能力向上》
※※※※※
ナナもメチャクチャ強い。
うん?
恋する乙女?
…あー。
うん。
…もし好きな人と結ばれるとその力は爆発的に増加する?
レギエルデと、そ、その…
能力値150%上昇?
ハハ、ハ。
ノーコメントで。
コホン。
次はマキュベリアだね。
※※※※※
マキュベリア
レベル 289
種族:吸血鬼の真祖
性別:女性
年齢:3886歳
メインジョブ:破壊の使徒99/99
サブジョブ:古代魔術士99/99
※特殊付与
《血液吸収覚醒・常時自動回復・物理魔力耐性(極)・異常状態無効》
※特殊スキル
《眷属化・人体操作・インベントリ・先祖返り・妖魔の統率者・両刀使い・精気吸収・念話》
※保持称号
《ヴィルトゥオーゾ》
※※※※※
マキュベリアはまさにオールラウンダーだ。
物理戦闘も魔法戦闘もとんでもない高い熟練度を持っている。
何よりもこの前のノブナガ戦で手にした『妖魔の統率者』
これによって眷属はさらに強化される。
…もうジョブはカンストしている?
そっか。
レベル上限撤廃はないんだね。
もっとも実は表示されないだけで、熟練度は上昇を続ける。
だから同じ99でも、実は違う。
長き時を超えているマキュベリア。
恐らくその力はとんでもないはずだ。
…転職とか興味あるのかな?
今度話し合ってみよう。
それにしても『両刀使い』??『精気吸収』???
まったく。
コホン。
次はレイリ。
※※※※※
ファナンレイリ
レベル 227
種族:精霊王
性別:女性
年齢:2886歳
メインジョブ:統率者99/99
サブジョブ:魔導士99/99
※コンプリートジョブ
《魔法使い・僧侶・賢者・召喚士・錬金術師》
※コンプリート特典
《物理+25%・魔力+50%・混成魔法発動・究極召喚・錬成》
※特殊付与
《常時自動回復(大)・物理魔力常時障壁発動・異常状態耐性(極)・神代魔法》
※特殊スキル
《インベントリ・念話・錬金術・ワームホール設置・解呪・未来視(弱)》
※保持称号
《スピリットキング》
※※※※※
うん。
ここまでが我がギルドのトップ5。
全員女性なんだね。
…まあ、人外?
一応ナナはヒューマンだけど…
彼女も転生者。
そしてレイリ以外はメインキャラクターだ。
たぶんこれからの戦い。
色々な特殊能力も必要になってくる。
特に悪魔は多くの権能をもっている。
逃すわけにはいかない。
※※※※※
「えっと。とりあえずうちのトップ5はこんなところかな」
「…はあ。私すっごく強くなったのに…それでも5位なんだね…なんか自信無くしちゃう」
思わずレイリが零す。
何故かリンネはジト目だし?
マルレットはぽかんとしちゃってる?
「あー、でもたぶん実際の戦闘だと、まだまだマールが強いかな。あの人天才だしね」
能力値を超えてくる超絶者マール。
彼の力もミリナと結ばれたことでさらに伸びていた。
(一応他の皆のレベルと称号くらいは纏めておいた方がいいかな)
私はさらに、脳裏に大好きな皆を思い浮かべていた。
「面白かった」
「続きが気になる」
と思ってくださったら。
下にある☆☆☆☆☆から作品への応援、お願いいたします!
面白いと思っていただけたら星5個、つまらないと思うなら星1つ、正直な感想で大丈夫です!
ブックマークもいただけると、本当に嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします。




