表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/69

66.【番外編】そうだ!雪山へ行こう!その5



 昼食後は颯太くん、キヨくんとは別行動で、マナトくんと碧ちゃんと私の3人で遊んだ。


 リフトに乗っていて、寒くなってきたなー。と思った。



「少し曇ってきたねー」


「うーん。凹凸が見にくくなってきたから、これか、次でラストにしようか」


「だねー」



 滑り初めて少しした所に、5歳くらい?の小さな子ども2人とお母さんらしき人がコースの端にいる。


 ブーツが傍らに置いてあり、1人の子どもさんが座っていて、お母さんが足を見ている。


 意思表示をする為に後ろを振り返ってマナトくん達に、あっちに行くよー。と指差して滑り寄り「どうされました?」と声を掛けるていると、マナトくん達も来てくれた。


「あぁ、2人でぶつかって足を挫いてしまったみたいで…」


 チビちゃん達の顔を見ると、2人とも目と鼻が赤くなっていた。泣いていたんだろうか。


「…ママ…りも…お膝…痛い…」と立っている女の子が言った。


 あちゃー。「痛いねぇ。大丈夫?私、救護の人呼んで来ましょうか?」


「いや、俺達が運ぶよ。ここに座って待ってたら身体冷えちゃうし。トミー…抱っこして運べるよね?」


「ふふん。誰に言ってるの?当たり前じゃん」


 マジで!?スーパーヒーローやんけっ!

心の中で唾が飛ぶ。



 私は、膝が痛いと半泣きの女の子に膝を付いて目線を合わせる。


「お膝が痛いの?我慢できて偉かったね!私はシアンだよ?お名前はなんて言うの?」


「しおりちゃん…」


「しおりちゃんって言うの?可愛いお名前だねぇ。スキー板外すの手伝ってもいいかな?」


 しおりちゃんが頷いてくれた。


「お姉ちゃんの肩持っててね?」


 ビンディングを手で押して外させる。


「あ、ありがとうございます!詩織もお姉ちゃんにありがとう言ってね?」


「ありがとう…」


「いえいえどういたしまして。じゃあ、ブーツとスキー板は私が持つね?」


「あぁ、うんお願い」


「すみませんストックお願いしても良いですか?」


 と、お母さんにお願いする。


「あ!はい!大丈夫です!いっぱい持たせてしまってすみません。ありがとうございます」


 足首を捻った女の子にマナトくんが話し掛けた。


「大丈夫?」と小さい子に優しく声を掛けるマナトくん。


 きぇーーーーー!!かっこぇ〜!

おっと取り乱してしまった。脳内のヨダレを拭う。


「君は?お名前なんて言うの?俺はマナトだよ」


「…ひなちゃん」


「ひなちゃんか。よろしくね。じゃあ、行こうか。シアン気を付けて降りて来てね。トミーもスピード出しちゃダメだからね」


「もぉ分かってるよぉ〜」


 マナトくんが足を挫いた女の子をさっとお姫様抱っこする。


 わぁ…私の主人はカッコいい…。


「しおりちゃん大丈夫?僕あおいだよー?よろしくねー?」


「うん」


 しおりちゃんを難なくお姫様抱っこした碧ちゃんもカッコいい。

けど可愛い…。



 2人分のスキー板とブーツを1つ抱えて滑り始めると、ビックリするくらいバランスが取りにくくて焦った。


 マナトくん達を見ると、かなりスピードを抑えて滑っていて、子どもを抱っこしていても全く問題なさそう。


 ヤバーカッコイイ〜!きゅんきゅんしちゃう。


 急いで先に滑り降りて自分の板を救護室の近くに板を立て掛ける。


 近くに止まったマナトくんと碧ちゃんに駆け寄って2人のビンディングを外す。


「シアンありがとう。どうやって外そうか…と思ってたトコだった」


「んふふ。とんでもないですよぉ。ドア開けるね!入る時に足ぶつけないように気を付けてあげてね?」


「うん」



 救護室のベンチに座って、子ども達を膝に乗せたまま、マナトくんと碧ちゃんがゴーグルを外す。


「「わぁ…」」


 ひなちゃんとしおりちゃんが同じタイミングでそれぞれの(椅子)の主を見上げて感嘆詞が口から溢れた。


 しおりちゃんとひなちゃんのママは「本当にありがとうございます!」と、恐縮しきりだった。


 子ども達の怪我は、骨に異常はなく、すぐに良くなるとの事だったので、患部を冷やしたり湿布を貼って処置をしてもらった。マナトくんと碧ちゃんの膝の上にそれぞれ座ったまま。


 くぅ〜。尊い…。


「ねぇねぇマナトくん、碧ちゃん。しおりちゃんとひなちゃんのママが、着替えて帰る用意をする間、子ども達とロビーで待ってても大丈夫?」


「もちろん」「大丈夫だよぉ」と快く返事をしてもらった。


「え!いや…そんな!これ以上ご迷惑を掛けられません!」


「いやいや、迷惑だなんてとんでもないです。困った時はお互い様ですよ?」


「ママが帰る準備してくれてる間、僕たちとお話ししてようねぇ?」


「うん…」しおりちゃんは碧ちゃんに顔を覗き込まれて恥ずかしそうにしている。めちゃくちゃ可愛い〜!


「…あおい…ちゃん…?」と、おずおずと碧ちゃんを見上げて首を傾げるしおりちゃん。


 超絶可愛い。可愛いと可愛いがひしめき合っている。


「ん?僕の名前だよ〜?」


「お名前は…知ってるんだけど…」


「うん?どーしたの?」


「あ…あおいちゃんは…女の子なの…?」


「…?僕男の子だよ?」ちょっと困った顔で微笑む碧ちゃん。


「よ、よかったぁ…。しおり女の子を好きになっちゃったのかと思ったぁ」


 っんまぁ!あらあらあらあら!きゃー!初恋じゃーん!可愛い〜!


 んふんふんふんふっ( ⸝⸝⸝⁼̴́◡︎⁼̴̀⸝⸝⸝)


「僕の事好きになってくれたのぉ?嬉しいなぁ。じゃあ両想いだね」とにっこり笑う碧ちゃんに、しおりちゃんは顔が真っ赤になってしまった。


 ふわぁ〜!!碧ちゃん…。女の子喜ばせるの上手だけど、恐ろしい…。



 少しして戻って来た子ども達のママにこちらが()(たま)れなくなる程お礼を言われて別れた。



 私達も良い時間だし。と、今日は上がる事にした。




最近下ネタ少なくてすみません。鼻水出るくらいのヤツをかまそうか迷い中です。いやでもBANされたら笑うし…。でもでも出勤中の読者さんをにやけさせたいし…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ